東郷町議会では議会活性化特別委員会で、開かれた議会を目指し、改革について検討しています。
最近、同特別委員会で決定し、2月15日に全議員に了承されたことがらを報告します。
--------------------
議会中継(6月議会からの予定)
最近はどの議会でも珍しくなくなりました。ウェブカメラを使ったものを検討しています。本会議と委員会を予定しています。
一般質問通告書の内容を全部公開(6月議会からの予定)
今は各議員の一般通告の大きな項目の表題だけの公開ですが、質問の要旨も含め公開します。
政務調査費(3月からは政務活動費*)の使途の検証
東郷町議会は2012年4月から政務調査費の制度(1人年額12万円)が始まりました。何にどれだけ使ったかは、年度が終わった後に議長に報告書を領収書とともに提出し、全面公開することになっています。
議長に提出する報告書は、基準に合っていて金額は正確なのは当然ですが、例えば研修に使ったとして、その研修目的が適切だったかは問われません。
これを、内容に踏み込んで適否を検証するものです。
*政務活動費 地方自治法の改正でそれまでの政務調査費が廃止され、政務活動費になります。東郷町議会も政務調査費の条例を改正し、政務活動費の条例にする予定です。(2月25日議決予定)
議員の国などへの陳情活動など使途が広がります。ただし使途基準は変更しません。(東郷町議会では食費への使用を禁止しています。これは変えません)
議場での通信端末の使用を認める
パソコンやタブレット型端末の使用を認めます。法律の条文の確認などの使用が想定されます。そのための通信設備を議場に設置します。
町長等の諮問機関等の委員に就任しない
日本の地方自治は二元代表制です。長と議会の2つの代表がお互いに独立し、牽制しあうことで、どちらか片方の暴走を防ぐという仕組みです。
東郷町では、国民健康保険運営委員会や総合計画審議会などの町長諮問機関の委員に議員が就任しています。他の議会でもこうした例が多くありましたが、二元代表制をあいまいにするものとして、長の諮問機関等への議員の就任をとりやめる例が増えています。
町長の諮問機関以外にも、図書館長の諮問機関である図書館協議会などの委員に議員が就任していますが、これも同様に取りやめます。
ただし、都市計画審議会のように法令(都市計画法施行令)で議員の就任が定められているものについては、除きます。
日本共産党はこのことを早くから主張し、総合計画審議会の委員に議員が就任しないようにする条例改正を提案してきました。
http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20090311 など
区長・自治会長との懇談
6月ごろに予定
議会報告会・意見交換会
10月ごろを予定しています。これもやっていない議会の方が珍しくなってきました。
研修結果のインターネット放映(担当課との意見交換)
2月5日に研修でお世話になった犬山市議会でしていると聞きました。
東郷町議会では、研修結果は委員長の報告書と各委員の復命書を議長に提出します。犬山市議会では、担当課の職員に研修結果を報告し、意見交換しています。犬山市議会では議会関係の会議はすべてネット中継しており、この意見交換も中継しています。
東郷町議会もこれにならいます。
--------------------
2月15日に全議員の了承を得たものは以上です。
これ以外に、常任委員会と予算(決算)特別委員会の会議録の全文筆記(今は要点筆記)が6月から始まる予定で、これは新年度予算案に盛り込まれています。
東郷町議会の改革は遅れているというのが多くの議員の共通した認識です。議会改革のスピードをアップするために私も頑張ります。
ご意見をお寄せください。