草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

菅首相が支持されるのは政策中心のリアリストであるからだ!

2021年03月24日 | 政局
菅政権は予想以上に成果を上げている。自分の息子が総務省の役人を食事接待したことが批判されているが、国民の多くはそれよりも何をしてくれたかに注目している。その大筋は安倍政権の継承だが、政策の実現を中心にしてリアリストに徹している▼高橋洋一氏が3月23日付の夕刊フジの電子版で「菅政権発足半年でどうかった?」という一文を投稿しており、手堅さを評価している。目玉政策である携帯料金引き下げは、これまで20ギガバイトで7000円程度であったのが、2000円から3000円程度の料金プランが4月にかけて実施される。デジタル庁の設置に関しても、9月をめどに具体化される運びで、すでに衆議院で審議入りしている。不妊治療の保険適用も見通しが付きつつあり、それまでの間は予算処置で費用の軽減がなされる▼コロナ対策でも昨年12月に40兆円の経済対策を発表し、第三次補正にも盛り込まれた。困窮世帯への緊急支援策を政府が発表したのは、それらの財源の裏付けがあったからだ。外交ではバイデン大統領の就任後初めて訪米する外国首脳となった。これらのことを高橋氏は手際よく紹介してくれているが、政治というのは、大見得を切ってできもしないことを並べ立てるよりも、実績を一つ一つ積み重ねることが大事なのである。それを国民も理解しているから、内閣支持率も上向いてきているのではないだろうか。
コメント (2)
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