草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

県民の怒り代弁せぬ福島民友は政府広報だ

2011年08月10日 | マスコミ評

 福島県民の怒りを代弁すべき新聞社も腰砕けでは、もはや頼るすべがなくなってしまう。しかし、そんなことで負けていられないのである。福島民友の朝刊を手にして、腹が立ってならなかった。一面トップで、民主党政権が「5市町村の避難準備区域来月上旬にも解除」と大きく扱っていからだ。これではまるで政府広報ではないか。二度と福島民友を読む気がなくなった。嗤ってしまうのは、その大半の地域が1時間あたり1・9マイクロシーベルト以内であるというのを、鬼の首でもとったように解説していることだ。法律的には年間1ミリシーベルトを超えれば法律違反である。それを知らないのだろうか。さらに、内閣府の食品安全委員会も、内部被曝を含めて、生涯で100ミリシーベルトと決めているにもかかわらず、勝手に破るのを容認するのだろうか。その地域には約5万8500人の住民がいて、そのうちの約2万5000人が避難している。5年間の積算線量で100ミリを超える可能性があるのに、どのような根拠で民主党政権は決定したのだろうか。それを痛烈に批判するのが地元の新聞社ではないか。福島民友も少しは気が引けるのか、社会面で「不安拭えぬ避難民」と書いているが、それはあくまでもおざなりだ。もはや県紙レベルでも、本当のことは伝えないわけだから、やっぱりネットを通じて情報を集める以外にない。ここまで酷いと、新聞をやめたくなる気持ちがよく分かる。

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