3月議会の最終日には、いろいろありました。何回で終わるか分かりませんが、少しずつでもお知らせしたいと思います。
小学校卒業式
ところで今日は小学校の卒業式でした。私は議長の代理で諸輪小学校の卒業式に参列させていただき、議長の祝辞を代読しました。議長が全部の小学校を回るわけにはいかないので、副議長や委員長らが分担します。
初めて委員長をさせてもらっている私にとっては、議長の代理は初めてのことで、緊張のしっぱなしでした。祝辞を読む前に、礼のタイミングを間違え、うろたえてしまいました。式の後、諸輪小学校区在住の先輩議員から「わざと狙ったのかと思った」と慰めの言葉をいただきました。帰り際に校長先生たちに「不細工な失敗をしてしまって済みません」と言うと、「いや、型にはまらないようにと話しているんですよ」と言っていただき、少しホッとしました。
卒業生の皆さん、校長先生の式辞にもあったように、自分のことだけでなく人のことも気遣える人になれるよう、これからも成長しつづけてることを期待しています。
私の地元の高嶺小学校では、おかげさまで、わが息子も無事卒業することができました。
議会最終日、日本共産党と無所属議員が共同で、入院だけでなく通院も中学卒業まで無料化する内容の修正動議を提出
この議会では、子どもの医療費無料の対象を、入院についてだけ就学前までから中学3年生までに拡大するための条例改正案が提案されていました。
制度そのものは前進ですが、国の保険制度改正(2割負担の対象が就学前までに拡大)もあり、事業費が約200万円縮小し、さらに県の補助対象が4歳未満から就学前までへと拡大し、2008年度予算案では、前年と比べ町の持分が約3600万円も削減されています。
しかも、近隣の市町がすべて市町の持分を減らさずに、通院の無料対象を拡大(いちばん低水準の豊明市でも小3まで、名古屋市は小6まで、日進市や三好町は中3まで拡大)するのに、東郷町だけは通院の無料対象を現行の就学前までのまま据え置き。
このような消極的な条例改正をそのまま通すわけにはいかないと、日本共産党の中川議員と無所属の若園議員が共同で条例改正案に対する修正案を提出しました。
提案者の中川議員の説明の後、2人の議員が質疑に立ちました。質疑の中で、「医療費の無料化を拡大すると、必要でもないのに安易に病院に行く人が増えるのでは?」という質問がありました。中川議員は「そのような意見の科学的根拠はない。医療を受けるための負担を増やそうという立場からの俗論だ」と答弁しました。
残念ながら、この修正案の賛成したのは、他に山口議員だけで、賛成少数で否決されましたが、議員からの提案を積極的に行い、住民の願いを議題にすることができました。また政策論争を活発にするという点でも良かったと思います。
原案は、私たちも含む全員賛成で可決されました。
政治倫理審査会の結論が全員協議会で報告されました
今朝の「中日」の県内版で報道されていたので知っておられる方も多いと思いますが、
http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20080305
の記事の最後でふれた、議員による公職選挙法違反について開かれた政治倫理審査会の結論の報告がありました。
その議員に対して警告書が出されたとのこと。審査会長を務めた日本共産党の中川議員は「議員に警告書を渡し、受け取った議員が自らどうすべきか考えられたと思う」と述べました。
その議員は議会内の役職(議会だより編集特別委員会委員)と日東衛生組合議員を辞職し、代わりの人事も議会最終日の本会議で決まりました。
なお政治倫理審査会の規定により、警告書を発しても改善が見られない場合に警告書の内容が公表されることになっています。
東郷町議会に関しては、これが関心を呼びそうだったのか、議案2件が否決を食らったという大事件も、「中日」では小さな扱いだったのは残念です。
判断基準、わかりました
http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20080311
で
個人的な話で、個々の議案への不満や町長の政治姿勢への疑問を語っていた議員が「賛成」という態度をとっているのを見ると、「いったいこの議員の判断基準は…」と思ってしまうのですが
と書きましたが、この方が「子育て支援手当支給条例」に賛成したのは「一歩前進だから」だと教えてくれました。
判断基準がないかのような書き方をして失礼しました。