くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「亥子ころころ」西條奈加

2020-06-29 21:00:49 | 時代小説
「まるまるの毬」の続編!
南星屋の治兵衛、お永、お君、石海たちにまた会えます。
今回もどれもおいしそう! 求肥で作った「竹の春」を食べたいー。
更に今回は渋い職人雲平が加入します。
武家で働いていた弟分の亥之吉から連絡が来なくなったことを心配して江戸に出てきたものの、行き倒れてしまったのです。
若い頃は諸国を旅してきた治兵衛にとって、雲平の技術は心引かれるものでした。
しかも、けがで思うように作業ができない治兵衛には渡りに船と、彼を雇うことにします。
なぜ亥之吉は姿を消したのか。
同時期にその雇い主が亡くなったことに、つながりはあるのか。
そんな謎と家族の機微、江戸の風俗が豊かに描かれていて、しみじみします。
続編ありますよね?

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