3日の一般質問で、東郷町が100%出資する第三セクター「東郷町施設サービス株式会社」(TIS)に対する町の責任について、12月議会に引き続き取り上げました。
12月議会で町当局が、①町は会社に繰り返し注意喚起をする必要がある ②会社には法令遵守のための仕組みはあったものの、十分ではなかったようだ ③町としても相談体制の強化などの具体的な見直しを会社に提案したい、との答弁を行ったことについて、その後の町からのTISへの働きかけと、TISの対応についての報告を求めました。また、そのときに私が指摘したパワーハラスメントについて、是正されたのかの報告も求めました。
幹部職員による面接で良いのか?
企画部長は、「全社員への幹部職員による面談、幹部職員対象のパワーハラスメント研修を実施している」とTISから報告を受けたと答弁しました。またパワハラの是正については、「面談では、パワハラを受けた、見聞きしたとのことはなかった、とのこと」と答弁しました。
私は「自分の立場を左右するような人(幹部職員)に本当のことが言えるか?これで『パワハラがなかった』とは言えないとは部長も分かると思う。第3者を入れるとか、外部の相談体制を紹介するなどが必要ではないか。これで十分か」と質しました。
これに対し企画部長は、十分ではないと認めました。一方で「自分の思いを素直に言える組織をつくることがまず大事ではないか。打開が短期に困難なら、外部に頼ることになるだろうし、法的な手段を取ることにつながると思うが、最初の一歩として今回の事例を反省しつつ、当事者同士で真摯に向き合って、内部統制の仕組みを作るのがまず大事だと思う。取締役会でもそうした背景は取り上げられた。会社組織として全力挙げ、進めていただくことを期待したい」と、あくまで会社の方針を擁護する姿勢を取り続けました。
サービス残業が他にはないと言いきれるのか?
TIS社員が未払い残業代の請求をし、会社が2年分、約60万円の未払い残業代を社員に支払った事例を示し、TISは全社員の出退勤記録を調べ直す必要があるのではないかと求めました。
企画部長は、「会社と社員との間で時間外勤務の認識について食い違いがあったため、今回の事例が起きた」と述べた上で、あくまでも手続き上のミスで、今後は上司に対する残業許可を徹底することで再発防止が図れるとのTISの認識を紹介し、町もTISの認識を是とするという答弁を行いました。
また企画部長は、TISの幹部職員による社員面談でも確認されなかったこと、他に相談がないこと、などの理由で調査しないというTISの言い分を容認する答弁をしました。
私は「請求した人が勝手に得した、と言ってるようだ。認識の食い違いの責任は会社にある。それを認めたから会社は払った。同様な事例があったのかもしれない。調べる必要がある」と批判しました。
企画部長は「会社の対応としては理解できる。ただし反省し、適正な管理運営に努めてほしいと思う」と応じました。
私は「会社が責任を認めたからこそ未払い残業代を認め支払った。これは良かった。悪質な会社なら、払わなかったかもしれない。面談だけでは信用できない。調査の申し入れを」と追及、企画部長は「指摘については理解できる。行政としていろんな機会にコンプライアンス遵守してもらうよう指導したい」と述べました。
町長、会社の信用失墜の責任を議員に押しつけ!
更に私が「働いてみたい職場にすることが住民の利益につながる」と社会的信用の観点から改めて対応を求めたところ、川瀬町長が答弁に立ち、「議員が再三にわたって広報されると社員集めに苦労するのでは、と心配してるところ」と述べました。また町長は「全社員と個人面談をした」とも述べました。さらに「そうした事例を知っていれば私にお知らせください」とも述べました。
この答弁は議員の質問権への干渉であり、株主としての責任を回避しようという極めて無責任なものです。
また、株主という権力者に本音が言えるのでしょうか? それと、労働事件について相談を受けたことを株主に知らせるなどあり得ません。
12月議会で町当局が、①町は会社に繰り返し注意喚起をする必要がある ②会社には法令遵守のための仕組みはあったものの、十分ではなかったようだ ③町としても相談体制の強化などの具体的な見直しを会社に提案したい、との答弁を行ったことについて、その後の町からのTISへの働きかけと、TISの対応についての報告を求めました。また、そのときに私が指摘したパワーハラスメントについて、是正されたのかの報告も求めました。
幹部職員による面接で良いのか?
企画部長は、「全社員への幹部職員による面談、幹部職員対象のパワーハラスメント研修を実施している」とTISから報告を受けたと答弁しました。またパワハラの是正については、「面談では、パワハラを受けた、見聞きしたとのことはなかった、とのこと」と答弁しました。
私は「自分の立場を左右するような人(幹部職員)に本当のことが言えるか?これで『パワハラがなかった』とは言えないとは部長も分かると思う。第3者を入れるとか、外部の相談体制を紹介するなどが必要ではないか。これで十分か」と質しました。
これに対し企画部長は、十分ではないと認めました。一方で「自分の思いを素直に言える組織をつくることがまず大事ではないか。打開が短期に困難なら、外部に頼ることになるだろうし、法的な手段を取ることにつながると思うが、最初の一歩として今回の事例を反省しつつ、当事者同士で真摯に向き合って、内部統制の仕組みを作るのがまず大事だと思う。取締役会でもそうした背景は取り上げられた。会社組織として全力挙げ、進めていただくことを期待したい」と、あくまで会社の方針を擁護する姿勢を取り続けました。
サービス残業が他にはないと言いきれるのか?
TIS社員が未払い残業代の請求をし、会社が2年分、約60万円の未払い残業代を社員に支払った事例を示し、TISは全社員の出退勤記録を調べ直す必要があるのではないかと求めました。
企画部長は、「会社と社員との間で時間外勤務の認識について食い違いがあったため、今回の事例が起きた」と述べた上で、あくまでも手続き上のミスで、今後は上司に対する残業許可を徹底することで再発防止が図れるとのTISの認識を紹介し、町もTISの認識を是とするという答弁を行いました。
また企画部長は、TISの幹部職員による社員面談でも確認されなかったこと、他に相談がないこと、などの理由で調査しないというTISの言い分を容認する答弁をしました。
私は「請求した人が勝手に得した、と言ってるようだ。認識の食い違いの責任は会社にある。それを認めたから会社は払った。同様な事例があったのかもしれない。調べる必要がある」と批判しました。
企画部長は「会社の対応としては理解できる。ただし反省し、適正な管理運営に努めてほしいと思う」と応じました。
私は「会社が責任を認めたからこそ未払い残業代を認め支払った。これは良かった。悪質な会社なら、払わなかったかもしれない。面談だけでは信用できない。調査の申し入れを」と追及、企画部長は「指摘については理解できる。行政としていろんな機会にコンプライアンス遵守してもらうよう指導したい」と述べました。
町長、会社の信用失墜の責任を議員に押しつけ!
更に私が「働いてみたい職場にすることが住民の利益につながる」と社会的信用の観点から改めて対応を求めたところ、川瀬町長が答弁に立ち、「議員が再三にわたって広報されると社員集めに苦労するのでは、と心配してるところ」と述べました。また町長は「全社員と個人面談をした」とも述べました。さらに「そうした事例を知っていれば私にお知らせください」とも述べました。
この答弁は議員の質問権への干渉であり、株主としての責任を回避しようという極めて無責任なものです。
また、株主という権力者に本音が言えるのでしょうか? それと、労働事件について相談を受けたことを株主に知らせるなどあり得ません。
残業もみんな裏では嫌々やってます。でもそんなことが言えるはずありません。
言ったら次の日から仕事の担当をはずされたり、毎日のように大会役員室という部屋でしつこく責められます。
これが事実です。