ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

小型武器よ、さらば!

2023年07月18日 | 研究・書籍
お暑うございます。

連日うだるような暑さが続いています。
ここ群馬も一昨日は桐生市で39.7度の全国最高を記録、とんでもない気温ですね。
これでも梅雨明けの声がいまだに聞こえてこない。

地元の図書館からのリサイクル図書を読ませていただきました。
『小型武器よ さらば』2004年12月初版発行、小学館。

「戦いに駆り出される児童兵士たち」の副題。

子どもでも扱える小銃、カラシニコフを手にした児童兵。対人地雷で片足を失った小学生の姿の写真が痛々しい。地雷の被害を受けた死傷者は、世界で毎年1万5千から2万人いるとの説明文。

今朝のニュースによると「露大統領、ウクライナ使用なら クラスター弾で対抗」の見出し。
クラスター弾は紛争後も不発弾が多くの民間人に被害を及ぼす。本書出版から約20年、世界は、なんの反省もなく愚かな戦いを繰り広げている。

世界の国旗には、剣や槍、銃などの武器が描かれているものがあります。武器が国のシンボル、守護神のように崇めたてられているかのようです。

ちょっと救われるのは、武器の削減と管理に成功した国が挙げられています。それはなんと日本。
日本は明治政府による廃刀令(1876年)、そして第二次大戦後1945年に完全武装解除。このことによって不法に武器を持つものがいないわけではないですが、治安の行き届いた社会をつくることができています。日本のこの経験を世界の人たちに示したいものです。

地雷についても日本は、2003年にそれまで保有していた100万個の地雷を破砕し地雷ゼロの国になっています。
「地雷ゼロ」と同じように「原子爆弾ゼロ」も実現し世界の常識を変えたい。

きびしい暑さも少しは涼しく感じられる美しい波(WAVE)のようなニュースを期待しています♬


 


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔



TOM JOBIM & OSCAR PETERSON WAVE (1976 BBC & 1986 MONTREAL)
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