「道の駅構想」策定のための委託料を2年間で1188万円計上した補正予算案が6月20日の東郷町議会本会議で審議され、来年度分の約734万円を削り今年度分の約453万円だけを認める修正案が全員一致で可決されました。
私が行った修正案への賛成討論を紹介します。
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この修正案は道の駅基本構想・基本計画策定業務の来年度の債務負担行為(限度額733万4000円)を原案から削除するものです。
道の駅基本構想・基本計画策定業務は、「東郷町まち・ひと・しごと創成総合戦略」の基本目標1「しごとをつくり、安心して働けるようにする」の「(1)町の産業を活性化し、新たな産業の誘致を進める」の「③商業施設等の立地促進」で「東郷中央土地区画整理事業」とともに挙げられている「道の駅構想推進事業」に基づくものです。
規模などが分からないのに進めることは許されない
今回の議会での当局の説明で明らかになったように、道の駅構想の規模や道の駅建設にあたっての町の財政負担、将来的な町の負担など、事業を推進するにあたって当然、住民に説明しなければならないことが明らかにされず、当局は、「基本構想・基本計画を策定する中で明らかにしたい」との立場をたびたび表明しました。
基本構想・基本計画策定業務はコンサルタントに委託するとの説明でしたが、東郷町で道の駅をつくるときにふさわしい規模、それによって決まる建設費の見込みを明らかにしないまま、来年度までの業務を認めることには同意できません。
私に寄せられた住民の意見には、道の駅をつくりたい東郷町自身が、どんなものがほしいのかわかっていないうちにコンサルタントに委託すれば、コンサルタントは建設業者に都合よく過大な計画を作るだろうというものがありました。
今年度の予算だけを認めることにより、こうしたことに歯止めがかかることを期待します。
今年度中に、道の駅の規模や町の財政負担の見込みを住民に明らかにし、そして事業が成り立つ見通しを立てたうえで、次の段階に進むべきか、引き返すべきかを決めるべきです。
住民が知りたい情報を示すための調査を!
また修正案は、今年度分の453万6000円について、「基本構想・基本計画策定委託料」という説明を「調査業務等委託料」に書き換えるものです。これはまさに道の駅の建設に必要な情報を明らかにするためのものです。
私が住民から聞いた意見には、「東郷町で道の駅が成り立つとは思えない」というもの、「『ららぽーと来場者の10分の1が道の駅に立ち寄れば1日で数千人の来場者』※という見込みはいったいどこから出てくるのか」というもの、「日進市にも道の駅の計画があるのだから一緒に出来ないのか」というものなど、道の駅そのものについての心配の声があります。こうした住民の意見にこたえる調査結果を出されるよう求めます。
「道の駅ありき」ではなく活性化の方策を考えよう
「東郷町まち・ひと・しごと創成総合戦略」の「町の産業を活性化し、新たな産業の誘致を進める」ための方法として、「商業施設等の立地促進」とともに挙げられている「新たな産業の誘致」と「町内企業の拡張・育成」についても併せて調査し、住民に負の遺産が残らないようにすべきだと述べ、修正案への賛成討論といたします。
(以上)
※川瀬雅喜町長が水川淳議員(保守系)の一般質問への答弁で述べた内容。
私が行った修正案への賛成討論を紹介します。
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この修正案は道の駅基本構想・基本計画策定業務の来年度の債務負担行為(限度額733万4000円)を原案から削除するものです。
道の駅基本構想・基本計画策定業務は、「東郷町まち・ひと・しごと創成総合戦略」の基本目標1「しごとをつくり、安心して働けるようにする」の「(1)町の産業を活性化し、新たな産業の誘致を進める」の「③商業施設等の立地促進」で「東郷中央土地区画整理事業」とともに挙げられている「道の駅構想推進事業」に基づくものです。
規模などが分からないのに進めることは許されない
今回の議会での当局の説明で明らかになったように、道の駅構想の規模や道の駅建設にあたっての町の財政負担、将来的な町の負担など、事業を推進するにあたって当然、住民に説明しなければならないことが明らかにされず、当局は、「基本構想・基本計画を策定する中で明らかにしたい」との立場をたびたび表明しました。
基本構想・基本計画策定業務はコンサルタントに委託するとの説明でしたが、東郷町で道の駅をつくるときにふさわしい規模、それによって決まる建設費の見込みを明らかにしないまま、来年度までの業務を認めることには同意できません。
私に寄せられた住民の意見には、道の駅をつくりたい東郷町自身が、どんなものがほしいのかわかっていないうちにコンサルタントに委託すれば、コンサルタントは建設業者に都合よく過大な計画を作るだろうというものがありました。
今年度の予算だけを認めることにより、こうしたことに歯止めがかかることを期待します。
今年度中に、道の駅の規模や町の財政負担の見込みを住民に明らかにし、そして事業が成り立つ見通しを立てたうえで、次の段階に進むべきか、引き返すべきかを決めるべきです。
住民が知りたい情報を示すための調査を!
また修正案は、今年度分の453万6000円について、「基本構想・基本計画策定委託料」という説明を「調査業務等委託料」に書き換えるものです。これはまさに道の駅の建設に必要な情報を明らかにするためのものです。
私が住民から聞いた意見には、「東郷町で道の駅が成り立つとは思えない」というもの、「『ららぽーと来場者の10分の1が道の駅に立ち寄れば1日で数千人の来場者』※という見込みはいったいどこから出てくるのか」というもの、「日進市にも道の駅の計画があるのだから一緒に出来ないのか」というものなど、道の駅そのものについての心配の声があります。こうした住民の意見にこたえる調査結果を出されるよう求めます。
「道の駅ありき」ではなく活性化の方策を考えよう
「東郷町まち・ひと・しごと創成総合戦略」の「町の産業を活性化し、新たな産業の誘致を進める」ための方法として、「商業施設等の立地促進」とともに挙げられている「新たな産業の誘致」と「町内企業の拡張・育成」についても併せて調査し、住民に負の遺産が残らないようにすべきだと述べ、修正案への賛成討論といたします。
(以上)
※川瀬雅喜町長が水川淳議員(保守系)の一般質問への答弁で述べた内容。