草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「非公式会談」でお茶濁す鳩山外交

2010年04月13日 | マスコミ評

 いくら民主党の小沢一郎幹事長にお世話になっていても、ここまでくれば弁護もできず、ダンマリを決めこむのがマスコミである。ただ、注意すべきは、民主党の報道管制が言葉にまで及んでいることだ。まさしく大本営発表そのものである。ワシントンでの核安全保障サミットに出席する鳩山首相が、夕食会でオバマ米大統領と非公式に接触することを、「非公式会談」名付けたのには、ただただ呆れてしまった。食事の席で一言二言喋るだけなのに、「非公式会談」と言うのはいかがなものだろう。オバマ大統領との会談が拒否された事実を隠蔽しようとする意図が、誰の目にも明らかだ。民放のテレビ局は、そのまま伝えるのではなく、普天間基地移設をめぐって、米国が苛立っていることを伝えているが、NHKは国営放送らしく、政府がつくった原稿をそのまま読んでいるだけだ。麻生太郎首相のときと違って、権力に従順なこと従順なこと。内閣支持率も、NHKの場合は結構高めに出ているが、精一杯下駄を履かせているのでは、と思ってしまう。しかし、いかにマスコミを民主党が利用しようとしても、悪しざまに自民党を攻撃するネタはなくなっており、御用マスコミも仕事納めの時期を迎えつつあるようだ。それを象徴するのが民放テレビ局の民主党離れだ。

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