センター試験の正解が記載された1月15日の新聞主要各紙に明大の全面広告。
「人権と平和を探求する明治大学」の大きな文字。そして4テーマの2番目に「軍事利用を目的とする研究・連携活動の禁止」を明示。
明治大学は、「社会連携ポリシー」の中に「環境保全・平和利用」を掲げ、軍事用・人権抑圧等、平和に反する内容を目的とする研究・社会連携活動を一切禁止しています。明治大学が目指すのは、高度で先進的な研究成果をもとに、学外研究機関との交流をはじめ、民間企業、国、自治体やその地域社会等と連携して、平和で豊かな社会を創造することです。
軍縮と平和の探求がテーマの一つであり軍縮・軍備管理の本質的構造の解明に取り組む「国際武器移転史研究所」の研究プロジェクトが、2015年度には私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に選定されました。また、生田キャンパスにある「明治大学平和教育登戸研究所資料館」では、太平洋戦争中に陸軍が行った秘密戦の資料を公開しています。明治大学はこれからも平和を探求する研究と社会連携活動を推進していきます。
おお、よく言ったぞメイジ!
研究者・科学者の社会的責任がこれから厳しく問われ、その姿勢が試されているときです。各大学はそれぞれ「軍学共同」の要請にどのような対応を採るか、苦しい選択を迫られることとなることでしょう。
そんな中、軍事利用を目的とする研究・連携活動の禁止を声高に明治大学が表明した意義は小さくないと思われます。
がんばれ!メイジロー
【写真】1月15日の新聞広告とわが家のメイジロー(明大マスコット)くん。
陸軍登戸研究所と謀略戦―科学者たちの戦争 | |
渡辺賢二 著 | |
吉川弘文館 |
【映像】秘密研究機関だった「陸軍登戸研究所」(現、明大生田キャンパス)の見学風景です。
陸軍登戸研究所のあった明治大学内史跡 Meiji University where there was Noborito Institute