
くりはら田園鉄道の観賞の次にやってきたのは、「十和田観光電鉄線 七百駅(しちひゃくえき)跡」です。
石越駅から東北自動車道~八戸自動車道路を進む260Kmほどのコースです。
青森圏内は朝の天気が嘘のような夏の青空が広がっています。

東北の廃線を歩くのは本日が初めてです。
十和田観光電鉄線は、営業キロ数14.7Km 駅数11駅の鉄道で、2012年4月1日に廃止となった“廃線”です。
廃止となってまだわずか4年という“新しい?廃線”であります。
しかし、沿線で保存されている遺構はこの「七百駅」が唯一となるようです。
駅舎入り口には「七百駅」駅名標が掲げられています。
周りには「トラ・ロープ」が張られていて構内には入ることは出来ません。
今の時代、廃止になった駅まで電話を使いに来る人が居るのか?不思議ではありますが、公衆電話ボックスがあります。
電柱からの引込み線を見るとまだ“生きている”ようであります。

倉庫のような建物は「七百車両区」です。
蒸機ばかり訪ね歩いていて「電機」のことは全然知りません。
蒸機の場合は「機関庫」とかいいますが、電機の場合は「車両区」とか「車両基地」とかの呼称になるようですね。
シャッターが少し開いているので、中を覗いてみました。

中には「電機」や沿線各駅の駅名標が保存されています。

表面的な塗装の状態はあまり良好には見えませんが、「屋根付き」「シャッター付き」の抜群の環境におかれている電機たちは、見るからに機械としてのコンディションが良さそうです。
ここに保管されている電機たちはすこぶる幸せな保存環境にあります。
やはり機械にとって「野晒し保管」は極めて厳しい環境ですからね。

さて…「覗き見」は程ほどにして、車両基地の周りを歩いてみます。

車両基地のもう一方にやってきました。
シャッターやドアーが開放されています。
「おや?どなたか中で作業をされているのかな?」などと思います。

駅構内の様子を観賞します。
広々とした構内の路盤にはレールも残されています。
「七百駅」は十和田観光電鉄線で唯一列車交換の可能駅でした。

扉はフルオープン状態。
近付くと中から人が出てきました。
すかさずこちらから大きな声で「こんにちは~」と声を掛けます。

写真赤矢印のツナギを着用したエンジニアの方。
一目でレールファンと分かる私の格好を見て「どうぞ中を見ていってください」と「車両基地」の中へ招き入れてくださいました。
*「一目でレールファンと分かる格好…って何なんだ? と突っ込まれそうですが、鉄道イベントで良く見掛ける“あの手の格好”でしょうか。
やはり最初の元気の良い挨拶は初対面の方に対しては必要ですね。(*普段オジサンの話し方は低い声で“ボソボソ喋り”であります。)
「車両基地」の車両のこと、もうじきイベントが近くそれに向けて準備作業を進めていること、他に何処の鉄道を見てきたのですか?…などなど、鉄道ネタの話をしました。
「どうぞご自由に見ていってください」と促され、「車両基地」の中の展示物やら車両を存分に見せていただきました。

ガレージ作業をする身にはじつに羨ましい環境です。(*ここまで広大な作業スペースを個人で所有するなどレア・ケースだと思いますが…でも羨ましい)



沿線各駅の「駅名標」が展示されています。

作り物ではない歴史の重みを背負っているように見えます。

無蓋車の“トラ300形”
社名を観光電鉄線と名乗る鉄道の収益源は「観光」に重きを置いた営業形態なのでしょうが、こうした無蓋車なども鉄道には必要なのでしょう。
開業1922年とありますが、営業当時から十和田湖の観光に注力していたのでしょうか…
十和田観光電鉄線に付いてはまだまだ知らないことが多すぎます。
やはり「3回通う」ようにしないと理解出来ないでしょう。



モハ3603 11月6日の鉄道イベントに向けて、化粧直し中。
パテが盛大に盛られているのが分かります。
地層のようになった塗装面から前色が赤色系であったのが分かります。
添付されている書面にもあるように、元色の「東京急行電鉄」のグリーン その上に「十和田観光電鉄」の赤色 そして「東急復元塗装」のグリーンの三層となっています。

「まだ製作途中ですが…」といって、事務所から持ってきてくださったイベントのチラシ。
「ぜひ遊びに来てください」と誘われました。
行きたいのは山々なのですが…9月に1ヶ月近く遊び呆けている身としては、ちょっと厳しいかも。
七百駅は16:00頃に撤収、本日宿泊の十和田湖へ向かいます。

8月27日 GPSログの軌跡です。
六戸町の七百駅に立ち寄ったので最後の軌跡は“フック”みたいな形状になっています。
今回は青森市内のホテルにも予約が入らなかったので(相当選り好みはしていますが…)思わぬ空白地帯、十和田湖周辺のホテルに宿泊することにしました。
翌日は青森港に行く前に立ち寄りたいところがあるので丁度良かったです。

十和田湖畔のホテルには17:30頃に到着。
まだ夏の陽射しが明るい頃に到着できました。
東京を出発して13時間ほど…本日の走行は約829Km でした。
くりはら田園鉄道や十和田観光電鉄七百駅などの観賞をしながら、安全運転でよく走りました。
オデ君もご苦労様です。
さて…お風呂に入ってからお待ちかねの“ビール!”です。
石越駅から東北自動車道~八戸自動車道路を進む260Kmほどのコースです。
青森圏内は朝の天気が嘘のような夏の青空が広がっています。

東北の廃線を歩くのは本日が初めてです。
十和田観光電鉄線は、営業キロ数14.7Km 駅数11駅の鉄道で、2012年4月1日に廃止となった“廃線”です。
廃止となってまだわずか4年という“新しい?廃線”であります。
しかし、沿線で保存されている遺構はこの「七百駅」が唯一となるようです。
駅舎入り口には「七百駅」駅名標が掲げられています。
周りには「トラ・ロープ」が張られていて構内には入ることは出来ません。
今の時代、廃止になった駅まで電話を使いに来る人が居るのか?不思議ではありますが、公衆電話ボックスがあります。
電柱からの引込み線を見るとまだ“生きている”ようであります。

倉庫のような建物は「七百車両区」です。
蒸機ばかり訪ね歩いていて「電機」のことは全然知りません。
蒸機の場合は「機関庫」とかいいますが、電機の場合は「車両区」とか「車両基地」とかの呼称になるようですね。
シャッターが少し開いているので、中を覗いてみました。

中には「電機」や沿線各駅の駅名標が保存されています。

表面的な塗装の状態はあまり良好には見えませんが、「屋根付き」「シャッター付き」の抜群の環境におかれている電機たちは、見るからに機械としてのコンディションが良さそうです。
ここに保管されている電機たちはすこぶる幸せな保存環境にあります。
やはり機械にとって「野晒し保管」は極めて厳しい環境ですからね。

さて…「覗き見」は程ほどにして、車両基地の周りを歩いてみます。

車両基地のもう一方にやってきました。
シャッターやドアーが開放されています。
「おや?どなたか中で作業をされているのかな?」などと思います。

駅構内の様子を観賞します。
広々とした構内の路盤にはレールも残されています。
「七百駅」は十和田観光電鉄線で唯一列車交換の可能駅でした。

扉はフルオープン状態。
近付くと中から人が出てきました。
すかさずこちらから大きな声で「こんにちは~」と声を掛けます。

写真赤矢印のツナギを着用したエンジニアの方。
一目でレールファンと分かる私の格好を見て「どうぞ中を見ていってください」と「車両基地」の中へ招き入れてくださいました。
*「一目でレールファンと分かる格好…って何なんだ? と突っ込まれそうですが、鉄道イベントで良く見掛ける“あの手の格好”でしょうか。
やはり最初の元気の良い挨拶は初対面の方に対しては必要ですね。(*普段オジサンの話し方は低い声で“ボソボソ喋り”であります。)
「車両基地」の車両のこと、もうじきイベントが近くそれに向けて準備作業を進めていること、他に何処の鉄道を見てきたのですか?…などなど、鉄道ネタの話をしました。
「どうぞご自由に見ていってください」と促され、「車両基地」の中の展示物やら車両を存分に見せていただきました。

ガレージ作業をする身にはじつに羨ましい環境です。(*ここまで広大な作業スペースを個人で所有するなどレア・ケースだと思いますが…でも羨ましい)



沿線各駅の「駅名標」が展示されています。

作り物ではない歴史の重みを背負っているように見えます。

無蓋車の“トラ300形”
社名を観光電鉄線と名乗る鉄道の収益源は「観光」に重きを置いた営業形態なのでしょうが、こうした無蓋車なども鉄道には必要なのでしょう。
開業1922年とありますが、営業当時から十和田湖の観光に注力していたのでしょうか…
十和田観光電鉄線に付いてはまだまだ知らないことが多すぎます。
やはり「3回通う」ようにしないと理解出来ないでしょう。



モハ3603 11月6日の鉄道イベントに向けて、化粧直し中。
パテが盛大に盛られているのが分かります。
地層のようになった塗装面から前色が赤色系であったのが分かります。
添付されている書面にもあるように、元色の「東京急行電鉄」のグリーン その上に「十和田観光電鉄」の赤色 そして「東急復元塗装」のグリーンの三層となっています。

「まだ製作途中ですが…」といって、事務所から持ってきてくださったイベントのチラシ。
「ぜひ遊びに来てください」と誘われました。
行きたいのは山々なのですが…9月に1ヶ月近く遊び呆けている身としては、ちょっと厳しいかも。
七百駅は16:00頃に撤収、本日宿泊の十和田湖へ向かいます。

8月27日 GPSログの軌跡です。
六戸町の七百駅に立ち寄ったので最後の軌跡は“フック”みたいな形状になっています。
今回は青森市内のホテルにも予約が入らなかったので(相当選り好みはしていますが…)思わぬ空白地帯、十和田湖周辺のホテルに宿泊することにしました。
翌日は青森港に行く前に立ち寄りたいところがあるので丁度良かったです。

十和田湖畔のホテルには17:30頃に到着。
まだ夏の陽射しが明るい頃に到着できました。
東京を出発して13時間ほど…本日の走行は約829Km でした。
くりはら田園鉄道や十和田観光電鉄七百駅などの観賞をしながら、安全運転でよく走りました。
オデ君もご苦労様です。
さて…お風呂に入ってからお待ちかねの“ビール!”です。