Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

黒松内駅 函館本線 8月27日 2022年

2022-11-07 | Weblog
まだ雨は降り続いています。

黒松内駅に立ち寄るのは2019年以来 3年ぶりです。



立派な駅舎ですが、無人駅です。

不思議なデザインだと思っています。

勝手な妄想ですが…アイヌ由来のデザインなのかと想像したことがあります。

かつては大勢の利用客で賑わったのでしょうが…

雨に濡れる駅舎に利用客の姿はありません。



駅前通りを見ます。

2019年に立ち寄った際は、夏祭りの最中でした。

通りの両側に露店が並び、駅前通りは車両進入禁止となっていました。

クルマで駅までアクセスすることができずに難渋した記憶があります。



駅待合所は閑散としていますが、とても綺麗に保たれています。

天井の蛍光灯が節電のため「間引き?点灯」されているのが侘しいです。



ホームに出ます。

無人駅なので「入場券」は購入しません。



「北限のブナ」が展示されています。

黒松内駅から南東方向に2~3Km ほどの距離に「歌才ブナ林」があります。

昭和3年に国の天然記念物に指定されたそうです。

黒松内町のホームページを見ますと、

『ブナが函館に到達したのが約6000年前、歌才には1000年前に到達したことがわかっています。現在もブナは北進の途上であるとのこと。』

と説明されています。

6000年以前は北海道にはブナが生息していなかったということでしょうか。

それから「北進」を続け、1000年前にここ黒松内に到達したそうです。

もしかしたら、近年の温暖化で「ブナの北限」は、さらに北進しているかも知れません。

せっかくの町おこしのテーマ「北限のブナ」は別の町になってしまうかも知れませんね。



ホームを歩いて跨線橋を上ります。

階段ステップにはコンクリートが打たれ、ゴムの滑り止めを木枠で固定してあります。

キレイにメンテナンスされていますが、クラッシックな雰囲気を保っています。



跨線橋連絡通路…ポスターの一枚もなく色気のない事務的な雰囲気です。

しかし…とても清潔に保たれていて好感が持てます。



下り線2番3番ホームに下りてきました。

ホームから駅舎を見ます。

先の「北限のブナ」が見えます。



3番線ホームを倶知安駅方面に歩くと草むらの中に「停目」が残されています。

おそらく二度と使われることは無いでしょう。



一番線ホームには「ランプ小屋」残されています。

信号などの照明にランプを使用していた頃、その燃料などを保管するための建造物です。

南京錠が掛けられた鉄の扉の内部には…今は何が保管されているのでしょう。



2番線ホームから長万部駅方面を見ます。

駅舎横の駐車スペースにはハチ君しか見えません。



こちらが倶知安駅方面となります。



黒松内駅は「寿都鉄道」の起点でありました。

草むらに見えるレールはまさか50年も前に廃止された寿都鉄道のものではないでしょうが…

雨降りの天気も手伝い独特の旅愁を感じさせます。
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