くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「人間はだまされる」三浦準司

2018-08-10 06:27:12 | 社会科学・教育
 「人間はだまされる フェイクニュースを見分けるには」(理論社)。
 ネット時代、わたしたち一人ひとりが「記者」としてニュースを配信できる世の中になりました。
 多くのジャーナリストが報道の責任を考えて活動していますが、ニュースには様々な側面があります。
 よく考えないとだまされてしまうことも、情報が一人歩きしてしまうこともあるのです。
 今までメディアリテラシー関連の本はかなり読んできたので、内容としてはわかっていたことが多いのです。
 「前畑がんばれ」が当時批判されたというエピソードは、客観性というものを考えさせられると思います。(今は自国応援の中継ばかりですものね)

 先日も、「その情報本当ですか? ネット時代はニュースの読み解き方」(塚田祐之 岩波ジュニア新書)を読みました。

 ついでに、笹沢左保の「どんでん返し」(双葉社)もやっと読みました。
 二人の会話だけで続く短編集です。
 母と妹を失火で失った弁護士が、確執がありながら父と過去について話す「父子の対話」がおもしろい。