最後に、議会運営委員長宛てに出した「公開質問状」を掲載します。
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平成21年9月29日
議会運営委員長 星野靖江 殿
公開質問状
若園ひでこ、中川雅夫、門原武志、山口洋子
1) 菱川和英議員が提出した即決動議なるののの正当性について
6月23日の本会議で、総務委員長が「継続して審議したいむねの申し出」を行い、議長が「継続審査の可否」を諮った時、菱川和英議員が“即決動議”なるものを提出した。
菱川和英議員が説明する動議の内容は“委員会付託を解除して、即刻採決する”というものであるが、そのような“動議”は委員会審議独立の原則を侵す明白な会議規則違反であって、会議規則上もあり得ない、許されないものであると思うがどうか。
2) 「継続審査の可否」を問う採決で足り、菱川和英議員提出の動議は全く無駄
○継続審査を可とするものが少数であれば議会閉会とともに時間切れの廃案となり、
○継続審査を可とするものが多数であれば総務委員会は議会閉会中も継続して審議できる。
上記の2項は、菱川和英議員自身が説明していた事柄である。
ここで注目すべきことは、ここまでの議事進行に動議を提出する必要は全くないということである。必要もないのに会議規則違反の「動議」を持ち出して混乱を引きおこした菱川和英議員には厳重な注意を与え、反省をもとめる必要があると思うがどうか。
3) 菱川和英議員は、本来は不必要な動議とともに、会議規則違反の動議を併せて提案した。思うがどうか。
一般には動議を採決する時には討論を用いなければならないが、近藤秀樹議長の議事進行は異常なほどに一方的なものであった。
近藤秀樹議長は、動議の提案理由説明のために菱川和英議員を3回も指名して、くどくどと発言させたにもかかわらず、動議に反対する発言については、中川に1回、渋々発言を許しただけで、発言を求め続けた門原には、とうとう1度の発言もさせなかった。
菱川和英議員をして、何度説明させようとも会議規則違反の動議は矛盾だらけで、矛盾が矛盾を生む連鎖につながって行かざるを得なくなる。
最大の矛盾は、採決しようにも基となる委員長報告が存在しないことである。ここで、委員長報告のデッチアゲが企まれることになり、近藤秀樹議長自身がその実行犯になった。
「継続して審議したい旨の申し出」を委員長報告だと言いくるめようとして失敗し、みじめに行き詰まった姿はビデオを見ても痛々しい。
そして、挙句にマイクで怒鳴り、議長が一方に荷担することを議長席で表明するなど、前代未聞の大失態といわざるを得ない。
休憩後の、近藤秀樹議長は休憩直前の興奮を陳謝し、議事進行でも本来あるべき姿に立ち戻っていたので、それからの議事は大変スムーズなものであった。我々は、この状況を近藤秀樹議長の明確な反省と受けとめて、休憩前の異常に一方的な議事進行について、立ち返って責任を追及することも必要ないと考えていた。
しかし今日、我々は議長の異常に一方的で強引な議事進行を正そうとした、まさに、その行為に言いがかりをつけられ、不当な扱いを受け、政治倫理審査会委員長を自称する石川昌弘議員から警告書なるものまで突きつけられている。
この自称政治倫理審査会を立ち上げたのが近藤秀樹議長であるいじょう、我々としても、近藤秀樹議長が行った異常に一方的で横暴な振る舞いの責任を不問に伏すことは出来ないと考えるものである。
議会運営委員長として、6月23日の本会議における近藤秀樹議長の異常に強引で一方的な議事進行と、横暴な振る舞いについて明確な釈明と反省を求めるべきではないか。
以上、3項目について10月5日までに書面にて回答されるよう求める。
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