10月29日のツイートで「議会の会議では本題(委員会条例改正案)が終わったあと、有元洋剛議員の勝手な言い分に1時間近くもつき合わされた。自分の政策実現のために他の議員たちを巻き込まないでください、自分の時間の中で自由にやってください、とたしなめたが、伝わらなかっただろうな。」と書きました。
この有元議員(無所属)、10月29日の議員全体会議の本題(委員会条例改正案)が終わった後、発言を求め、自分が提出した質問に答えるよう議長に求めました。そして自分が提出した文書を議員たちに配るよう議長に求め、私にも配られました。
この文書は、有元議員が議長に10月18日に議長宛に提出した「お願いと質問」と題するものです。それによると、有元議員は議長に対し、私がこのブログでも紹介してきた件について、「次回全体会議(かどはら注 29日の会議のこと)では、結論的報告がされることを強くお願いするとともに、次の諸点について疑義があるので明快な答を頂きたく質問」(「お願いと質問」より)したいそうです。
そして「お願いと質問」の途中から「記」として9項目の質問が書かれています。
なぜか文書での回答を求めず、会議での回答が求められていたため、菱川議長は順次、口頭で回答しました。しかし、議長が答えようがない項目まで含まれているため、それらについて議長は「答えられない」と述べました。
自分でお聞きになったらどうか
議長が答えようがない項目とは、次のようなものです。
例えば
5)3月23日の全体会議席上、前議長が
- 申請者の申請が正しかったか疑問視されている。
- 政倫審の結論は出たが、成立していない。
- 「誰かが謝らねばならない」と発言後、「判断を誤ったので謝ります」との発言があった。
このことについて、何処がどう間違っていたのか。また間違った判断について「謝ります」との前議長の謝罪は正式発言か。その場合、これだけ議会を混乱させた責任はどうなるのか。(9月17日全体会議席上で責任を追及したが返答はなかった)
という設問がありますが、前議長である近藤秀樹議員の発言についてのものです。ですから議長は答えようがないと思います。
有元議員は、近藤秀樹前議長に質問状を出すなり、電話で聞くなりすべきです。
また、例えば
3)警告に対し4人(かどはら注 中川まさお、若園ひでこ、山口洋子、そして私かどはら武志)が「受取拒否」した理由は何か。
についても、議長は「答えられない」と述べました。私たち4人が昨年9月29日に当時の近藤秀樹議長に提出した「自称政治倫理審査会から渡された警告書なるものについて」(昨年10月3日付の記事「私たち4人の議員への『警告書』について議長たちに問う―公開質問状など(2)」に掲載)をお読みいただければ、別に現議長でも答えることは可能だと思いますが、議長よりも私、かどはら武志にでも聞きに来ていただければ、可能な限りお答えできるのですが。
また
6)2議員(かどはら注 私たち4人を政治倫理審査会にかけることを当時の議長に求めた民主党の橋本議員と自民系無所属の加藤議員)の申請者にはどのように説明しているのか。申請者の意向はどうか。あるいは申請を取り下げたのか。
に、議長は「説明は不要」と述べました。これに対し、有元議員は、2議員の立場を慮るようなことを発言していたと思いますが、これも2議員に直接聞けば良いことです。
有元議員は、議長が「答えられない」とか「説明は不要」とか答えたことに対し、かなり食い下がっていました。そうしたことでいたずらに時間が過ぎ、1時間近くも余分にかかってしまいました。
有元議員が、自分が聞きたいことを議長に聞くのは自由ですが、どうして全議員が集まる場所(この日は前議長の近藤秀樹議員は欠席)で答えさせる必要があるのでしょうか。そのために、自分以外の議員たちが不必要に拘束されていることについて、何とも思わないのでしょうか。
また、前議長や私たち、そして2人の議員に聞けば良いようなことを、なぜ議長に聞くのか。
自分が知りたいことを純粋に追求することが目的ならば、他の議員まで拘束する必要はまったくありません。自分の政策立案の活動の中でやるのは自由ですが、自分の興味に他の議員まで巻き込まないでほしいものです。
どうしても他の議員の理解も得たいならば、それなりの手順というものがあると私は思うので、その点、考慮してもらいたいと思います。
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