草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日米台の結束を示すことは抑止力にもなる

2024年01月05日 | 台湾有事
 在日米軍が能登地震の救援活動に協力してくれるというのは、国民の一人として感謝したい。そうであるならばなおさら、台湾の救助隊も受け入れるべきだったろう。そうすれば、いかに少人数であっても、いざという時には日米台が結束することを、世界に示せたのではないだろうか。
 台湾の申し出を日本政府が断ったかどうかなどという問題は、どうでもいいのである。事実として明らかなのは、台湾は救助隊を派遣することを考えたが、それが実現しなかったということである。
 岸田首相が「支援の申し出については、その受け入れ体制構築のために要する作業や現地の状況などを鑑みて、現時点では人的・物的支援については、一律で受け入れていないという状況にあります」と大見得を切ったのに、米軍が出てくるということになれば「言行不一致ではないか」と思う国民が出てきて当然である。
 エマニュエル大使は「後方支援や食料などの物質提供」とXしているが、そこには人的支援が含まれると考えるべきではないだろうか。岸田首相は「現時点」ではと前置きしながらも「物的支援」までも明確に否定していたのである。
 日本保守党を全面的には支持しないが、親中派といわれる岸田首相の言動についてコメントすること位は許されるのでないだろうか。

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