ポポロ通信舎

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三洋電機 洗濯機事業を群馬に移す

2006年09月29日 | 経済
三洋電機の洗濯機といえば、その昔、女優、木暮美千代の「サンヨー夫人」でスーパー大ヒットし一世を風靡した伝統の商品だ。女性の家事労働の解放に貢献した電化製品の一つ。とりわけ同社の商品は大衆価格(低価格)で汚れをきれいに落す優れた機器として、サンヨーの名前を広く高めることにもなった。数々の消費者雑誌や商品テストでも、好結果を博してきた三洋電機のお家芸技術が洗濯機だ。

このたび、そのランドリー技術の開発、生産を担っていた滋賀県大津市の事業を群馬県大泉町の三洋電機東京製作所に移管するとのマスコミ報道。大阪に貝塚工場を設けるなど、これまでの動きから、事業の中心は、本社のある大阪、関西を周辺に集約する方向かとおもいきや、なんと滋賀を縮小・停止するとの発表には驚いた。

白物家電再編の今回も新聞記事の書き出しは、依然「経営再建中の三洋電機・・」。マスコミ、世間はまだ、三洋電機の経営改革は「途上」との認識なのだろう。
伝統のランドリー技術は、一部、中国合肥市ですでに息づいているとはいえ、本家本元の日本国内でもしっかりノウハウを死守継承していただきたい。

「洗濯」もやりすぎると「生地」を痛めます(笑)

コメント
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