東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

連絡先090-1835-5649
kadohara@joy.ocn.ne.jp
白鳥4丁目押草団地

議員は町からの補助金を直接受けている団体の役員には就任しないことになりました(東郷町議会が決定)

2014年01月31日 | 東郷町議会

 東郷町議会はこのほど、町から補助金(事業補助・運営補助など)を直接受けている団体の役員に議員は就任しないことにすることを決めました。議員と行政との関係の透明性を確保することが目的です。
 対象となる団体は、区・自治会、商工会、町PTA連合会、体育協会、文化協会、各地区の老人会などです。
 各小中学校のPTAなど、町からの補助金を直接受けていない団体は対象外です。また対象となる人は議員本人です。
 この取り決めが実施されるのは、2015年4月1日からです。周知期間を考慮して1年以上先の実施とされました。ただし、運営費の補助を受けている団体については2014年4月1日からとされました。運営費の補助を受けている団体としては町PTA連合会などが、受けていない団体としては区・自治会などがあります。
 現に対象となる団体の役員になっている議員は、できるだけ早く役員を辞任することとしています。「できるだけ早く」としているのは、役員の交代の時期など各団体の事情に配慮する必要があるからです。

 この取り決めは議会活性化特別委員会で検討されてきました。議論の中では、「議員が団体の役員になった場合、議員の立場を利用して町へ影響力を及ぼす恐れがあるのではないか」「実際に影響力を及ぼしていない場合でも、議員の立場を利用していると住民から疑われるような状況は避けるべきではないか」などの意見が出されました。
 検討が開始された背景には、以前から「議員が区長や自治会長に就任するのは問題があるのではないか」という問題提起が議会内にあったことや、昨年の議長選挙で議長に立候補した議員が商工会副会長になっていることが問題視されたことなどがありました。

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東郷町で初めて議会報告会・意見交換会が開催される

2014年01月29日 | 東郷町議会

 18日の夜、東郷町議会で初めての「議会報告会・意見交換会」が町民会館で開催され、30人を超える人々が参加しました。参加者には町幹部職員の姿も見られ、関心の高さが伺えました。
 この会は、議会活性化の取り組みのひとつとして、開かれた議会を実現するために計画されていました。10月に予定されていましたが、台風接近の影響で1月に延期されていました。
 日進市や長久手市などの議会は、数年前から同様の会を開いてきました。東郷町でも検討されてきましたが、このほどようやく開かれました。
 会では、各常任委員長と決算特別委員長による審議内容の報告と質疑に続き、参加者と議会側との意見交換が行われました。
 意見交換では参加者から活発な意見が出され、終了予定時刻を大幅に過ぎてしまいました。
 参加者からの質問や意見の多くは、議会としての統一見解を示しにくいもので、どうしても「ご意見としてお聞きします」という答えになってしまい、参加者には不満が残るものになったかもしれません。しかし、議員が一堂に会する場で住民からの意見を聞くのは、議員らにとって貴重な機会だったのではないでしょうか。
 今後も、議会として住民と直接語り合う場がさまざまな形で持たれることの重要さはますます大きくなりそうです。

今後の課題は
 意見交換では、特定の議員(グループ)に対する疑問が参加者から出され、別の参加者から「そんなことを言う場ではない」という意見が出る一幕もあり、議長が「個々の議員に問い合わせてほしい」と収拾しました。これには、議会全体として住民と向き合う場というものが、なかなか分かりにくいということがありそうです。
 また、会の最後に「どうしても言いたい」という人から「報告が分かりにくい。数字など言われてもついて行けない。私たちに分かる言葉で報告してほしい」という意見がありました。議員どうしで話したり役場内で職員と話すときと同じようにしていては伝わらないことが浮き彫りになりました。
 開催時刻の問題もありそうです。参加者のほとんどが年配の男性で、現役世代や女性の姿がほとんど見られませんでした。ある女性は、会が始まる前に「休日の夜は主婦は出にくい」と話していました。
 難しい課題ばかりですが、改善し、より有意義な会にしていくことが大切です。

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東郷町議会、「議会報告会&意見交換会」

2014年01月13日 | 東郷町議会

 10月に開催を予定しながら、台風接近のため延期していた「議会報告会&意見交換会」を開きます。

 日時 1月18日(土) 夜7時から8時30分

 場所 東郷町民会館2階大会議室

http://www.town.aichi-togo.lg.jp/gikai/shomu/chousei/gikai/houkokukai/h25houkokukai.html

 事前のお申込みなどは不要です。お気軽にご参加ください。

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「介護・福祉・医療など社会保障の施策拡充についての請願書」またも不採択に

2014年01月06日 | 東郷町議会

 12月議会の報告です。

 自治体キャラバン実行委員会が提出した「介護・福祉・医療など社会保障の施策拡充についての請願書」は、紹介議員を務めた私の他に若園ひでこ議員(無所属)が賛成しましたが、賛成少数で不採択になりました。

 私は「国の悪政に立ち向かい、町の福祉行政を励ますためにも採択を」と訴えましたが及びませんでした。

 消費税増税や70歳以上の医療費自己負担の1割から2割への引き上げなど、国民には負担増ばかり。アベノミクスが言う賃上げは、影も形もありません。

 東郷町議会でも国の悪政打破を、今年も粘り強く訴え続けます。

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「公開質問状調査に関する特別委員会の設置」について

2014年01月05日 | 東郷町議会

(最後に追記があります)

 5日に東郷町内の新聞に折り込まれた「東郷丸通信」(東郷町の自民系の加藤宏明議員、川口一夫議員、山田達郎議員、水川淳議員、近藤鑛治議員と公明党の箕浦克巳議員の6人が発行)に「襟を正すべし!東郷町議会! 公開質問状に関する特別委員会の設置が否決されました」と題する記事が掲載されています。

 記事に紹介されている通り、私、門原武志も設置に反対しました。賛成したのは「東郷丸通信」を発行した6議員です。

 「公開質問状」とは議員経験者でもある一町民から加藤啓二議長に宛てて出された手紙です。詳細は省きますが、その内容は、東郷町議会議員が参加した全国市町村交流レガッタに関して、特定の数名の議員の行動についての質問です。

 この「公開質問状」が11月19日の議会全員協議会で議長から示されました。議長宛ての手紙や質問状が届くことはよくあることだそうですが、このように全議員に示されるたのは初めてのことでした。

 そのときに私は、

  1. 早く回答すべきだ。
  2. 個々の議員についての質問なので議長が当該議員に尋ねた結果を回答すべきだ。
  3. 回答は事後報告されたい。

と意見を述べました。https://twitter.com/kadohara/status/402648632597307392

 ただし、議会運営の改善策などについての見解を求めるものなど、議会に新たな見解を求める質問である場合は、全議員に諮るなどの手続きは必要だと考えます。しかし今回の件はそれには該当しません。

私が特別委員会設置に反対した理由

 さて、本題の「公開質問状に関する特別委員会の設置について」ですが、12月10日の東郷町議会本会議で、「東郷丸通信」発行者の1人である加藤宏明議員ほか数名が、特別委員会の設置を求める動議を口頭で提出しました。

 この動議は「東郷丸通信」が伝えているように、賛成少数で否決されました。私が反対したことは先に書いた通りですが、その理由は、議長が公開質問状への回答をすぐに出さないことが問題であり、調査すべきものはないと考えたからです。https://twitter.com/kadohara/status/410452494385291264

「東郷丸通信」発行者たちがこの「公開質問状」にこだわるのは?

 問題の議長の回答ですが、特別委員会の設置が否決された本会議が終わった後、議長から全議員に回答の案が示されました。特に異論はなく、送付されました。

 ところでこの回答の案が示される前に、別の一町民(この人も議員経験者)から議長に出された「公開質問状」が全議員に示されました。これも特定の議員(1人、ただし先の公開質問状が指した数名とは別の議員)の行動についてのものです。https://twitter.com/kadohara/status/410432312413663232

 このように今のところ東郷町議会の議長に出され全議員に示された「公開質問状」は2件ありますが、「東郷丸通信」が先に来た方だけをことさら取り上げ、後の方は取り上げないのはどうしたことでしょう。

 「東郷丸通信」に書かれていることですが、先の公開質問状で取り上げられた数名の議員の行動について、20日の本会議終了後、「東郷丸通信」の発行者のうちの2人の議員が「政治倫理審査」を議長に要求しました。

 「東郷丸通信」の記事の表題では「特別委員会の設置」が主題のように見えましたが、どうやら政治倫理審査の方が、彼らにとって重要問題のようです。

 20日の本会議終了後の議員全体会議で2人の議員が「政治倫理審査」の請求をした後、その理由について話し合われました。先に出た方の「公開質問状」で指された議員たちの行動について疑惑があるようなことを話しましたが、政治倫理審査を請求した2人の議員は、その「証拠」のようなことを述べましたが、疑惑を持たれた側の議員たちはそれを否定しました。

 「東郷丸通信」の記事の結びで「…その内容が個人の行動に関わることでもあり、現段階での詳細開示は差し控えさせていただきますが、…、不誠実の事実は毅然として糾すとともに、…」と書かれていますが、確証があるならば、はっきり示すべきだと思います。

 私の判断はそれからです。

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追記

 政治倫理審査というものが一部議員から提起されました。政治倫理審査会は議員の議会外での言動について議会としての判断を示す場です。過去には、公共施設内で施設職員に暴言を放った議員、不正が疑われる議会外での自分の行為を本会議場で話した議員が対象になっています。

 いずれも議員本人が自らの行動を認めた後に、政治倫理審査が提起されました。

 現在、2人の町民からの議長宛ての公開質問状が議員全員に示されていますが、いずれも行為が「あったらしい」ことを議長に質問するもので、不正があったことをはっきり示したものではありません。

 なぜここまで私が慎重になるのか(あるいは及び腰だと思われるかもしれません)ですが、過去に私自身が政治倫理審査の対象とされた経験によります。そのときは、議場内の行為が問題にされましたが、それを問題にしたいのならば懲罰に付すべき(それにしても懲罰に値するようなことではありませんが)であり、議場外での行為を問題にする政治倫理審査にかけられる覚えはないとして対応しました。(詳しくはhttp://kadohara.blog.ocn.ne.jp/kadohara/cat10533267/ の一連の記事をご覧ください。)

 東郷町議会の政治倫理審査会は常設ではなく、2人の議員が提起すれば議長が設置することとされています。私自身が被害を受けたように、少数派の議員を陥れるために利用される危険性が常につきまといます。そのため、慎重な運用が必要です。

(1月6日朝)

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