草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

平家と同じように一時の夢でしかなかった民主党政権!

2012年12月20日 | 思想家

 政治の動きを見ていると、世の移ろいの早さを痛感してならない。今回の総選挙で自民党が政権を奪還したが、日本中が「政権交代」のバカ騒ぎに浮かれてから、これまでに3年3ヶ月が経過した。杉本秀太郎が『平家物語』のなかで「あることのはじまりは、あることのおわりであり、逆もまた然りとするなら、私が予感とともに待ち受けているのは、まさしくこの世の無常の姿、いのちを享けたものすべてがたどる一栄一落の有様以外のものではない」と書いている。杉本が「かすかな胸騒ぎ」を覚えるのは、この世は生成流転するからだろう。民主党政権の致命傷は、守勢に立たされた場合の対処の方法、つまり負けっぷりが最悪であったことだ。自民党は負け方が立派であった。野党に転落しても、分裂することなく、反転攻勢の機会をじっと待っていた。丸山真男ではないが、日本人の古層には、日本人特有の次々となりゆく勢いがあって、それに抗することはできないからだ。もう一度自分たちが必要とされる時がやってくる。それを確信していたために、自民党は謙虚に敗北を受け入れたのである。これに対して民主党は、野田佳彦首相の後の代表を選ぶのにもたついている。日本を愛さない者に、使命感が芽生えるわけもなく、次の目標も見えてこないのだろう。平家一門ではないが、奢れるものは久しからずであり、民主党政権は一時の夢でしかなかったのだ。後悔先に立たずである。


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安倍総裁の経済政策を批判できず難癖を付けるだけのマスコミ!

2012年12月20日 | マスコミ評

 自民党が衆議院選挙で大勝したことで、あたふたとしているマスコミが滑稽でならない。どう対応したらいいか見当がつかず、ただ難癖をつけているだけだ。嗤ってしまうのは、右翼だとか、極右だとかのレッテルはりである。しかし、安倍新政権の経済政策というのは、どちらかというとリベラルであり、ヨーロッパでは左翼に位置するのではないだろうか。景気を回復させるために、まずは国が財政出動して下支えをする。財政再建は、景気を回復させた後の問題なのである。TPPに関しても、あくまでも条件付きであり、国益が最優先されるのだ。まだ安倍新政権がスタートしていないにもかかわらず、市場はそれを歓迎している。日経平均は昨日の終値で、4月3日以来、約8ヵ月半ぶりに1万円台を回復した。円安になっていることもあって、自動車や電機などの輸出関連株が買い進まれているからだ。また、内需拡大への期待から建設関連株も上昇している。まったくの無策で、新自由主義に振り回されていだだけの民主党政権と違って、政権発足前から、安倍自民党はインパクトのある経済政策を次々と打ち出しているのである。すでに国民の審判は下されたわけだから、日本のマスコミがなすべきは、安倍新政権の経済政策の課題や問題点について、真摯な検証をすることではないか。嫌がらせをするために、公の紙面や電波を使うのは、おこがましいにもほどがある。

 
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