東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

連絡先090-1835-5649
kadohara@joy.ocn.ne.jp
白鳥4丁目押草団地

12月議会の一般質問、9月に引き続き放射能から住民を守ることについて取り上げます。私は9日(金)の1

2011年11月20日 | 東郷町議会

 12月議会の一般質問の日程が決まりました。http://www.town.aichi-togo.lg.jp/gikai/shomu/teireikai/23_4teireikai.html

 今回は私を含め12人の議員が一般質問を行います。

 

私は9日(金)の午前10時からの予定。議会は10時に始まるから、ほぼ確実にこの時刻に始まります。

 以下に質問内容を紹介します。

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放射能汚染から住民を守るために

①東日本大震災被災地のがれきの受け入れについて

 尾三衛生組合が、東日本大震災による岩手県と宮城県のがれきを現時点では受け入れできないと表明したことは、住民の安全を最優先にした適切な対応だと評価できる。これについて改めて説明してほしい。

②給食の安全について
1)豊橋市が食材の検査を始める方針を出すなど、自治体が独自に検査する動きが広がっている。東郷町の考えを改めて問う。
2)愛知県学校給食会が独自に食材の放射能検査を始めたことについての評価は。
9月議会では、情報収集に努めるという答弁だった。どのような情報を集め、食材選定に生かしているか。

国民健康保険税の減税など国保について

①国保税の減税について
1)国民健康保険特別会計の平成22年度の実質収支額2億円を生かして減税する考えは。
2)資産割を廃止する考えは。
3)均等割は家族が増えるほど負担が増える。他の公的医療保険制度にはこのような制度はない。せめて子どもについてはこれをなくす、あるいは一宮市のように減免する考えは。

②国保法第44条にもとづく医療費窓口減免制度が9月から実施された。周知の状況と利用状況はどうか。

町内にあるお金を町外に逃がさないことで町内事業者の振興を   

①住民が町内業者に発注する場合に限って町が補助する住宅リフォーム助成制度をつくる考えは。県内では蒲郡市、江南市、設楽町、東栄町が実施し成果を上げている。
②昨年10月、町内の小規模事業者が町の仕事を受注する機会を増やすために東郷町小規模工事等契約希望者登録要領がつくられた。登録の状況と、効果(この制度による契約事業者数、金額)は。今後の課題は。
③町の事業の受注者に町内業者に下請けに出すことを要請する、あるいは下請けに出す場合に町内業者を優先するための仕組みをつくる考えは。

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 9月議会に引き続き、放射能から住民を守ることについて当局の認識を質します。9月議会では給食について「市場に出ている食材は汚染されていないと信じるしかない」(教育部長)という、新聞を読んでいるとは思えないような信じられない答弁が飛び出しましたが、今回はどうなることでしょう。

 また、今回は私に加え、石川正議員(自民系無所属)が放射能問題を取り上げます。9月にも星野議員(自民系無所属)が給食に地元食材を使うことについての質問の中で少し取り上げられましたが、石川議員は正面から切り込みます。石川議員はどのような観点から取り上げるのか、私も注目したいと思います。場合によっては私が質問する必要がなくなるかもしれません。石川議員は7日(水)の10時からです。

 今回は国保の問題を取り上げます。国保税の1人あたり1万円の減税は4月の町議選で公約したことです。実現の一歩が踏み出せるように頑張ります。

 そして町内業者の仕事興しも外せないテーマです。不況にあえぐ業者さんの力になる政策の実現で、町内活性化、そして税収のアップを目指します。

 議会は役場4階の傍聴席で見ることができます。出入り自由です。傍聴席はちょっと、という方は役場1階のロビーでも見ることができます。ある人は、お菓子を食べながら見れるから1階の方が良いと言っておられました。

 日進市などのような本会議のライブ中継の実現を目指していますが、それまでの間は役場に足をお運びいただくようお願いしています。また可能な限り早くご報告します。

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東郷診療所の存続が発表されました

2011年11月18日 | 東郷町政

 今日、東郷町議会全員協議会で、東郷診療所の存続が発表されました。

 東郷診療所は赤字が続き、黒字化もしくは公的診療所としての特色ができなければ廃止するという方針がありました。

 今日の全員協議会で町当局は、2010年度決算が黒字で本年度も黒字の見込みであることと、土曜午後診療・訪問看護ステーション・病後児保育など公設診療所としての特色ができたことをもって存続方針を決めたことを報告しました。

 また、川瀬町長は、住民の健康づくりへの役割発揮、訪問看護など民間が手を出しにくい事業の実施など、公的診療所としての役割強化を図っていく決意を述べました。

 東郷診療所が町内の医療拠点として発展することが期待されます。

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18日、東郷診療所の存続についてを議題とする全員協議会が開かれます

2011年11月14日 | 東郷町政

 11月29日から12月議会が始まります。

 東郷町では、年に4回の定例会の10日前に議会開会の告示があり、その日に議会の日程や一般質問を行う議員から提出された通告書の確認を行う議会運営委員会が開かれます。

 その議会運営委員会は18日の金曜日の午前9時から開催されます。詳しくは東郷町議会のホームページをご覧ください。http://www.town.aichi-togo.lg.jp/gikai/shomu/chousei/gikai/tougouchougikai.html もちろん傍聴することもできますが、開会15分前には申し込みを済ませるなどの制約があるのでご注意ください。

東郷診療所の存続について、全員協議会で報告されます

 また同じ日の午前10時以降に全員協議会が開かれます。議題は
1.選挙管理委員会委員について
2.東郷診療所の存続について
3.その他
です。

 東郷診療所の存続については、診療所運営委員会が廃止の答申をした後、さまざまな経営改善策が図られ、黒字化や特色ある診療所などの目標が達成されない場合は廃止されることとされていました。

 2010年度の決算は黒字でした。また、日曜日の検診の実施など特色作りの努力もされてきました。

 どのような報告がなされるか今のところ不明ですが、存続決定の報告がなされるものと期待しています。

 この全員協議会も傍聴可能ですから、関心のある方は傍聴にお越しください。 

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東日本大震災 被災地ボランティアに参加しました

2011年11月06日 | 議員活動

 私は10月28日から31日の日程で宮城県に行き、日本共産党が行っている東日本大震災の被災地での救援ボランティアに参加しました。

救援物資を分配―毛布や食料の不足が切実

 私が行った地域では、食料品や衣類、寝具などの物資を被災者に分配することが、現時点での主な活動でした。私が参加した2日間は、宮城県亘理町と岩沼市の仮設住宅に、各地から寄せられた物資を分配しました。

 物資配布を行うときは、事前に日本共産党のボランティアセンターと地元の党支部が協力してビラを仮設住宅に配布し、お知らせします。物資の不足は切実で、私たちが物資を運んで仮設住宅に到着したときには、まだ開始の1時間前だったのにもかかわらず、もう仮設住宅の住民が集まっていたほどでした。

Img_4722

写真説明 ボランティアが支援物資を広げている間にも、長い行列が=10月29日、宮城県亘理町)

 仮設住宅での物資の配布では、基本的には配布数などの限度は特に設けずに、被災者一人ひとりに、好きなものを必要なだけ持って行ってもらっているようです。しかし私が活動に参加したときには、多くの人に必要とされている物資については、各被災者に渡す数量が制限されていました。Img_4726

写真説明 毛布は、並んでいただいて1人1枚に限って配布しました=10月29日、宮城県亘理町)

 寒い季節が迫っているため希望する人が多い毛布は、1人につき1枚と決めて配布しました。食料も渡す量を決めて配布しました。

 冬物の衣服を希望する人も多かったのですが、サイズの問題などの難しさがあります。そうした中、自分に合う服を見つけた人たちは本当にうれしそうでした。私が被災者と話した中では、女性ものの下着が不足しているようです。そもそも女性ものの下着が支援物資の中に少ないということと、男性と比べてサイズが細分化されているという難しさがあるようです。

Img_4759_3写真説明 愛知県など全国各地から届けられた服から自分に合う物を慎重に選ぶ女性=10月30日、宮城県岩沼市)

 物資の配布活動では公平を心掛けつつも、簡単にはいきません。そんなとき、仮設住宅の住民から「毛布がほしい人には並んでもらった方が良い」とか「ハクサイは1個もいらないから4つに切ったらどうか。包丁を借りてくる」という提案などがあり、助かりました。Img_4757

写真説明 宮城県の日本共産党蔵王支部のメンバーが届けた新鮮な野菜が好評でした=10月30日、宮城県岩沼市)

 

いよいよ行政の役割が重要

 震災発生後から8ヵ月が経とうとしているのに、いまだに物資が欠乏しているという現実に、私は衝撃を受けました。被災地での行政機能がマヒしている状況で、ボランティアは重要な役割を発揮してきました。今後は行政機能の回復に合わせて、よりきめ細かな支援が行われることを願います。

その他の救援活動

 私の参加時には支援物資の配布活動しか行われませんでしたが、日本共産党のボランティアセンターは次のような活動も行っています。
○被災家屋の片付け
○津波で流され泥に埋まってしまった墓石の掘り起こし

 また以前には、津波のせいで泥が積もったイチゴや花の農場での泥の除去作業に、多くのボランティアが参加しました。

Img_4739

Img_4736

写真説明 住民からの要望がありボランティアセンターが片付けることになった住宅。津波で1階部分がメチャクチャに。老夫婦だけで今まで手が付けられなかったという。下見に行き撮影=10月29日、宮城県山元町)

被災地を訪れて復興の難しさを感じる

 津波の被害を受けた地域にも行きました。駅舎やプラットホームがまるごと破壊された常磐線の駅、窓が窓枠ごとなくなっていた学校、斜めに建っている電柱など、津波の破壊力は、現場を直接見て初めて想像できたような気がします。広大な田園では、いまだにがれきの撤去作業と塩分を取り除く作業が行われています。

 事故を起こした福島第一原発から60kmの範囲にある宮城県山元町では、行政が発表する放射線量は名古屋市のものと同レベルなのに、ところどころで桁違いに高い放射線量が観測されています。ある団体のボランティアが独自に計測を行い、線量が高い場所の発見につながったといいます。住民が共産党の町会議員の協力を得て、町に独自の観測体制の強化と除染を求めています。(町は「そこまで必要ない」という態度でしたが、保育園での除染は行われることになったそうです。)

 地元の共産党議員は、「今回の震災には、地震・津波という天災に加え、原発事故という人災が起き、人類がこれまで経験したことがない困難さがある。町だけの頑張りでは解決できない。生活と生業(なりわい)の再建ができなければ復興などできないが、それには東電に責任を取らせることも含め、国の本気の取り組みが必要」と語りました。まったくその通りです。原発を再稼動させたり、TPPで被災地の農林漁業や被災者の暮らしを壊したりする政治を変えなければなりません。

 たった2日間の活動でしたが、被災された方とも話せました。自らも被災しながら住民のために奔走する地方議員の話も聞けました。このことを私の今後の活動に活かせるよう努めたいと思います。

 なお、被災地までの交通費やボランティアセンターの活動費は、みなさんからのボランティア募金で支えられています。みなさんのご協力に改めて感謝いたします。

Img_4767写真上 津波に破壊された墓地。墓石がなぎ倒されている=10月30日、宮城県山元町で撮影)

Img_4744写真下 津波に襲われた田園のがれきの撤去作業。ここで作業をしている重機は1台だけだった=10月29日、宮城県山元町で撮影)

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