東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

連絡先090-1835-5649
kadohara@joy.ocn.ne.jp
白鳥4丁目押草団地

今年が終わる前にまとめて12月議会報告

2009年12月31日 | 東郷町議会

 月をまたいでも別にどってことないのに、年をまたぐのはあまりいい気がしません。

一般質問

子ども医療費については前進なし、ということはすでにご報告しました。引き続き頑張ります。(最近、このセリフが多いなあ…)

地域交通についての名鉄バス押草団地線撤退への対応についても、ご報告済みです。もう一つのテーマ、町全体の交通網の抜本的強化については、じゅんかい君の便がせめて1時間に1本になるよう、バスの台数を倍加することと、西コースの町外へのアクセスを良くするために、緑区にある名古屋市バス緑車庫バス停への乗り入れを提案しました。

 私がバス台数の倍加を提案しているとき、議場からどよめきとも、笑い声ともつかぬ声が上がりました。思わず、「こういう発言をしているときに笑い声が上がるということは、私が言っていることが荒唐無稽だと思われているということでしょうが、私は荒唐無稽とは思わない」と言いました。まあ、答弁も「考えない。今は4台の中で何ができるかを考える」というものでしたけどね。

 でもね、お年寄りからの免許証の取り上げが進んで、これからはクルマの運転ができない人が増えるでしょ。せめて1時間に1本は来ないと、使い勝手が悪いし、公共交通としての信頼も得にくいと思います。小さい車両でも、今の買取方式でなくてリースでもいいから、真剣に考え始めるべきですよ。

 緑車庫はですね、地下鉄原駅や平針駅、来年度に地下鉄桜通線の駅が開業する予定の徳重へのバスの他に、東郷町民の利用者も多い藤田保健衛生大学病院へ行くバスも出ています。私が一般質問する前日の箕浦議員(公明党)も同じような考えを提案されましたが、こちらはより東郷町に近い市バス白土バス停を提案。ただしこっちは藤田保健衛生大学病院行きはありません。

 東郷町の白土から緑車庫バス停までの距離は1300mほどで片道約3分(白土までは450mほどで片道約1分)と、じゅうぶん検討に値すると思います。

 答弁は、この提案への直接の言及はありませんでしたが、東コースや南コースの日進駅への乗り入れの可能性に触れつつ、「いろんな可能性について検討しているので、いろいろ提案してほしい」というものでした。

東郷町施設サービス株式会社については、町当局と会社との連絡が不十分だったことが浮き彫りになりました。この議会では、いこまい館や、町教育施設(体育館、体育施設など)を、再度、施設サービス㈱を指定管理者に指定する(3年間)議案もありました。私たち日本共産党も賛成しましたが、今後は町の方針と齟齬を来たさないよう、またきちんとした管理がなされるよう期待しております。

情報公開については、電磁的情報(録音テープなど)の複写での開示を求めました。情報公開請求で録音テープなどの開示を求めるとき、複写での開示がなく、役場で視聴するしかないので、時間的制約があるなど住民にとって不便です。

 最初の答弁は、部分開示の決定がされたとき、紙情報では公開してはならない個人情報は黒塗りで対応できるが、電磁的情報では黒塗りができず、部分開示するには特別な機器という技術的問題があるので、考えない、というものでした。再質問で、日進市が電磁的情報も複写で交付することを決めている(日進市情報公開条例施行規則別表)ことを示し、実施を求めたところ、「研究したい」という答弁を引き出すことができました。

指定管理者の指定についての4議案に賛成

 日本共産党は、いこまい館、町教育施設、ふれあい広場(以上は東郷町施設サービス株式会社を指定)、ワークプラザ(シルバー人材センターを指定)の指定管理者の指定についての議案に賛成しました。

 私はいこまい館の指定についての議案で賛成討論をしました。紹介します。

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 議案第96号 公の施設の指定管理者の指定(東郷町町民交流拠点施設イーストプラザいこまい館)に、賛成の立場で討論します。

 指定管理者制度に対する私の考えを申しますと、この制度の推進には基本的に反対です。その主な理由は、自治体とは縁もゆかりもない企業が参入して地域の実情を無視した施設運営が行われたり、企業が採算性などの都合で撤退して施設運営のノウハウが継承されないなど、住民の要求に沿った責任ある施設運営が行われなくなる恐れがあるからです。また近頃クローズアップされてきた問題として、足立区立図書館で指定管理者の社員だった館長が雇い止めされるなど、施設で働く人が安心してやりがいを持って働けないという状況が生み出されていますが、これはコスト競争による賃金の抑制が原因です。コスト競争は賃金抑制だけでなく、サービスの質そのものにも直結し、民間企業同士の競争によって、公共施設の運営に「安かろう悪かろう」という状況が生み出されることも、指定管理者制度は積極的に導入すべきでないと私が考える理由です。

 こうしたことは、指定管理者制度が、公募が原則であることから出てくる問題点です。しかし今回の議案は、東郷町公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例第2条ただし書きの、指定管理者の指定を公募によらない場合についての規定に従い、公募によらず東郷町施設サービス株式会社を指定する提案なので賛成すべきだと考えます。

 東郷町施設サービス株式会社は、前身の公共施設管理協会のころから東郷町の公の施設の窓口業務等で実績があります。私がこの議会での一般質問で指摘したように、町当局との連絡が不十分であるなどの改善すべき部分がありますが、町行政の意向を適切に汲み取れる立場にあり続けたのは事実だと考えられます。いこまい館の運営で、公募により他の企業等を指定管理者にしても、この特性において東郷町施設サービス株式会社より優れた企業が現れることは考えられず、公募を行わなかったのは妥当な判断だと考えられます。

 さらに言えば、平成16年2月の臨時議会での、いこまい館の指定管理者の初めての指定についての審議で、よっぽどの事由がない限り、東郷町と施設サービスがある限り、この形で行きたい、という答弁がありましたが、それに沿って妥当な判断がなされたと考えます。

 また公募した場合、万一、東郷町施設サービス株式会社が競争で負けた場合、この会社が担ってきた雇用について、町が責任を持って維持するという条件はなく、この点からも公募しなかったのは妥当な判断です。

 なお、この議会での町長の答弁で、3年後には東郷町施設サービス株式会社を競争に耐えうる会社にして、公募を目指すというものがありましたが、何をもって競争力とするのかが不明確で、低コストを目指す方向だけがことさら評価され、いこまい館の運営に「安かろう悪かろう」が持ち込まれる恐れがあります。また、公募で他の会社が勝った場合、いこまい館運営で蓄積された経験が引き継がれないと考えられます。よって、3年後も公募はせずに東郷町施設サービス株式会社を指定管理者に指定すべきであると、現時点でも判断できます。

 なお、指定管理者によらず直営での運営はどうかという考えもありますが、現在の東郷町の職員の体制から、直営でいこまい館を運営する条件は今のところないと考えます。

 次に指定期間からの賛成理由を述べます。

 平成16年2月の臨時議会で、平成19年までの3年間、東郷町施設サービス株式会社をいこまい館の指定管理者にする議案が全員賛成で可決されました。

 平成19年3月の定例会には、指定期間を平成20年までの1年間だけとする提案がされましたが、1年先までの短期間の指定では長期的な視点による運営が望めないことから、指定期間を3年とする修正案が全員賛成で可決され、今日に至っています。

 今回の提案も指定期間を3年間としており、3年前の修正可決の趣旨が汲まれていると考え、賛成します。

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 私が当局提案議案に賛成討論することは多くはありません。ただし、町長が「3年後は公募」と議会で発言しており、これに対する牽制が必要だと判断し、賛成討論を行いました。他にも、山田議員が賛成討論をし、山口議員が反対討論をしました。

私が紹介議員をつとめた自治体キャラバンの請願は不採択

 毎年のことではありますが。(去年の記事はhttp://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20081216

 自治体キャラバンとは、愛知県内の自治体を訪問し、医療や介護などの拡充を求める運動で、子ども医療費無料化の前進など県内自治体の福祉の拡充に少なからぬ影響を及ぼした運動です。

 愛知県保険医協会の記事を紹介します。http://aichi-hkn.jp/system/091119-000015.html

 日本共産党の他に、無所属の若園議員と山口議員が賛成されました。

今年もまあまあやったと思う

 ということで、自分にご褒美を。

658_2  木曽町の田中町長選挙の手伝いに行ったとき、お茶請で出てきました。噛むと口じゅうに広がるとうもろこしの香りに驚きました。忘れられない味になりました。

 帰り道の19号線沿いの土産店で探しましたが置いてなくて、買えませんでした。

 木曽町内の道の駅の業者が通販で売っていたので、買いました。

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 食べる前。

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 中身もとうもろこし風味のクリームがいっぱい。

 外も中も、とうもろこしだらけです。

 通販を使ってまで、土産物が欲しいと思ったのは初めての経験です。

 この商品を紹介した記事を見つけたので紹介します。http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_92885 http://www.upup.co.jp/akiko-w/nisshi/09wada/w0911/nisshi0911.html

 この商品も田中町長の情熱が生み出したものです。

 今日の年越しそばは、木曽町の開田高原産でした。657_2

 

 そばはうちの女房殿が買ってきたものです。開田高原産ならば、すんきがつき物でしょう。

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 あまりうまそうに写せませんが。

 もちろん、すんきそばにして食べました。

 話が前後しますが、うちに開田のそばがあるのを見つけて「すんきそばにしよう」と思い、すんきを購入するために利用している通販ショップを眺めていると、とうもろこしのゴーフレットもあったので、自分への褒美に思い切ってそれも買うことにしました。

 というわけで機嫌よく年が越せそうです。

 今年もお世話になりました。

 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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住民のために一致して働ける議会でありたいです

2009年12月29日 | 東郷町議会

 今年もあとわずかです。
 赤旗写真ニュースのはりかえなど年内に済ませたい用事で出掛けると、町会議員選挙で応援してくれた同世代の男性に久しぶりにお会いしました。

 民主党政権が何をしたいかわからん、自民党と一緒やないか、などという最近の国政の話をし、その次に子ども医療費など町政の話になりました。そのうち、彼が「議会も大変やね」と言ったので、何のことかな、と思っていると、例の自称「政治倫理審査会」のことでした。

 この件に関しては、このブログで書いたのは10月が最後でした。その後、特に動きもないし、所詮、議会の中のゴタゴタですから、私の中での優先順位はグッと下がって記憶の片隅にしまいこまれていました。

 それでも、このことを知った住民にとっては重大な事件だったようです。〝かどはらに会ったら、このことは訊こう〟と思っておられたかもしれません。

 この方の思いは、議会はヒマジンの集まりか、ということ。他の議員の足を引っ張るヒマがあるなら、まちの活性化のために知恵を絞れ、といったところです。

 さしたる根拠もなく、特定の議員を狙い撃ちにして吊るし上げようという動きを知って、これではダメだと思ったのでしょう。私に「こんなことに負けずに頑張ってよ」と励ましの言葉をくださいました。本当にありがたいことです。

 議員をしていると、しんどいことも多いけれど、住民の励ましで疲れもいっぺんに吹っ飛びます。

 住民のご期待になんとしても応えたい。そのために、党派や立場の違いを超えて住民のため、町の発展のために多くの人と議論を重ねたいと思います。

 議会はその一部ですが、そこでも前向きな問題提起を続けたいと思います。議員の一人ひとりの心掛けで、東郷町議会も住民のために一致して働く議会になっていくのだと思います。

 少し早いけど、2010年に向けての決意表明です。

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痛いところを突く討論は難しい

2009年12月28日 | 東郷町議会
 

昨日の記事の「議員の報酬の二重取りを禁止する条例案、否決」の続き。

 無所属の山口洋子議員の討論は、何かと役職に就きたがる議員(そういう方がいればの話だが)の痛いところを突く、ある意味、痛快なものでした。要約すると「報酬がなくてもやりた人がやれば良い」というもの。
 議員として働いている中で、町長の諮問機関の委員とかになって、言いたいことも言うのだから、議員報酬の中でやるのが当然、ということでしょう。

 同じように町長の諮問機関の委員をやっている人でも、大学の先生とかのように、自分の本来の仕事を休んで来ている人には、仕事を休んだ分ぐらいの報酬は必要です。しかし議員は、町政について発言して当たり前。まして、議場で話せば良いのに、それ以外の場所にノコノコ出掛けて、何を言おうというのでしょうか。その上、カネが欲しいとは…。
 ま、町長と一蓮托生になるのは御免こうむりたい私は、カネを積まれても町長の諮問機関に入りたいとは思いませんが。

 それにしても、水川議員の前向きの反対論にはいつも唸らされます。

 私たちの問題提起に真正面から向き合い、それを多くの議員が理解できそうな問題に置き換える姿勢は、私も見習いたい。この記事 では「少し残念」な例として取り上げましたが、広く問題を捉えるべきというのは、その通りだと思います。

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ぼちぼち12月議会報告を

2009年12月27日 | 東郷町議会

 久々の更新です。
 12月議会の報告がないというお叱りを受けました。
 すみません。
 もとむらさんの演説会で精根尽き果てた感じ。
 
 気を取り直して頑張ります。

 それと、もとむらさんの動画がウェブ上にアップされてたので、ご紹介します。

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YouTube: もとむら伸子 09.12.25大曽根宣伝.mpg

 参議院選で愛知選挙区で頑張るぞ。

議員の報酬二重取りを禁止する条例案、否決


 関連記事は「議員報酬以外の報酬を受け取るの、おかしくないかい?」など。

 反対者は「審議会の報酬は出席義務があって出席することへの対価」(自民系無所属の菱川議員)、「議員の仕事と重複しているかを判断してから決めるべき。一定の評価をしたいが議論の順番が違う」(自民系無所属の水川議員)という反対理由を述べました。

 菱川さんは、二重取りだろうが会議に出ることを果たしたことへの対価が欲しいそうです。東郷町議会は今年4月から会議に出席した場合の費用弁償(日額1000円)をなくしましたが、その趣旨をお忘れのようで、残念です。

 水川さんは、前例がない、という趣旨です。私もないと思います。そもそも議員が審議会の委員などに就いている例は少なくなってきました。議員が審議会の委員などにならない議会では、こんなことが問題になることはないでしょう。

 水川さんの、議会の本来の仕事を整理しよう、という主張には賛成です。議会活性化特別委員会ですぐに検討に入ってもらいたいものです。この特別委員会は、来年早々に神奈川県内の自治体に研修に行くそうです。その成果をすぐに発揮してください。

 賛成は日本共産党(中川、かどはら)と無所属の3人(山下議員若園議員山口議員)。
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寒い中、もとむら伸子さんから元気をもらう

2009年12月19日 | 日本共産党

久しぶりの積雪でした。

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 わずかな積雪でしたが、こどもたちは大喜びで遊んでいました。

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 ゆきだるまを作ったり、雪球を投げ合ったりして遊んで、家に帰ろうかと言っていると、保育園児の娘が「あ、クモの巣が」と言うので見上げると、

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クモの巣に雪が積もっていました。写真がピンボケであまりきれいに見えないのが残念ですが、子どもの観察眼に驚きました。

 子どもたちは大喜びでしたが、私は、もとむら伸子さんの演説会が開けるかが心配でした。しかし幸い、午前中に融けて影響なし。

 もとむら演説会は夜7時から。寒い中、たくさんお集まりいただきました。

 最初に中川議員が、町政報告。

 子ども医療費無料化への取り組み、馴れ合い議会をやめさせるための取り組み、商工政策について訴えました。

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 次に、和合ヶ丘の伊豆原直さん(愛労連労働相談センター所長)が、昨今の労働相談の内容を紹介して雇用情勢について報告し、財界の意向に影響されないただ一つの政党である日本共産党への期待を述べました。

 次の写真は、伊豆原さんが愛労連を代表して日本共産党国会議員団を訪問したとき、当時の八田ひろ子参院議員の部屋でお茶を出してくれたきれいな女性が秘書のもとむらさんだったという話を聞いて受けている私(左)ともとむらさん。 642

 最後に、もとむらさんが訴え。646

 不当解雇されて自殺した人の家族から「頑張って」と激励されたことなど、さまざまな苦難に向き合っている人たちとの出会いなどを、言葉を詰まらせそうになりながら、それでもしっかりと話す姿に、惜しみない拍手が送られました。

 もとむらさんのお父さんは、5歳のとき長崎で被爆して弟さんを亡くされたそうです。そして戦争反対を貫いてきた日本共産党を信頼して入党されました。そんなお父さんの姿を見て育ってきたもとむらさんだからこそ、苦しんでいる人たちのために全力で頑張れるのでしょう。

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 来年7月の参議院選挙では、自民党政治が終わって本当に良かったと思える政治にするために、日本共産党の前進が必要です。そのために、もとむらさんを先頭に私たちも頑張ります。  最後に、寒い中、貴重な時間を割いて演説会に集まってくださったみなさんに、改めてお礼を申し上げます。  また、今日は来れなかった方も、次の機会には是非お越しください。

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