なお東郷町の学校教科書は、東郷町など尾張東部地区11市町が共同で選びます。
来年度から4年間使わる中学校の教科書の選定がこのほど行われ、社会科は東京書籍版が採択されました。歴史を歪める、日本国憲法を敵視しているなどと批判されている育鵬社、自由社の教科書の採択は回避されました。
なお東郷町の学校教科書は、東郷町など尾張東部地区11市町が共同で選びます。
なお東郷町の学校教科書は、東郷町など尾張東部地区11市町が共同で選びます。
今年の夏、全国の教育委員会が来年度から4年間使う中学校教科書を選びます。19社の教科書の中から選ばれますが、その中には日本の侵略の歴史をゆがめ、平和憲法を攻撃、さらには安全性に不安がある核融合発電を推奨する社会科教科書も含まれます。
歴史を正しく伝える教科書が選ばれるよう、各地で開かれる教科書展で意見を書きましょう。
育鵬社版、自由社版の社会科教科書は、日本が起こした侵略戦争を美化し、平和憲法を敵視する特異な内容です。各地で自民党や改憲団体「日本会議地方議員連盟」所属の議員らが、これらの社会科教科書の採択を求める運動を起こしています。(「しんぶん赤旗」日曜版5月31日付など)
子どもたちには、特異な教科書ではなく、歴史を正しく伝え、平和憲法の値打ちが分かる教科書で学んでほしいものです。
教科書を読みくらべよう
6月11日(木)から7月5日(日)までの間、東郷町諸輪の愛知県総合教育センター(3日まで)など、県内各地で教科書展が開かれます(→県のホームページ http://www.pref.aichi.jp/0000071939.html )。
教科書展では、教科書の閲覧ができ、教科書への意見を書くこともできます。
育鵬社や自由社の社会科教科書を見ることができる貴重な機会です。実際に読んでみれば、他の教科書とくらべ、特異さが際立っていることが実感できるのではないでしょうか。
教科書展で寄せられた意見は、教育委員会が教科書を選ぶ際の参考とされます(東郷町は、春日井市や瀬戸市など11市町の「愛日地方教育事務協議会」で共同で採択した教科書を教育委員会が承認)。
読んでみた。感想を出した。
さて、私は20日(土)にみよし市、26日(金)と2日(木)に県総合教育センターに出かけ、教科書を実際に読んでみました。
育鵬社、自由社とも、太平洋戦争を「大東亜戦争」と特殊な呼称で呼び、日本軍をアジアを解放したように描いています。たとえば
「日本軍の勝利に、東南アジアやインドの人々は独立への希望を強くいだきました。」(育鵬社)
「アジアの解放をかかげた日本は敗れたがアジアは植民地から解放され、独立を達成した。」(自由社)
といった調子です。
日本の若者が、こうしたことをアジアの人に向かって言うようなことがあってはならないと強く思い、その旨を書いた感想文を提出しました。
また育鵬社の公民教科書は、核融合発電について「人類のエネルギー問題を解決するには、人工の太陽をつくり出す核融合発電の実用化を待たねばなりません。それまでは水力・太陽光・風力・地熱などの利用に加えて、他の研究を進めることが大切です。」と書いていますが、技術的に確立される見通しがなく中性子が発生するなど環境破壊の恐れがある核融合を推奨することは不適切です。
東郷町の近くで開かれる教科書展は、下の一覧表のとおりです。ぜひともお出かけください。
歴史を正しく伝える教科書が選ばれるよう、各地で開かれる教科書展で意見を書きましょう。
育鵬社版、自由社版の社会科教科書は、日本が起こした侵略戦争を美化し、平和憲法を敵視する特異な内容です。各地で自民党や改憲団体「日本会議地方議員連盟」所属の議員らが、これらの社会科教科書の採択を求める運動を起こしています。(「しんぶん赤旗」日曜版5月31日付など)
子どもたちには、特異な教科書ではなく、歴史を正しく伝え、平和憲法の値打ちが分かる教科書で学んでほしいものです。
教科書を読みくらべよう
6月11日(木)から7月5日(日)までの間、東郷町諸輪の愛知県総合教育センター(3日まで)など、県内各地で教科書展が開かれます(→県のホームページ http://www.pref.aichi.jp/0000071939.html )。
教科書展では、教科書の閲覧ができ、教科書への意見を書くこともできます。
育鵬社や自由社の社会科教科書を見ることができる貴重な機会です。実際に読んでみれば、他の教科書とくらべ、特異さが際立っていることが実感できるのではないでしょうか。
教科書展で寄せられた意見は、教育委員会が教科書を選ぶ際の参考とされます(東郷町は、春日井市や瀬戸市など11市町の「愛日地方教育事務協議会」で共同で採択した教科書を教育委員会が承認)。
読んでみた。感想を出した。
さて、私は20日(土)にみよし市、26日(金)と2日(木)に県総合教育センターに出かけ、教科書を実際に読んでみました。
育鵬社、自由社とも、太平洋戦争を「大東亜戦争」と特殊な呼称で呼び、日本軍をアジアを解放したように描いています。たとえば
「日本軍の勝利に、東南アジアやインドの人々は独立への希望を強くいだきました。」(育鵬社)
「アジアの解放をかかげた日本は敗れたがアジアは植民地から解放され、独立を達成した。」(自由社)
といった調子です。
日本の若者が、こうしたことをアジアの人に向かって言うようなことがあってはならないと強く思い、その旨を書いた感想文を提出しました。
また育鵬社の公民教科書は、核融合発電について「人類のエネルギー問題を解決するには、人工の太陽をつくり出す核融合発電の実用化を待たねばなりません。それまでは水力・太陽光・風力・地熱などの利用に加えて、他の研究を進めることが大切です。」と書いていますが、技術的に確立される見通しがなく中性子が発生するなど環境破壊の恐れがある核融合を推奨することは不適切です。
東郷町の近くで開かれる教科書展は、下の一覧表のとおりです。ぜひともお出かけください。
今日、東郷町教育委員会定例会があり、小中学校の来年度からの教科書の選定がありました。
http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20090702
で取り上げた、問題だらけの教科書は、来年度からも東郷町では使われません。
25日の金曜日、午後から東郷町教育委員会の定例会で、町立小中学校の全国学力テストへの参加について話し合われるということで傍聴してきました。
結論から書くと、今年度に引き続き来年度も参加(時期は今年の4月)。
教育委員さんたちの意見は、
- 競争をあおらないように
- 学校間格差をつくることのないように
- プライバシーを確保すること
に集中していたように思われました。確かに大切な論点です。こういった議論を通して「学校バウチャー」など競争をあおる手法の持ちこみを防ぐことができると思います。
一方、実施そのものの是非については、「今後に生かしていくためにも、継続して参加することが大事」というふうに一致していたように思います。
今後の指導方針や教育課程の見直しに必要、という気持ちは分からないではありませんが、その手段として政府が一律に実施する全国テストに参加することが適切かどうかという議論がなかったのは残念です。結果が出るにの半年かかったとかのこともあります。今後に生かすためのデータを取りたいなら、従来の試験でも良いのではないでしょうか。
また、ある委員は、全員に受けさせるテストか、抽出して受けさせるテストか…、ということを話されましたが、なぜ全員が受けるテストが良いのかというご意見は述べられなかったように思います。
第1回目に参加しなかった犬山市のような結論まで求めるのは酷かもしれませんが、せめて、全国学力テストの本質とは、と踏み込んだ議論が欲しいものだ、と思いました。