ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

電池は産業界のおコメに

2018年08月03日 | 経済

ポポロ君(以下ポ)「産業界のお米といえば、これまでは半導体のことを指したけど、最近では電池もお米入りですね」

ステラさん(以下ス)「そうね。電池と半導体がセットでお米ということも言われるほど重要存在ね」

「電池は車載、BtoB、住宅、家電・・そのなかでも車載のウエイトが高まっているね。車載電池は、もともとは三洋電機が切り開いてきた分野だったよな」

《2009年にパナソニックが三洋電機を子会社化。電池事業もパナソニックに一本化》

「結果的にはパナは良い買い物(買収)をしたということかな」
「そうね」

「中国の車載用リチウム電池メーカーでCATLという会社が浮上しているけど・・」
「CATL、時々目にするわね」

「昨年出荷量でパナソニックを抜いて世界首位に踊り出たって・・。日本の自動車メーカーが続々とCATLに接近しているらしいよ。要チェックだね」
「CATL・・読みはそのままなのかしら?」

頑張れ!日の丸半導体

「日の丸半導体で健闘しているのは、いろいろ言われてはいるけど東芝勢とソニー勢だね。NAND型フラッシュメモリーでは東芝が依然強い(世界2位)。ソニーのCMOSイメージセンサーもね。CMOSはデジカメやスマホには欠かせない中核パーツだもんね」
「ほんと CMOSはおコメよ」

「大泉町にもあるオン・セミコンダクターもCMOSの有力な生産メーカーだ。CMOSはスマホからいずれは自動運転が進むとともに車載向けセンサーでの大きな需要が見込まれている」
「そうなの!」

「それだけに旧東京三洋や三洋電機の事業への着眼点は良かっただけに残念。もったいなかったねSANYO」
「そうね、結局さいごはそこに行くわよね」

ポポロ君ステラさん「(笑)」


(「東洋経済」2018/6/30号参照)

 

週刊東洋経済 2018年6月30日号
[雑誌](怒涛の半導体&電池)
東洋経済新報社

 

ナットキングコールの次女ナタリー・コール。今宵は彼女の声で『Route 66』♪

Natalie Cole "Route66"

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