ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

23年間の“国鉄浪士”

2010年07月30日 | 政治
九州の友人から少々かしこまった、かもめ~る暑中見舞い葉書が届きました。

「(略)・・国鉄からJR(分割・民営)の際に不当解雇されて23年、福岡地方労働委員会の救済命令が出されてから、紆余曲折。政権交代で最期のチャンスが訪れ民主党、社民党、国民新党、公明党のご尽力により解決の運びとなりました。泣いたり笑ったり、半ばあきらめと惰性の中でした。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。・・(略)」

近頃、ふと政権交代とは一体何だったのか、時々わからなくなることに出くわされますが、永年の懸案だった「JR不採用問題」の政治的解決などは、やはり新政権ならではのものであったことを、改めて想起させられました。

それにしても国鉄改革でさいごまで闘った1047名の人たちの粘り強い意志には敬意を表します。
友人Nさんの場合も、国鉄の官舎を追い出されてから、妻子とともに物販、行商などで生計を立て、職を転々とし経済的にはたいへんな苦労をされてきました。

Nさんを見て、いつも忠臣蔵の赤穂浪士、47士と情念が似ているように感じていました。原告団数1047名、さいごの二桁が奇しくも47士と数字が同じ!!やっぱり私は勝手に“国鉄義士”と思ってしまいます。
もし、私がNさんの立場だったら果してさいごまで頑張り抜けたかとても自信がありません。

Nさん、奥さん、お子さん達、本当に、本当にお疲れさまでした。

【写真】4党代表の解決案を受ける前原国交相、辻元副大臣(当時)。社会新報4/21号

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