東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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kadohara@joy.ocn.ne.jp
白鳥4丁目押草団地

日本共産党 かどはら武志の一般質問は3月10日(木)の2番目

2011年02月15日 | 東郷町議会

 東郷町議会の3月議会の日程が決まりました。2月25日(金)に開会し、3月22日(火)に2011年度予算案などを採決して閉会します。

 また今回の議会では13人の議員が一般質問に立ちます。いつもよりやや少なめです。

 私、日本共産党のかどはら武志は3月10日(木)の2番目に一般質問を行います。午前9時開会ですから10時ごろからだと思います。

 また、この日には一般質問終了後、2011年度予算案などの議案に対する質疑も行われます。私は質疑も行う予定です。

 どうぞ、お気軽に傍聴にお越しください。傍聴席(役場4階)は出入り自由です。ただし傍聴席は私語や飲食が禁止されているので、そうした決まりがわずらわしいと思う人は、役場1階のロビーのテレビモニタでも見ることができるので、そちらをどうぞ。

 日程や各議員の一般質問項目などは東郷町議会のホームページをご覧ください。http://www.town.togo.aichi.jp/Contents/ePage.asp?CONTENTNO=6346&PNO=

かどはら武志の一般質問項目

 3月議会では、大きく2項目について質問します。

 まず「施政方針について」ですが、2月8日に発表された2011年度の町長の施政方針(3月議会の初日、2月25日に町長が行う施政方針演説の内容)について質問します。

 これまでは、町長の考え方や施策の内容について質問することが多かったのですが、今回は「これ、足りないんじゃないですか?」という聞き方を中心にしようと思いました。特に学校の教育関係では、学校校舎の耐震化が完了し、次は老朽化への対応へと移っていくのですが、これはぜひとも勧めていかなければならないことですが、施政方針を読むと「箱=ハード」だけが目に付きます。一方、少人数学級といったソフト面での充実が目に付かない感じです。

 こうした「足りない部分」を補うという提案型で行きたいと思います。

 ただし、今回の施政方針で表明された「地方税滞納整理機構」の立ち上げについては、問題点がないかを質していきます。これを取り上げるのは、無理な差し押さえが増えるといった先行事例があり、懸念があるからです。

 次に、指定管理者が運営している町の施設(町民会館、いこまい館、体育施設など)の使用料についての考え方を確認します。ここでは、昨年12月に、町内の障がい者団体が、クリスマス会を開くために町民会館の会議室を使ったとき、従来は無料だったのに、そのときから有料とされ、そのときは急だったので社会福祉協議会が立て替えたという事例(後に町が無料決定し、指定管理者が社会福祉協議会に返金)を元に、町の考えを確認します。

 では、少し長くなりますが、以下に質問項目を紹介します。

 

1.施政方針について

1)子育て支援について
①子どもの通院費全額支給の対象を小学校6年生までに拡大するのは一歩前進だが、せめて近隣市で実施されている中学3年生までを目指すべきだと思うが、どうか。
②病後児保育というものが住民にとって理解しやすいか。病児保育ではない理由を今一度説明してほしい。

2)健康づくりについて
①国保の特定健診無料化は予防を重視する考えから評価できるが、更にメニューを広げることが受けてみたいという動機付けになると思うがどうか。
②がん検診をはじめとする検診の負担軽減も考えなければならないと思うがどうか。

3)子どもの教育について
 耐震補強が完了し、建物の安全確保という最低限の目標は達成された。次はより良い学習環境の保障が重要だと思う。そのことについて伺う。
①少人数学級の対象拡大、あるいはより少人数にすることについて
②公私格差が拡大した中での東郷町独自の私学助成復活について

4)地方税滞納整理機構の設立について

①東郷町単独ではなく共同事務化する狙いは。
②「高額、困難案件を中心とした高額・困難案件の滞納額の縮減を図るため、」とのことだが、「高額、困難案件」の判断はどうするのか。
③滞納整理を含む収納事務の中心はこれまでどおり町だと考えていいか。
④機構が担当する案件の町との関係はどうなるのか。債権譲渡のようなものと考えられるのか、携わる職員が変わるだけなのか、それとも共同で解決に当たるのか。機構が関係するようになった滞納者の相談窓口、納付窓口はどうなるのか。
⑤町の収納事務費の費用の節減につながるのか。予定では1名を派遣するとのことだが、収納課の職員は1名減るということか。
⑥一部事務組合や広域連合などとせず任意組織にした理由は。
⑦滞納額の縮減や徴収事務に関する知識及び技術の向上といった目的が達成されれば解散するのか。

5)産業活性化について
 小規模事業者登録制度は役場の仕事を町内業者にしてもらうための仕組みとして重要だが、町内業者の仕事を起こすための方法についての考えは。

2.町民会館、いこまい館、体育施設の使用料について

1)町が使う場合の現状について説明を。また今後の考えは。
2)町内団体が使う場合の現状について説明を。また今後の考えは。
3)昨年12月に障がい者団体が町民会館の会議室を使ったとき、前年度までは無料だったのに今年度から有料になり社会福祉協議会が負担したことについて
①なぜ料金が発生したのか。
②今後も障がい者団体など社会的弱者が負担しないようにすべきだがその考えは。

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みよし市「さんさんバス」 乗合タクシーとの組み合わせで便利に(経済建設委員会研修報告)

2011年02月07日 | 東郷町議会

 1月13日に行われた東郷町議会経済建設委員会県内研修の報告の続きです。

 今回はみよし市の「さんさんバス」について報告します。

さんさんバス運行の背景

 みよし市の公共交通は、人口の急増期に、マイカーの急増と相反するように市内の路線バスが衰退するという、東郷町と似た経過をたどってきました。住民の意識でも、住みにくい理由のトップに「交通の便の悪さ」が来るというのも東郷町と似ています。

 みよし市では、市内交通空白地帯の解消や高齢者などの社会参加の支援、公共施設などへの交通手段の確保を目的に、2001年4月から2路線、1日6往復で「さんさんバス」の本格運行を行い、現在ではバスを2台追加し合計4台で2路線、1日11往復での運行をしています。

乗合タクシーと組み合わせて広くカバー

 みよし市ではさんさんバスの2路線で市域の大部分をカバーしていますが、一部ではさんさんバスの利用が難しい地域も残されており、全住民のニーズに応じるために乗合タクシーが導入されました。これにより、さんさんバスの人口カバー率が96%(乗合タクシー導入時)だったのが、ほぼ全住民をカバーできるようになりました。乗合タクシーの運行目的は、具体的には

  1. さんさんバスのバス停から半径500m以内をバス便利地域としその地域から外れる交通不便地区の解消
  2. バスのサービスレベルの確保(バス路線を長大路線にしない)

の2点です。こうした目的を満たすために乗合タクシーの乗降場が市内のさんさんバスのバス停から離れた場所に設置され、乗合タクシーでバス停まで行ったり、逆にバス停から乗降場まで乗合タクシーで行くことができます。 乗合タクシーに乗るときは、さんさんバスに乗るときと同じように100円の乗車賃を払い、バスへの乗り継ぎ券を受け取ります。バスから乗合タクシーに乗り継ぐときも乗り継ぎ券を受け取ります。こうして、目的地まで100円で行くことができます。

(詳しい利用方法は、みよし市ホームページの「乗合タクシーについて」をご覧ください。)

他の公共交通との連携

 三好ヶ丘ニュータウン内では、さんさんバスが運行されていない早朝・夜間に、三好ヶ丘駅を起点とする三好ヶ丘ループバスが民間のタクシー会社により運行されています。さんさんバスには割安な回数券がありますが、ループバスの回数券との相互利用が可能です。

 隣接する豊田市との相互乗入れでは、乗合タクシーが豊田新線浄水駅と豊田厚生病院へ乗り入れています。浄水駅と豊田厚生病院では、とよたおいでんバスとの乗り継ぎが可能です。また、さんさんバスの「明知下公民館」バス停まで、豊田市高岡ふれあいバスが乗り入れており、これを利用すれば名鉄三河線若林駅まで13分で行くことができます。

 日進市、東郷町との連携は今後の課題とされています。

「東郷への乗り入れをぜひ」と伝える

 ところで乗合タクシーの乗降場には、「三好西口地区」など、東郷町のすぐ近くにあるものもあります。(「三好西口地区」は北山交差点から東へ行き境川の橋を渡った所にあるコンビニ付近です。)

Img_4417_2  私は「いこまい館を利用するみよし市民のためにも、もう少し伸ばして東郷町内に乗り入れれば、みよし市にとってもメリットがあると思うが」と質問しました。回答は「名鉄バスとの競合など問題があるので難しい」というものでした。

 東郷町には、みよし市民病院や買い物のために、じゅんかい君をみよし市に乗り入れてほしい、という要望があります。もし、乗合タクシーが東郷町まで乗り入れてくれれば、じゅんかい君を乗り入れるまでもなく、ある程度は目的が達成できると考え、少々図々しいかとは思いましたが、質問させていただきました。

 回答は先ほどのとおりですが、他にもみよし市にとっての利点を量りかねるという理由もあったと推察されます。

 これからは、隣接する自治体がお互いに要望や問題点について話し合い、お互いが便利になる方法を探っていくべきだと思いました。例えば、じゅんかい君のバス停をみよし市境にできるだけ近づけるから、乗合タクシーの乗降場も東郷町に近づけてほしい、という話し合いも可能ではないでしょうか。役所同士の手間も少なくし、名鉄バスとの競合をさけながら、お互いの住民の利便にはどうすればいいのか、真剣な探求が求められると思います。

(「こんにちは日本共産党東郷支部です」1月30日付より)

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