東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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町長給与30%カットやめ、に関する討論2本

2010年09月20日 | 東郷町議会

 17日の東郷町議会9月議会の最終日に私が行った、「町長給与30%カットやめ」問題に関して、議員発議に対して賛成討論、町長提案に対して反対討論をしました。

「町長給与の特例に関する条例の一部改正」への賛成討論

 川瀬町長が1期目の選挙で公約して議会に「どうしてもやらして」と頼み込んできて、私たち日本共産党が「報酬審議会にかけてないから」と反対して1回目は否決になり、2回目は報酬審議会にかけてきたので私たちも賛成して可決された「給与30%カット」。川瀬町長は次の町長まで縛りたくない、あくまでも「川瀬雅喜個人の政策」と言うもので、1期目任期満了日の17日に失効することになってました。

 失効期日を2期目の任期満了日にまで延ばす条例改正案です。発議者は無所属の山下律子議員。

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 議長のお許しがありましたので、私は、ただいま議題になっている発議 町長の給与の特例に関する条例の一部改正について、賛成の立場から討論いたします。

 この条例改正案は、本来なら川瀬町長が自分で出すべき案です。実際は川瀬町長はどうしたかというと、別の条例、町長の給料の特例に関する条例の制定を議会に提案してきました。

 この、川瀬町長の公約である「30%カット」の30という数字のかけらもない、自分の任期中は30%カットを続けたいという平成19年6月議会での自らの答弁も覆す内容の議案を提出する川瀬町長の姿を、住民の皆さんはどのように受け止めるでしょうか。

 我々議会は、町長が勝手にやることだからと、放っておいたら良いのでしょうか。ただただ町長の追認をすればいいのでしょうか。私もいろいろ考えましたが、今、議題になっている発議第1号を可決することが、川瀬町長を本来の道に呼び戻し、町民の思いに答えることだと思い、私もこの発議の賛成者に名前を連ねることを決意しました。

 どうか、皆さんも、議会としてとるべき道は何か、ということを考え、この発議に賛成されるよう、まず心から訴えるものです。

 さて、川瀬町長は、本来、自分で提出すべき、この条例改正案を提出せずに、別の条例の制定を提案してきたわけですが、それに至る過程で、東郷町特別職報酬等審議会、通称、報酬審議会にまったく意見を聞いていないそうであります。これはまったくおかしなことです。それは、過去に、町長の給与の30%カットを実施するために、町長の給与の条例の制定を議会に提案する前にも、更に毎月支給の給料に限って7%カットするために条例の一部改正を議会に提案する前にも、事前に報酬審議会の意見を聞き、回答を得ていました。勝手にしろ、という報酬審議会の意見が出て、それでお墨付きを得ているのです。

 それなのに、町長がとった行動というのは、30%カットを公約や議会答弁にしたがって2期目の任期満了まで延長するのではなく、7%カット、それも今年度いっぱいまで、それ以降はカットなしという、自身が受け取る給与の現状からの大幅な増額を議会に提案するということでした。

 報酬審議会に意見を聞かず、自分の給与を勝手に上げるという提案を認めていいものでしょうか。これまでの川瀬町長の行動に照らし合わせれば、せめて報酬審議会に意見を聞いてみるというのがスジではないでしょうか。

 なぜ私が報酬審議会にこだわるのか。その理由は、町長や議員にはその職責にふさわしい報酬や給料があり、その額の客観性を担保するために報酬審議会という第三者機関が設置されていますが、この報酬審議会に意見を聞かずに町長と議会だけで額を決めたら、その妥当性を住民に認めてもらうことが極めて困難になるからです。

 報酬審議会の手続きを踏まずに決めた給料や報酬には一片の正当性もなく、まさにお手盛りです。

 報酬審議会の意見を聞かずに川瀬町長が取れる行動というのは、現状を動かさず、給与の30%カットを2期目の終わりまで継続することだけです。

 それなのに、川瀬町長は自分の支援者と話し合っただけで、現状を変えるというのですから、これほど町民や議会を馬鹿にした話はありません。

 支援者と話し合っただけで、いきなり議会に現状の変更の承認を求められても、議会としては認めるわけにはいかないではありませんか。まして、過去の議会答弁にも反する変更です。

 川瀬町長は、先の町長選挙では、給与については、ビラにも選挙公報にも一言も書きませんでした。これを見れば、従来からの変更はないと思うのが当然のことではありませんか。川瀬町長は、町民にも自分の公約の変更を知らせず、報酬審議会の意見も聞かず、更に議会に対しては、以前の答弁を覆す理由についてまともな説明をしていません。

 よって議会が取りうる道は、現状を変えず、川瀬町長の給与カットの特例を、議会答弁通りに2期目の任期満了まで実施する。そのための条例改正を行うことであります。

 皆さんの賛同をお願いして、賛成討論とします。

(以上)

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 採決の結果、発議者の山下議員の他、若園議員、山口議員(以上無所属)、水川議員(保守系無所属)、箕浦議員(公明党)、中川議員、私かどはら武志(以上日本共産党)の賛成少数で否決されました。

「町長給料の特例に関する条例の制定」への反対討論

 来年の3月まで、毎月支給の給料を7%カットする。一部改正案が否決され17日に失効した「町長給与の特例に関する条例」は、去年の3月議会で一部改正され、給与の30%カットに加え、毎月支給の給料を更に7%カットする条項が加わったが、その一部を今年度中に限って継続するという内容。

 予定にはなかったが、休憩中に町の最高幹部が休憩中に「なんで報酬審議会にかけなきゃならんのかサッパリ分からん」と取り巻き議員と話していました。さっきの討論で十分ご理解いただけると思っていたのに、私の討論が不十分だと分かったので、改めて説明する必要があると思い、走り書きの原稿を作りました。そういう事情もあることをお汲み取りの上、お読みいただけると幸いです。

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 議長のお許しがありましたので、私は、ただいま議題になっている議案第59 町長の給料の特例に関する条例の制定について、反対の立場から討論いたします。
 
 現状は、月々の給料は7%カットして更に30%カットしているが、この議案は30%カットをなくし、今年度中に限り7%カットだけ残そうというものです。

 何度でも言いますが、給料の額を変えるのに報酬審議会に諮っていないことが問題です。

 私は町長が就任した直後の平成18年12月議会で30%カットに反対しました。しかしこの議案が否決された後の平成19年6月議会で再び30%カットが提案されたときには、町長はそれまでの自分の考えを改め、報酬審議会に意見を聞き、その後平成21年3月議会で更に7%カットするときもそうされました。
 
 これを変えて報酬審議会にかけないという姿勢は許されません。これを許せば、今度は、川瀬町長がやるとは言わないが、「自分はよくやってる」と給料引き上げの特例の提案もやられかねません。また、今、名古屋市の河村市長がやっているように、報酬審議会に聞かずに議員報酬の半減も提案してきかねないということになります。

 あるべき給料、報酬というものをしっかり決めるための報酬審議会をないがしろにした本議案には賛成できません。

(以上)

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 注意深い皆さんはお気付きでしょうが、私は町長の給料は30%カットするのが良いとは一言も言っておりません。町財政に対する寄与も微々たるものですから。

 ただ、自分が言った事ぐらいは責任持って実行するのが、税金で食っている者の最低限の礼儀だと思うから、ここまでこだわっているのです。(更に注意深い皆さんはお気付きだと思いますが、ボランティア議員が良い、なんて河村市長なんかが言ってますが、タダ働きだと責任感ゼロでも仕方ないです。)

 そこまでの責任が負えないなら、最初から報酬審議会が決めたとおりの給料を受け取っとけばいいだけのことです。

 なお 採決の結果、山下議員、若園議員、山口議員(以上無所属)、箕浦議員(公明党)、中川議員、私かどはら武志(以上日本共産党)が反対し、水川議員(保守系無所属)は棄権、それ以外の議員が賛成し可決されました。

他の議員の討論

 「発議1号」では水川議員(保守系無所属)が「私は報酬をいじるのに反対という考え。川瀬雅喜氏に属する-「東郷町長」ではない-ことの変更を黙認できない」という趣旨の賛成討論をされました。水川議員は30%カットを決めた議会では反対していました。それを曲げて今度は30%カット継続に賛成したわけですが、彼は自分の立場の「変更」について、見事に説明責任を果たしました。

 箕浦議員(公明党)は「説明しようとしない姿勢に驚いた」と説明責任を求める賛成討論を行いました。

 反対した議員は「前に反対した議員がなぜ賛成するのか。1期目の任期は終わっている。町長の給与にあれこれ言うべきではない。私は町民からこれについて不満を聞いたことはない」(保守系無所属の山田議員)、「1期目はずっと30%カットを続けてきた。さらに続けろを求めるのは酷。町民は30%カットをやめるのを了承して応援したと思う」(民主党の橋本議員)などと述べました。

 1期目が終わったから1期目の公約はナシ、で納得できますか。30%カットを了承していたというご意見があれば是非とも聞いてみたいです。

 「議案第59号」では「財政の状況が悪くなっている。説明を」(無所属の山口議員)、「お手盛り」(無所属の若園議員)という反対討論がありました。

 一方、保守系無所属の近藤こうじ議員は「私は元々30%カットに反対。正常に戻ることに安堵している」と自身の賛成理由を語ると同時に「町民は、町長は2期目も30%カットするという勘違いをしているので説明してください」と町民の思いを代弁しました。

今度は委員会の議論を紹介したいと思います

 これらの議案を審査した総務委員会では「議案第59号」に対しては一言の意見もなく、全員賛成で可決しました。

 議会最終日に追加提案された「発議第1号」に対しては、「一事不再議かどうかの前提を探る」と称して、発議者にいろいろ質疑した上で「一事不再議」を宣言し、その後、委員会には「一事不再議」を宣言する権限はないことが分かり、その後委員会を再開し、質疑、討論ともなく採決では賛成0で否決しました。

 委員会後の本会議での委員長報告では、一事不再議を宣言する前の質疑がまったく報告されていません。本会議で私は、その報告を強く求めましたが、総務委員長の石川道弘議員(保守系無所属)は拒否しました。

 機会があれば、委員長報告でまったく言及されなかった部分について、私のメモをもとに皆さんにご報告したいと思います。

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町長が支援者と相談して目玉公約の給与30%カットをやめるつもりですが、ただ黙って見過ごせません

2010年09月16日 | 東郷町政

ですから、他の議員さんたちと協力して、9月17日で失効する30%カットの条例の期限を延ばす条例改正案を提出しました。

 発議者は無所属の山下律子議員です。日本共産党議員団(中川まさお、かどはら武志)は公明党議員や他の無所属議員とともに、この発議の賛成者になっています。

 この条例改正案は、明日(9月17日午前10時~)の本会議に上程され、審議されます。急な告知ですが、時間がある方は、こぞって傍聴にお越しくださるようお願い申し上げます。傍聴席が嫌、という方は役場1階ロビーのテレビでも本会議の模様を見ることができます。(委員会は見れません)

条例の改正内容

 「町長の給与の特例に関する条例」(平成19年6月21日 条例第22号)の第1条では「給料の特例」として次のように書かれています。

第1条 町長の給料月額は、平成21年4月1日から平成22年9月17日までの間(以下「特例期間」という。)において、東郷町特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例(昭和43年東郷町条例第10号。以下「条例」という。)第3条の規定にかかわらず、条例別表に定める額から100分の7を乗じて得た額を減じ、当該計算により算出された額から100分の30を乗じて得た額を減じた額(その額に1円未満の端数を生じたときは、これを切り捨てた額)とする。

 町長の月々の給料を7%カットし、更に30%カット(7%カットは去年の3月議会で可決され4月から実施)するという条文です。
 ミソは実施期間(条例では「特例期間」)を今年の9月17日までにしていることです。この9月17日というのは川瀬町長の1期目の任期満了日です。川瀬町長自身、給与カットを自分の任期だけにすると言っていた通りにするために、必要な条項です。

 この「特例期間」を「平成26年」まで延ばすよう条例の一部を書き換えるのが、今回の私たちの提案の内容です。

町長自身が議会で言ってた通りにする提案です

 ご存知の通り、平成26年は川瀬町長の2期目の任期が終わる年です。

 「町長給与30%カットの特例廃止 『支援者と相談した』と町長が議会答弁を覆す暴挙に」でも紹介しましたが、川瀬町長は自分の30%カットを提案してきたとき、自分の任期内は続けると答弁しています。
 川瀬町長の「30%カット」に期待して支持した町民も、そうでない町民も、まさか川瀬町長が2期目の当選を果たしたとたん30%カットをやめるとは考えてなかったでしょう。選挙公報にもビラにも一言も書いてなかったし、街頭演説でも聞いたという人はいませんから。

 ですから、今度私たちが発議する条例改正案は、本当なら川瀬町長自身が提案しなければならないものなのです。

 それを「支援者と相談」しただけで勝手に政策を変えるとは、町民をなめきっているとしか思えません。

 カットすることに賛成の人も、反対の人も、そんなことどーでもいいやという人も、町民に公約したことや議会で言ったことを簡単に覆すような姿勢は許せないと思うのではないでしょうか。

 「30%カット」の是非は置いておくとしても、町長の、町民や議会をなめきっているとしか思えない姿勢に対して、議会としては何らかの対処が必要ではないかと思い、この条例改正案の議員提案に協力することにしました。

報酬審議会に意見を聞かないことの問題点

 また私たち日本共産党としては、町長が「30%カット」をやめることについて報酬審議会の意見を聞いていないということも見過ごせません。

 第3者の意見を聞かずに勝手に自分の給与の案を決める(「案を決める」とまどろっこしい言い方になるのは議会が可決する必要があるから。)ことを許せば、勝手に下げるだけでなく、次には勝手に上げることもやりかねません。

 まさに、今度は勝手に上げようとしているではありませんか。町長が今議会で提案した条例は、毎月支給の給料を7%カットしその期間も来年3月までという、公約からも議会答弁からも大きく逸脱する内容のものです。

 思いつきのように勝手に給与を上げる提案への同意を、議会に求める心情も理解できません。せめて報酬審議会のお墨付きといっしょに議会に提案してくるのがスジではありませんか。

 報酬審議会の意見を聞いて、もっとマシな提案をしてほしかったと思います。

明日の本会議での討論、ご期待ください

 この問題では、今までいろいろ書いてきましたが、町民の思いに寄り添った分かりやすい討論をしたいと思います(日本共産党を代表して中川さんか私のどっちかが。それとも両方?)。そして私たちの発議が過半数の議員の賛成を得られるように頑張ります。

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町長給与30%カットの特例廃止 「支援者と相談した」と町長が議会答弁を覆す暴挙に

2010年09月12日 | 東郷町政

(「こんにちは日本共産党東郷支部です」9月12日号より)

 川瀬町長の1期目の任期が9月17日に満了することにともない、町長の給与(毎月支給される給料、期末手当)を30%カットし、毎月支給される給料に限って更に7%カットするための「町長給与の特例に関する条例」も失効します。

 町長は、失効する条例に代わる新たな条例として「町長給料の特例に関する条例」を9月議会に提出していますが、その内容は毎月支給する給料だけ7%カットし、その期間も来年3月までというもの。「30%」という数字は含まれていません。

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30%カットを提案した時の町長の答弁(2007年6月議会よりhttp://asp.db-search.com/togo-t/dsweb.cgi/documentframe!1!guest05!!20950!0!1!1,-1,1!533!47311!1,-1,1!533!47311!2,0,2!4!286!27512!1!4?Template=DocAllFrame

「あくまでも私の任期ということでのお願いでございまして、その間、不測の事故が起これば、それはその時点で終わると。そして、さらに今申し上げるべきこと ではないかもしれませんが、引き続きというようなことが仮に起これば、それは私、今の意向では引き続きというふうにも思っておりますが、それは今申し上げ ることではないと、こう思っております。」

「社会通念上、皆さん方いろいろ思いがあろうかと思います。
 やはり私は、当初の政策として提案させていただいたときには、私の政策としまして30%という、この数字が一番妥当ではないかと、こういう判断でございます。」

今回の議会での町長の答弁(2010年9月議会)

「今の(特例)条例は9月17日に失効する。その一部分(30%カットを除く部分)を延長する提案だ。」

30%カット停止を聞いて失望する町民がいるのではないかと聞かれて……「町民の理解は得ている。ご心配には及びません。」

30%カットをやめる理由について聞かれて……「政策は時と場合によって変わる。今は30%カットしない方が良いと思う。」「支援者と相談して決めた。」

理由を説明せよ、と更に迫られて……「答えるつもりはありません。」

報酬審議会について

● 30%カットについて報酬審議会の意見を聞き、“町長が自分の責任でやることで、他に障害もないので反対はしない”という趣旨の答申が出ています。

● 7%カットの時にも報酬審議会の意見を聞いています。

今回の議会での町長の答弁(2010年9月議会)

報酬の大幅増額になるのだから、他に障害がないとは言い切れない。報酬審議会の意見を聞くべきではないかと聞かれて……「聞くつもりはない。」

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 日本共産党は、町長が勝手に給与の額を提案できないようにするために、必ず報酬審議会に諮るべきだと主張してきました。川瀬町長が就任直後に給与の30%カットの条例を提案してきたとき、日本共産党は報酬審議会に諮らないことの問題点を指摘し、反対しました(議会も否決)。その後、川瀬町長が今度は報酬審議会に諮ってから同様の条例を提案したときには、日本共産党は「報酬審議会の意思を尊重すべき」と賛成しました(議会も可決)。

 今回の川瀬町長の提案は、30%カットの特例をやめるという大きな変化を含むものです。それだけに、今回は報酬審議会の意見を聞かないという町長の姿勢は許されません。

 また、30%カットを提案してきたとき川瀬町長は「自分の任期中には続ける」と明確に答弁しています。自分の議会答弁に真っ向から反する提案を議会に提出するとは、議会軽視も甚だしいと言わなければなりません。

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選挙の中で成果を強調した財源対策のハズが 「30%カットやめます」だって!?

2010年09月07日 | インポート

(「こんにちは日本共産党東郷支部です」9月5日号より)

 9月17日の川瀬町長の1期目の任期満了にともない、川瀬町長の目玉施策の1つである町長の給料の30%カットのための特例条例が期限切れを迎えます。
 この特例条例に代わって、町長の給料についての別の特例条例が、9月議会に提出されました。その内容は、「平成22年9月18日から平成23年3月31日までの間、町長の給料月額を100分の7減額すること」とされています。30%という数字もなく、実施する期間も町長の任期中ではなく来年の3月までということになっています。

誰に聞いても「何よ、それ!」

 川瀬町長が、給料の30%カットをやめるというニュースが伝わるや、一斉に怒りの声があがっています。
 「続けるつもりがないなら町長選挙で成果を強調するなよ!」「確かに、マニフェストには続けるとは書いてないが、はっきり言って騙された」などなど…。
 中には「任期中は続けると言っていた」と証言する人もいます。

財源を巡る状況は益々厳しく

 川瀬町長は給料30%カットをやりたい理由について、「財源対策の第一に挙げている」からと3年前の議会で答弁しました。そして、30%カットに賛成する議員は、財政が苦しい中での英断だと、町長の方針を賞賛しました。町長も、町長を賞賛した議員たちも、そのときよりも財政状況が良くなったと考えているのでしょうか。
 東郷町は長く不交付団体(地方交付税をもらわなくても自らの需要を賄えると国から判定された地方公共団体)の地位に留まっていましたが、今年はとうとう交付団体に落ち、地方交付税を受け取ることが確実だという状況です。厳しい不況のもとで、住民と企業からの税収が減ったからです。
 4年前、厳しい財政を理由に町長給料の30%カットを掲げ、川瀬町長は初当選しました。そのときよりも財政状況は厳しくなっているのに、住民にどう説明するのでしょうか。

 この議案は、8日(水)の一般質問終了後と15日(水)の朝9時から始まる総務委員会で審議されます。(委員会の傍聴には事前に委員長の許可が必要です。詳しくは議会事務局0561-38-3111)までお問い合わせください。)

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議長の謝罪を受け入れました

2010年09月02日 | 東郷町議会

http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20100818
の発言についてです。
8月30日、議員の全員の会議があり、その席上で議長は
「記憶にない」と前置きしつつ
「そう発言したとすれば無意識のうちにやってしまったのだろう。無意識とはいえ悪かったと思う」
と謝罪しました。

私たちは議長の謝罪を受け入れます。

お互いに発言には注意したいものです。

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