東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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井俣町長は辞めるしかない! 町長給料3割カット条例を否決

2023年12月31日 | インポート
 井俣憲治町長は12月21日、自分の給料を1月~3月の3か月間、30%カットする条例案を議会に提出しましたが、議会は反対多数で否決しました。私、かどはら武志も反対しました。

「第三者委員会」費用捻出が目的と説明するが・・・  
 この条例案は、1~3月に、町長の給料を30%、副町長と教育長の給料を5%減らすというもので、制定理由は「町長のハラスメント案件を勘案」というものです。削減額はおよそ100万円です。
 私は、質疑で、給料削減の目的を聞きました。答弁に立った副町長は、ハラスメントを調査する「第三者委員会」(県弁護士会が町に推薦した3人の弁護士で構成)にかかる経費がおよそ100万円なので、それに合わせたと説明しました。
 この説明に対し私は、「第三者委員会」といえば、町内の認定こども園での不適切保育についてのものがあるが、その費用を何かを削って出すのかと質問。副町長は、ハラスメントについての第三者委員会は町長のハラスメントが理由で設置されるものなので、町長の給料を削って費用を捻出するということだと説明しました。
 更に私は「これで責任を取ったということになるのか」と質問。副町長は、あくまでも第三者委員会の費用を出すことが目的で、給料カットで責任を果たすことになるとは考えていないと説明しました。
 私は、ハラスメントについて役場の職員の責任も明らかになった場合、第三者委員会の費用の捻出を目的として職員の給料を減らすことはないかと質問、副町長は、行わないと答弁しました。

町長はスジが通らないことをするのではなく、辞職を!
 私は反対討論で、住民の中には、井俣町長に給料を払いたくないという意見があることは理解できるとしつつ、次のように述べました。
● 今はお金の話をしてほしくない。第三者委員会の費用を出したいなら、第三者委員会の結果が出た後、町長を辞めてから町に寄付すればいい。
● 第三者委員会の費用を出すためという理由は納得できない。組織的な問題とすれば、何かを削って費用を捻出するのではなく、町の本来の業務として第三者委員会の費用を出すべきだ。
● 副町長と教育長を巻き込む必要はない。
● 余計なことをしないでほしい。町長の給料が減ったところで、被害者の心の傷の回復には役立たない。町長の動きが見えるたびに、被害者の心への悪影響が出る恐れがある。
● 給料カットで責任を取るということではないと説明したが、お金で責任を取ったつもりだろうと思う人もいるだろう。

町長らの給料のカットへの賛否(敬称略)

反対した議員
かどはら武志(日本共産党)、高木佳子(公明党)、髙橋道則(日本維新の会)、加藤のぶひさ(国民民主党)、石原えりか、加藤宏明、水川淳、加藤啓二(以上自民系)、山下茂、若園ひでこ(以上無党派)

賛成した議員
山田達郎(自民系)、中野まさひろ、熊田彰夫、こう田さとみ、菱川和英(以上無党派)

石橋直季議長(自民系)は採決に加わりません
コメント
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