Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

渚滑線 渚滑駅跡 9月4日 2014年

2015-03-11 | Weblog
9600形蒸気機関車が静態保存されている渚滑駅跡にやってきました。

以前は9600形蒸気機関車 69644号機 に導かれてここにやってきました。

その頃はまだSLにだけ夢中で、「北海道廃線跡」とかは自分の器量(知識や経験値とか)ではまだまだ先の世界だと思っていました。

ですので、この渚滑駅跡にこれからご紹介する「機関庫」があるなど、そのすぐ隣にいながら全く気が付きませんでした。

2013年渚滑駅の記事はこちらから。

写真の「渚滑駅」は、もちろんレプリカで、パークゴルフのクラブハウスとして使われているようでした。

この日も多くのプレーヤーでコースは賑わっていました。



「渚滑駅」敷地入り口には今も「「渚滑駅前」のプレートが掲げられた信号機が稼動しています。



1985年に廃止された「渚滑線」ではありますが、今も地域名として生き残っているのでありました。



「渚滑駅」のレプリカをクラブハウスとして使用するパークゴルフ場です。

廃線巡りをしていて思うのが、北海道の廃線・廃駅跡地に「パークゴルフ場」の多いことです。



デザイン性豊かなとてもお洒落な建物…その先に9600形蒸気機関車 69644号機の姿が見えてきます。





昨年はこの 69644号機をたっぷりと鑑賞しました。

本日は、渚滑駅跡機関庫の観賞が目的ですので、SL君の観賞はそこそこで…



「パークゴルフ 9番ホール」のその横にあるのが、本日の観賞対象の機関庫です。



昨年、訪れた時には全く気付かず「ただの倉庫」だと思っていました。




こちらから観察しますと…巨大な鉄の扉などから「ただの倉庫」とは思わないのでしょう。



このパーツや「トラ模様」のペイントなど、分かってから見ますと「鉄道らしい」雰囲気を感じることが出来ます。

この扉の辺りで写真を撮影しながら「うろうろ」していたら、パークゴルフのプレーヤーご夫妻?が「中も見て良いですよ」と、声を掛けてくださいました。

「え?良いんですか?」などといいながら、その方の後に続きます。



先ほどの「バラック小屋」みたいに見えるところから「元機関庫」の中に入れるようになっていました。



「元機関庫」の中は、何と!パークゴルフの練習コースとなっていました。

しかも「クレー」ですよ。

冬季積雪がある期間は、この「屋内練習コース」でパークゴルフの練習を行うのだそうです。

いやぁ~実に興味深いものを見せて頂きました。

ものすごく得をした気分です。

怪しい姿“バッグとカメラを襷がけ”にして機関庫の周りをうろついている私に親切に声を掛けて下さったプレーヤーのご夫妻?に感謝です。

テニスに熱中する前は、その昔ゴルフをやっておりましたので(何十年も昔の話ですが…)グリーンに上がったりプレーヤのプレー中に動いたりはしないで、コース外で立ち止まって静観していた“マナー”が好感を待たれたのかも知れません。

機関庫コースの天井からは、“クリスマス・デコレーション”のような飾りが下がっています。

パークゴルフの練習をしながら、クリスマス気分で「宴会」が出来そうです。

1番から5番ホールまであるみたいです。



1番ホールと4番ホールのフラッグが見えています。



オリンピック・マークみたいなデコレーションもあります。

夜間にライティングをしたらずいぶん雰囲気が変わるでしょう。



ブロックを積んだ壁の補強には「古レール」が利用されていて、鉄道の雰囲気を伝えます。




Wikiに掲載されていた1978年渚滑駅周辺の国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)です。

赤矢印が機関庫だと思います。

白矢印が転車台でしょう。

そこから放射状に広がる白い跡は扇型車庫の跡のようです。

扇形機関庫があったなんて、大規模な駅施設だったのですね。

駅ホームの下に広がる広大な敷地は森林資源などを積み出しするためのストック・ヤードでしょうか。


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