くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「ビブリア古書堂の事件手帖 扉子と無事な客人たち」

2018-10-01 17:11:40 | ミステリ・サスペンス・ホラー
 わーい、続刊です
 三上延「ビブリア古書堂の事件手帖 扉子と不思議な客人たち」(メディアワークス文庫)。
 扉子とは?
 そう、大輔と栞子さんの娘です。六歳。
 今回は、栞子さんが娘に、本と友人に関わるエピソードを語る短編連作です。
 坂口夫妻の家を訪ねることになった姪の由紀子。家族とはわだかまりがあるものの、父が白秋の「からたちの花」の文庫を届けてほしいというので、ビブリア古書堂に向かいます。
 お店は、北鎌倉にあるのですね。夏に旅行したとき実際降りなかったので、ちょっと後悔。今回はホームの様子などはイメージできました。
 亡くなった息子が「母との思い出の本」と言った本を探してほしいという依頼から、ゲームに関わる本ではないかと推理する第二話。巻末に参考文献があるのでばれそうなものですが、そこもうまく処理してあります。(大輔の本についてもね!)
 それから、志田と奈緒と少年の話。「雪の断章」! 懐かしい! 学生のとき友人岸さんに貸してもらいました。斉藤由貴の映画もありましたよね。
 シリーズ既刊全部読んだはずなんですが、その時点である「謎」が解けていなかった気が……。
 わたしが読んだのも文庫です。図書館にあるので借りてみようー。
 ラストは内田百間(携帯のためか、正しい字が出ません……。でも、参考文献も片方間違っていますよね)の稀覯本をめぐる物語です。
 買ったその日(昨日です)に一気に読みました。楽しかった。

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