東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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白鳥4丁目押草団地

蟹工船

2009年07月13日 | 映画

http://kanikosen.jp/pc/

久々に爽快な気分になれる映画を見ました。
熱血青春映画です。
小林多喜二の原作を読んだのとは、ずいぶん感じが違いました。
漫画版でも、このような解釈の作品はありませんでした。
SABU監督は、多喜二に自信を持って見せれると言ったそうですが、私もそう思います。

「あの世」にしか希望を持てなかった人たちが、現状を変えようと立ち上がるまでの物語です。
「貧乏自慢」をしたり、現状に甘んじてきたりしたおとなたちに、少年が怒りをぶつけるシーンが圧巻です。
ストーリーの良さ、言葉を現代風に直したことによる分かりやすさなど、この映画の成功した点はいくつも挙げられると思います。
私は特に、映画ならではの感動という点において、暗さと青空との対比を挙げたいと思います。
昼とも夜ともつかない船内の風景や、船外の霧が、底知れぬ恐怖を見せ付けています。
一方、ロシア船から帰ってきた仲間を迎えるシーンや、最後に再び立ち上がったときのシーンでは、青空が限りない希望を予感させてくれます。

時間を割いて映画館で見て良かったです。

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「チェ」、支配者には恐怖、民衆には優しく

2009年01月18日 | 映画

 「チェ 28歳の革命」観ました。

 キューバ革命の指導者の一人、エルネスト=ゲバラのゲリラ闘争時代と、国連総会での演説を取り上げています。史実に忠実なドキュメンタリーで、チェとともに行動しているような感覚で、2時間以上の上映時間がすぐに過ぎました。

 チェが人々に向けるまなざしの優しさ、捕虜に対しても人道的に接する姿は、人間の理想像と言えます。

 バチスタ政府軍の将軍が捕まって「チェだけは勘弁してくれ」と懇願するシーンは、支配者にとっての恐怖だったことを象徴する場面です。

 圧倒的な軍事力を誇る政府軍、アメリカ帝国主義、ソ連…どんな強大な相手にも果敢に立ち向かったチェの生き様は、この大変な時代を生きる人々に大きな共感を持って迎えられることでしょう。

 キューバ革命から50年、アメリカの世界支配にほころびが見えはじめ、日本でも財界の横暴勝手に対する怒りが渦巻いているこの時期に、「チェ」の生き様を描いた作品が公開される意義は大きい。

 映画の上映の情報はhttp://che.gyao.jp/

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災害対策費の増額を

2009年01月01日 | 映画

と思わせる映画でした。

「252 生存者あり」

公式サイトはhttp://wwws.warnerbros.co.jp/252/

消防本部にもこの映画のポスターが貼ってありました。

今年は映画を見まくります

 思い返せば、選挙だ何だと大騒ぎして、映画に行く時間を作る心の余裕もありませんでした。

 10日にはもっと気になる映画の上映が始まります。

「チェ 28歳の革命」

公式サイトはhttp://che.gyao.jp/

 映画で元気になってバリバリ働くぞ!

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「母べえ」、見てきました

2008年02月06日 | 映画

 映画を見に行くには、ある程度の決意を要します。お金、時刻、あるいは「レンタルビデオで良いか」という妥協…。

 でも、良い映画はできるだけ映画館で見ておきたい。

 そんなわけで、「母べえ」を見てきました。

 去年は「シッコ」と「コマンダンテ」を見逃した。選挙中だったり、年末であわただしかったりして「決意」できなかった。

 くだらない事ですが、私の場合、こんな「決意」でもエネルギーを要します。

 さて感想ですが。

 主演女優さんに特に思い入れがあるわけでもなく、言論弾圧で投獄というテーマも目新しくもなく。ただ、最後の母べえの言葉に治安維持法と戦争の不条理が集約されていることは、分かったような気がします。

 山田監督作品の良さは、重いテーマでも所々にユーモアが散りばめられホッとできるところだと、改めて思いました。

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ヒトラー ~最期の12日間~

2005年09月14日 | 映画

 議会はまだまだ続きますが、選挙も終わったので、時間をとってどうしても見たかった映画を見に行きました。この近辺では三好町のムービックスで朝9時50分からの1日1回の上映しかありません。もうすぐ終了しそうなので、行ってきました。明日は東郷中学校の運動会、明後日は委員会、土曜日は選挙の報告挨拶と家族サービスの時間を取りたいし、日曜日は朝からソフトボールのトーナメントの裏方と自分たちの試合があるので、来週までは午前中の予定はぎっしりです。
 「ヒトラー ~最期の12日間~」は、世界大戦の緒戦では連戦連勝を誇り、絶対的な権力を誇った独裁者の最期と、周辺の人々についての実録物です。戦局が日に日に悪化する中、ヒトラーは根拠のない希望をもとに「もう一仕事」と反撃のことを考え、「油田がないことが致命的だった。これにけりをつけたら油田の確保を」と、今更どうでもいいことを考えます。日本の大元帥も「もうひと戦果を」と、降伏をしぶって、沖縄戦や広島・長崎の原爆投下、ソ連参戦を招いたことが思い出されました。ヒトラーの自殺後も、彼の「降伏してはならない」という命令に従い、一週間以上も無駄な犠牲を重ねたことからは、身も心も独裁者にゆだね自ら考えることをやめること、思考停止状態の恐ろしさが見て取れます。また、ヒトラーの腰巾着のゲッベルスもヒトラーも「国民が自分たちから選んだことだ。自業自得だ」と、国民の悲惨な状態を省みようとしません。
 この映画では第三帝国の最期に焦点が当てられ、どうやってヒトラーが国民の心を捉え指導者にのし上がったのかについては描かれていませんが、ナチスが政権を獲りヒトラーが首相になったときも、ナチスは絶対多数ではなく、比較第一党に過ぎませんでした。それなのに、国民に全責任を押し付けるとは! 最も民主的だと言われたワイマール憲法下で、どのように人々がナチスを支持するようになったかについては、数多くの研究がなされているので、そのことについての書籍にあたってみようと思います。選挙や契約など、選択を迫られるたびに思い起こしたら良い場面だな、と思いました。たくさんの人に見てもらいたい映画です。

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