最近、市や町の自治体広報紙に「避難訓練」の記事がみられます。
J-アラート(全国瞬時警報システム)や住民防災避難訓練・・
北朝鮮からのミサイル着弾を警戒してのことです。
21世紀のハイテク戦ではミサイルは発射から着弾まで数分で到着する。
愛媛県西条市では生徒達がダンゴ虫ポーズになっての避難訓練が学校内で行われている=写真(東京新聞こちら特報部の記事)
軍部を批判した反骨の新聞記者、桐生悠々(きりゅう ゆうゆう)は信濃毎日新聞1933年(昭和8年)8月11日の社説に「関東防空大演習を嗤(はら)ふ」と題して「敵機の空襲があったならば木造家屋の多い東京は焦土化すること、被害規模は関東大震災に及ぶであろうこと、空襲は何度も繰り返されるであろうこと、灯火管制は近代技術の前に意味がないばかりか、パニックを惹起し有害であること・・」この社説が実際に証明されるのは12年後の東京大空襲となります。
2017-1933=84年前の桐生悠々の警鐘でした!!
今、政権を担う政治家のなすべきことは、ミサイルの脅威をあおって子ども達を団子虫にすることではなく、憲法の精神に基づき武力による紛争を防ぐために徹底的な平和外交交渉を命がけで進めることでは・・。きっとダンゴ虫さんもそう思っているんじゃないのかな。
防空演習 と バケツリレー