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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

紀念改革開放30年

2009年01月04日 | 思考の断片
 昨年12月15日、「広州出版社編 孔健/山崎金造監修 チャイニーズドラゴン新聞社訳『小平は語る』」から続く。

▲「中華人民共和国中央人民政府門戸網站」2009年01月02日、国务院办公厅「温家宝在山东慰问并鼓励干部群众:信心就是力量」 (部分)
 〈http://www.gov.cn/ldhd/2009-01/02/content_1194286.htm

 现在,我们是挑战和机遇并存,困难和希望同在。我们首先要强信心,信心就是力量。领导者要有信心,工人要有信心,全国人民都要有信心。

 徳によって化す。官は民の師表なり。伝統中国。

▲「中華人民共和国中央人民政府門戸網站」2009年01月04日、国务院办公厅「温家宝在科技领导小组会讲话:百年大计教育为本」 (部分)
 〈http://www.gov.cn/ldhd/2009-01/04/content_1194983.htm

 指导思想是制定规划的主线,也是灵魂。

 これだけでアウト。初めから答えが決まっているところに新奇なアイデアは生まれてこない。

▲「中華人民共和国中央人民政府門戸網站」2009年01月03日、新华社「郑重宣告 人民心声 各地学习胡锦涛"12·18"讲话」 (部分)
 〈http://www.gov.cn/jrzg/2009-01/03/content_1194682.htm

 不动摇、不懈怠、不折腾,坚定不移地推进改革开放,坚定不移地走中国特色社会主义道路。

 坚持不动摇、不懈怠、不折腾,就能够进一步通过改革开放,解决体制机制上的深层次、结构性矛盾,实现科学发展;坚持不动摇、不懈怠、不折腾,就能够通过发展切实保障每个人的合法权益,努力实现社会的公正公平;坚持不动摇、不懈怠、不折腾,就能够进一步调动人们的积极性,激发全社会的生机活力,建设一个富于进取精神和创造力迸发的社会。

 そして、精神力は物質力を最大限に引き出すことができるが、それ以上では、ない。

池田信夫 「人権という迷信」 から

2009年01月04日 | 抜き書き
▲「池田信夫 blog」2009-01-04。 (部分)
 〈http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/332632b1440004c7115da458ca02b33c

 著作権にしても労働基本権にしても、本質的には定型的な契約にすぎず、絶対不可侵の自然権ではない。それは法律として絶対化されれば国家によって強制されるが、本源的にはバークもいうように慣習によって形成されるものだから、実態にあっていなければ変更するのが当然だ。規制強化や権利のインフレによる官製不況を逆転させるには、まず人権という迷信から覚めることが必要だろう。

 権利とは、定型的な契約のテンプレートを実在的な対象として表現することによって契約手続きを簡素化する技術である。これはプログラミングでいえば、特定の関数(契約)の集まりをオブジェクト(権利)としてカプセル化するのと似ている。したがって権利を法律として実装し、内部を変更不可能にすることは、契約を効率的に執行する上では便利だが、それ以上の根拠はない。

 経済学はこの点について自覚的で、たとえば所有権は、すべての出来事(contingency)が事前に特定できる完備契約の世界では存在しない。それが必要になるのは、契約で想定した以外の出来事が発生した場合に、それを処理する残余コントロール権を特定の当事者に事前に与えることによって、彼が投資水準を最適化するためだ。したがって事前に当事者の合意が成立していれば、どんな権利を設定してもかまわない。

 天賦の人権の概念、就中個人所有権のそれが曖昧で私有財産制度が確立していないことが中国の全体主義・専制等々、社会の前近代性の原因であると見なす一群の中国人権主義者や民主化論者たちは、この意見を聞いてどう思うだろうか。

正月にふさわしくめでたい話題第二

2009年01月04日 | 思考の断片
▲「大紀元日本」09/01/04 06:23、記者・李梅、翻訳編集・余靜 「中共系メディアの末路、香港『明報』ニューヨーク版が廃刊」 (部分)
 〈http://jp.epochtimes.com/jp/2009/01/html/d63632.html

 米独立非営利団体ジェームスタウン基金会(Jamestown Foundation)が2001年に発表した文章「中国政府は如何に在米中国語メディアを制御するか」で、中国共産党(中共)は1997年に香港主権移行のために、90年代初頭から第三者を通じて香港の重要メディアの買収を行ったことを明らかにした。「明報」はその中の1つであるという。
 実際、1995年10月にマレーシア華人で建材業界の権力者、北京と親交のある張暁卿氏が「明報」を買収した。「星島日報」と同様に「明報」はそれ以降、親中共メディアとなった。米ジェームスタウン基金会のダイジェスト報道によると、「明報」ニューヨーク支部のスタッフは、本当のボスが駐ニューヨーク中国領事館であり、領事館のすべての指示に従い任務遂行しなければならないと漏らしたという。

 「明報」は私が中国系メディアでもっとも嫌いなうちのひとつである。

 →「東瀛論説」「東瀛小評 『坂の上の雲』 の国」
  〈http://toueironsetsu.web.fc2.com/Column/1998/c19981226.htm

 たかだか走狗に過ぎないとはいえ、これでわるいやつらの巣がひとつ消えるということで、めでたい。