ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

添乗員さん、カロウシ気をつけて

2008年11月25日 | 経済
この連休、バス旅行をしてきました。
格安団体ツアーのせいか、若い女性の添乗員さんがバスガイドも兼ね2役こなす。
10時間以上の片道移動、高速道路では前方で大きな事故があり2時間ちかくの
渋滞があり、いらだった乗客のひとりが「はトイレが済み集まり次第すぐ出発
せよ、休憩無用」と添乗員にクレーム。もっともな要求とはいえ、若いまじめな
添乗員には強く応えたであろう。

スケジュールの説明、プリント配布、オプションの受付と集金、みやげ販売など
息つく暇がないほど、見ていて忙しい。オプションの弁当が、どうしてもひとつ
足らず困り果てていたときはどうなるかと思っていたら、親切な婦人客が、
自分はまだ手をつけていないから使いなさい、と言って差し出す
「自分の娘のような年の子(添乗員)が困っているのは見ていられない」と。

それにしても添乗員の仕事は、旅行会社の業務代行が増えているようで重労働
で過酷とさえ思えた。製糸工場で追われていた女工さんを連想してしまった。

格安パックで日当は上がらず、時給換算で千円にも満たないとか。
「添乗員派遣会社え作る日本添乗サービス協会は、今夏から派遣先の旅行会社
に対して、日当制から残業代が出る時給制に変えるよう申し入れている(朝日
新聞11/14)」というが、ぜひ待遇の改善を図るべきだと思います。

わが添乗員さん、渋滞遅れで午前3時の終業。なんとその後、3時間後には
6時集合の次のツアーが予定されているという。いくら書き入れ時とはいえ
このままでは添乗員さんの体がもたない気がした。
これでは“現代添乗員哀史”になってしまう。
がんばってください、添乗員さん
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