東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

連絡先090-1835-5649
kadohara@joy.ocn.ne.jp
白鳥4丁目押草団地

「安保法制案の議決に際して、慎重かつ丁寧な議論を求める意見書」への賛成討論です。

2015年06月22日 | 東郷町議会
 意見書案は残念ながら否決されました。

 賛成は私かどはら武志(日本共産党)、國府田さとみ(民主党)、新家光江(保守系)、西尾(隆の生の上に一)男(保守系)、若松孝行(保守系)、井俣憲治(保守系・意見書案提案者)の6人の議員。
 反対は、石橋直季(保守系)、加藤達雄(保守系)、いしいゆみ(無党派)、加藤宏明(保守系)、水川淳(保守系)、加藤啓二(保守系)、若園ひでこ(次世代の党)、箕浦克巳(公明党)、星野靖江(保守系)の9人の議員。

 私の賛成討論です。お読みいただければ幸いです。

 現在、国会で審議されている、安倍政権が提出した、集団的自衛権の行使容認を具体化するなど安保体制を変えるための一連の法案について、この意見書案に対する議論で、法案の中身、国会の審議のあり方、などさまざまな意見が戦わされました。
私自身の考え方は、この法案は戦争法案とも呼ぶべきもので、即時撤回すべきだと考えます。法案の審議では、政権与党は、武力行使と一体化していない後方支援だから、アメリカの戦争に巻き込まれることはない、などと説明していますが、後方支援なるものが国際法上は定義づけられた概念ではなく、兵站という前線と一体と捉えられるものであり、内閣が閣議決定を英訳した文書でも「武力行使との一体化」の部分の訳が「ittaika with the use of force」と、「一体化」が日本語のままローマ字表記されるなど、英訳しようがない概念が使われていることが明らかになっています。このような、国際的に通用しない理屈で、日本を世界のどこでも戦争できる国にすることは許されません。
政権与党要人から、この法案に憲法をどう合わせるか考えるべきなど暴論が出る中で、国防体制の強化を必要だと考える人からも、立憲主義に反するという不安も出ています。
国会の憲法審査会では、政権与党が参考人に推薦した憲法学者までもが、集団的自衛権の行使容認を含む今回の法案は憲法違反だと断じました。
このような国会審議が国民に知られる中で、反対論が広がっていることは当然ですが、集団的自衛権の行使容認が必要だという立場の人からも、政権はもっと丁寧に説明すべきだ、国会は丁寧な審議を、という意見が出ています。ある新聞社の世論調査でも反対が賛成を上回っていますが、「この法案について、日本の平和と安全を確保し、国際社会への貢献を強化するために自衛隊の活動を拡大するものです。こうした法整備に賛成ですか反対ですか」という、政府の意見を丁寧に説明した設問でも反対が賛成を上回っていることからも、いかに多くの国民が不安を持っていることが伺えます。
東郷町議会は昨年の6月議会でも「集団的自衛権の行使容認について慎重審議を求める意見書」を全員一致で可決しており、こうした経緯からも、本意見書案は可決すべきです。
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戦争する国づくりのための法整備に反対する東郷町の集会・デモに参加しました!

2015年06月21日 | 憲法


 20日(土)、東郷町白鳥3丁目の白鳥公園で「戦争するための法整備に反対する東郷町の集会と行進」が町民有志によって催され、私も参加しました。

 集会には約30人が参加、急な企画だったにもかかわらず、東郷町でこれだけの人が集まったのは、それだけ「戦争法案」への危機感が強いことの現れだと思います。

 集会では婦人団体、年金者団体、9条の会などの方々が、戦争法案をなんとしても廃案にしたい、という思いを語りました。

 私、かどはら武志も東郷町の日本共産党を代表して、連帯のあいさつをしました。私は「国会論戦でも、戦争法案が国際的に通用しないことが明らかになっています。戦争法案の閣議決定の文書でも、政府が持ち出している「一体化論」―戦闘行為と一体化しなければ兵站活動は可能―の説明のくだりが、「ittaika with the use of force」となっており、「一体化」が英訳しようがない概念だということが明らかです。このような国際的に通用しない法案で、世界のどこでも戦争できるようにする法案を何としても廃案に追い込むまで、ご一緒に頑張りましょう」と述べました。
 また、町議会で、ある保守系議員が中心となり「法案の慎重審議を求める」趣旨の意見書案が準備され、民主党議員とともに私も協力していることも紹介し、「この法案に賛成の人にも、安倍さんのやり方は酷い、という意見が広がっています。こうした人たちとも協力して、今国会での強行採決を許さないことが大切です。意見書案の可決のために、私も頑張ります」と述べました。

 参加者たちからは、「意見書、なんとしても可決してください!」と激励が寄せられました。

 集会には参加されませんでしたが、民主党の國府田さとみ町議からもメッセージが寄せられ、読み上げられました。

 集会後、参加者たちはデモ行進をしました。参加者たちは「日本を戦争する国にするな!」などのシュプレヒコールを上げたり、楽器を鳴らしたりして、沿道の人々に、元気にアピールしました。

 戦争法案をめぐる情勢は予断を許しません。しかし参加者たちには「絶対に廃案できる!」という確信があふれていました

 デモが解散するとき、参加者たちは「また何回でもやりたいね」と廃案まで頑張る決意を語り合っていました。
 私も元気をもらいました!
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来年度からの保育料、1000円から5000円の値上げの計画

2015年06月10日 | 東郷町政
 6月議会の一般質問では、来年度から計画されている保育料の値上げについて取り上げました。

 値上げの概要は

3歳未満児
 低所得者層  保育短時間  据え置き
        保育標準時間 1000円増
 その他の階層 保育短時間  1000円~4000円増
        保育標準時間 2000円~5000円増

3歳以上
 低所得者層  保育短時間  据え置き
        保育標準時間 1000円増
 その他の階層 保育短時間  1000円増
        保育標準時間 2000円増

上の説明で「低所得者層」とは「住民税所得割額が9万7000円未満」です。

 当局は値上げ理由について「これまでしばらく値上げしてこなかった」と言い、「値上げ案を実行しても周りより安い」と言います。
 値上げしないことが悪いことなんでしょうか。消費税増税で大変です。給料も増えません。どんな理由でも、今は値上げは見送るべきだと思いますが、いかがでしょうか。
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小中学校の教室にエアコンを!(6月議会かどはら一般質問)

2015年06月07日 | 東郷町政
 今回の一般質問では、小中学校教室へのエアコン設置も取り上げました。

 答弁は従来の「音楽室から取り付ける」というものの繰り返しでした。なかなか厳しいですが、引き続き頑張ります。

 それにしても

 「子どもには暑さも経験してもらい、自律神経の発達を…」という趣旨の答弁がされたのには驚きました。

 まるでエアコンの必要性を否定するような言い回しです。

 念のため確認したら、必要性は認めるとのことでしたが。

 東郷町の教育環境の整備を進めよ、の声、もっと届けたいと思います。よろしくお願いします。
コメント (2)
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巡回バスの拡充を!「バス1台増やすのに1340万円」と当局、これ必要な経費だとかどはらは考えます。

2015年06月06日 | 東郷町政
 昨日、4月の改選後、はじめての一般質問に立ちました。質問する項目は選挙前から決めていたことで、迷わず項目を選ぶことができました。最初の項目は、巡回バスなど地域交通の拡充についてです。

 いつまでも住み続けたい東郷町にするためには、公共交通の整備は、道路や下水道などと並んで必要不可欠だとに認識から、この問題を取り上げました。

 私が聞いたのは、

巡回バスの運行本数を増やす
巡回バスの運行時間、日数を増やす(昼休み時間帯も運行、年末年始の運休をやめる)
巡回バスの路線が長く遅れやすいのでよりきめ細やかな路線に再編
みよし市のような乗合タクシーの導入

です。

 運行本数を増やしたり、長い路線の再編などには、巡回バスの台数を今の4台から増やす必要があります。

 当局は巡回バスの運行に1台当り1340万円ほど必要で、難しいとの認識を示しました。また、年末年始も運行することについては、そのような意見はないとして、検討しないと答弁しました。

 しかし他のことについては、いずれも検討課題という認識を示しました。

 巡回バスの拡充で地域交通をより便利にすることの必要性については、町当局も理解を示しています。問題は1台当り1300万円ほどかかる経費。私は必要経費だと思います。
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