東郷町など4市1町に水道水を給水する愛知中部水道企業団(企業長は萩野日進市長)が、自前の水源も放射能検査を実施し、放射性物質は検出されず、安全が確認されました。
検査結果はこちらです。http://www.suidou-aichichubu.or.jp/cgi-local/cms/see_more2.cgi?d=2&c=229
ヨウ素131、セシウム134、セシウム137の3核種について、いずれも不検出(検出限界は1Bq/kg未満)です。
同水道企業団の水源の94%は愛知県企業庁から買う水で、こちらについては1週間に1回の検査がすでに実施され、安全が確認されています。一方、残りの6%を占める自前の水源(深さ100m前後の井戸、10基)からの水については、検査されていませんでした。
企業団当局は「福島第一原発の20kmの地下水は汚染されていなかった」http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20110909http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20110909 、「外部との接触はなく、放射性物質の影響はない」http://www.toyoake-maeyama.jp/data1/111230-101532.htmlなどとして、自前の水源の検査をする必要がないとの認識を示してきました。
しかしこれまでも、まさか、と思えるようなものが放射能で汚染されていたということが次々と起こっており、日本共産党は企業団に対し、自前の水も検査するよう、1月20日に申し入れを行っていました。http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20110909
東郷町周辺では「放射能を知る姿勢」が積極的。あとは給食ですね。
東郷町は周辺市町に先駆けて独自の放射線量測定を行い、結果を公表しています。http://www.town.aichi-togo.lg.jp/kankyo/hozen/machi_kankyo/kankyo/houshasen/teiki_sokutei.html
また、東郷町など3市町のごみを処理する尾三衛生組合も、いち早く空間放射線量測定を実施し、焼却灰・飛灰の放射能検査を継続し、結果を公表しています。http://c101m88q.securesites.net/houshanou.htm
放射線量はいずれも異常な数値は見られず、尾三衛生組合の焼却灰などからもヨウ素131、セシウム134、セシウム137とも検出されていません。
福島まで遠いからまず大丈夫だろうという考えもあるかもしれませんが、そのような予断を持たず、まず今の状況を把握し公表しようという姿勢は評価できます。
しかしなぜか東郷町は給食の検査は実施しようとしていません。新年度予算案にも盛り込まれませんでした。教育委員会の「市場に出回っているのは安全と信じるしかない」(教育部長の議会答弁)という姿勢が元にあります。
豊明市では新年度予算案に、給食の検査をするための機器購入費が計上されました。http://www.toyoake-maeyama.jp/data1/120223-063538.html
東郷町でも、食の安全確保のために、給食の放射能検査を実施すべきです。