ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

リストラにどう立ち向かうか

2016年05月08日 | 経済
佐藤優(元外務省外交官、作家)が「リストラ部屋に送られたらどう行動すべきか」の質問に対して「会社はあなたを切り捨てると決めた、という現実を冷静に受け止め、現実性のない敗者復活戦に賭けるのをやめるべきです。そういう会社から一日も早く逃げ出して新しい人生を切り開くことをお勧めします」(「週刊東洋経済」2016.430-5.7号)
 
負けながら強くなる
 
割とあっさり言いますね佐藤さん、と思いました。一方、経済ジャーナリストの永井隆はリストラに対して、負け戦ではあっても「負けることと弱くなることは必ずしもイコールではない。勝つことと強くなることもイコールではない。負けながら強くなる。敗戦を経験すると、(取り組み方、考え方も)柔軟に変えることができるようになる」(永井隆著『リストラに克った』から)
さすがにリストラを経験された永井さんならではです。2000年発行の書は今でもそのまま通じます。
リストラのケースは千差万別ですべてに通用する論はありませんが、「一日も早く逃げ出す」という佐藤優さんの早技(はやわざ)は果たしてどうでしょうか。
 
“修行部屋”で次の策を練る
 
リストラ部屋から脱出するにあたっては、ここはじっくり修行僧の気持ちで耐え、次の就職先などの策を練り上げる時間に充ててはいかがでしょう。簡単に早く辞めてしまってはリストラ部屋の“考案者”の意に沿ったかたちになってしまいます。解雇寸前とはいえリストラ部屋は「社内」です。もし処遇に不当性を強く感じるようでしたら組合員ならば先ずは労働組合に、非組合員・管理職でしたら個人加盟ユニオンに相談するのも一案かと思います。
 
 
【元気出そう木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔
 
 
 

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