♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■十戒 -自由への励まし22 / 大嶋重徳

2017年09月07日 | Weblog
2017/8/3放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。

 6月には世の光のツアーで福井に行きました。福井での世の光の放送を愛して聴いてくださっている方が集っておられ、友人たちに聴いて欲しいと願っている方々とお会いしました。時折スタジオで収録していると、こんなに朝早い時間にどなたが聴いてくださっているんだろうか、と不安になることがあります。しかし福井では1回の放送を平均7万1千人以上の方が聴いてくださっているそうです。恐らく他の地域でも同じかと思います。すごい数の方々ですよね。7万人の方に一度に集まっていただくことなど難しいですし、7万人の方が一度に入ることのできる教会を作ることも難しいでしょう。しかし3分間、聖書のメッセージをラジオによってお伝えすることができると言うのは何と素晴らしいことでしょうか。各地に行くと、「世の光を聞いて初めて教会に行きました。」「羽鳥 明先生のメッセージによってイエス・キリストを信じるきっかけが与えられました。」という方にお会いすることがよくあります。今回の福音でも、お一人の方が「今日、大嶋牧師が来ると聞いて質問をしに来ました。」と礼拝の開始時間のずっと前に来てくださいました。お聞きすると、ラジオで話している十戒のメッセージをよくよく聞いてくださっての質問でした。しばらくの時間、互いに語り合い、うなずき合い、ことばを交わしました。最後にはお祈りをしても良いですか?と聞くと、「はい。」とおっしゃって一緒に祈りました。しかもそのあとの礼拝にも出てくださり、自分の今に語られているなあと思った、とおっしゃってくださいました。とても嬉しい出来事でした。きっと今日もお聴きになってくださっている方で、難しいことや分かりにくいこともおありかと思います。是非とも番組へとお便りくださると感謝です。またお近くの世の光の集りがあるときは足を運んでくださると嬉しいです。更にお近くの教会をお尋ねくださって、聖書のメッセージの分からなかった所を質問していただけたらと思います。

 聖書には、「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。」(2テモテ 4章2節)ということばがあります。たった5分の番組かもしれません。しかし聖書のことばをお伝えしていると、こんなにも素晴らしい出会いが与えられます。私も今まで訪れた岩手、岐阜、福井でお会いした方々の顔をしばし思い浮かべながらマイクに向かいます。来年は広島にも伺います。今日もラジオの向こうで聴いてくださる方お一人おひとりの方のことをお祈りしています。

  ( PBA制作「世の光」2017.8.3放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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■この終わりはどうなるのでしょう / 福井 誠

2017年09月06日 | Weblog
2017/8/2放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「この終わりはどうなるのでしょう」です。ダニエル書の12章8節を読んでみましょう。
 私はこれを聞いたが、悟ることができなかった。そこで、私は尋ねた。
  「わが主よ。この終わりは、どうなるのでしょう。」


 聖書は様々な文学ジャンルが混ざった書物です。物語文、詩文、そして黙示文学と呼ばれるジャンルがありますねえ。黙示文学は幻や象徴的な表現がたくさん出て来るので読者には難解です。しかしそれは書かれた時代の背景を知らないから、書かれた民族の文学的な特徴を知らないから、ということがあると思いますね。

 今日から取り上げるダニエル章も後半の6章からは特に黙示文学としての特徴がはっきりとして来るところです。前半はダニエルの身に起こった試練を描いていますが、後半は神がダニエルに幻を与えてこれからのことを語り伝えようとしているのです。そこには4頭の獣の幻、雄羊や雄山羊の幻、そして70週の預言などが出てきます。これらの解釈については実際にはいろいろなものがありますが、共通して言われていることを簡単にお話すると、それらは終末・世の終わりについて語っており、バビロン帝国、ペルシャ帝国、ギリシャ帝国そしてローマ帝国に代表されるこの世の国々の帝国的な支配がやがて終わりとなり、イエス・キリストによる神の国の支配に取って代わるのだということです。そしてその終わりの時までには様々な苦難の時も来ると言うことを言っているのです。そこでダニエルはそのメッセージを受けながら、「わが主よ。この終わりは、どうなるのでしょう。」と神に不安な思いを告白していますねえ。しかし大切なのは、人生に困難はつきもの、どんな困難が起ころうともそれに振り回されずに思慮深く先を見越して歩むことでしょう。

 神が幻で言われました。苦難は三年半である、と。つまり限りがあるということです。すべてこの世の出来事は神の意図の中で起こっていること。神はダニエルに、終わりまで忠実に歩み、神の安息の祝福に入るように勧めています(ダニエル書 12:13節参照)。神に信頼し、どんな物事にも振り回されることなく、与えられている一日を感謝しつつ大切に生きていきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2017.8.2放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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■宿駅(しゅくえき)/ 板倉邦雄

2017年09月05日 | Weblog
2017/8/1放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「宿駅(しゅくえき)」という題でお話ししましょう。 道の駅と言えば、現代では知らない人は居ません。ドライブインのことです。では宿駅とは何のことでしょうか。イスラエルの人々が40年の荒野の旅路で宿営した場所のことです。民数記の33章です。

 さて指導者モーセは宿駅を書き留めるように主なる神様から命令を受けました。そして神様の命令に従ってエジプトのラメセスから出発してから、モアブの平野に宿営するまでの宿駅を書き留めたのです。何と40年の旅路で宿営した宿駅は40ヶ所に及びました。喜びのバケツ一杯と悲しみのバケツ一杯ずつ、私たちの人生への旅には神様から与えられているとよく言われますね。モーセは宿駅を書きながら40年の旅路に伴ってくれた神様の恵みと試練による訓練を思い出したに違いありません。特にエジプト人の目の前を生き洋々と旅立った日、紅海での試みと奇跡の救出、すなわち紅海の中を渡った事件です。また民の飲む水がなかった宿駅もありました。食中毒で多くの人々が死んで行きました。姉のミリヤムと兄のアロンは荒野の旅路で亡くなりました。苦楽を共にした兄弟姉妹との地上での別れは悲しくまた寂しいものです。

 私事になりますが、今から45年前、妻と共に新しく教会を開く開拓伝道を始めました。25才の時です。まさに荒野の40年を過ぎたところです。様々な宿駅がありました。集会場を転々と移りました。今の場所は5番目の宿駅となります。「うるせえ!」と隣人に言われ移転し、スリッパの脱ぎ方が悪いと集会場を後にしました。開拓伝道の苦楽を共にした教会の兄弟が8年目の34歳の若さで妻と二人の子どもを残して天国へ旅立ったのは無念でなりませんでした。ラジオの前の皆さんも、それぞれの人生の宿駅があることでしょう。どうかそれぞれの宿駅に神様の導きという札が立ちますように心から祈ってやみません。
  (PBA制作「世の光」2017.8.1放送でのお話より )

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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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■障碍児教育の母 石井筆子 / 岩井基雄

2017年09月04日 | Weblog
2017/7/31放送

  世の光の時間です。変わりありませんか? 岩井基雄です。月の最後の月曜は歴史の中を歩んだクリスチャンの生涯から学んでいますが、今日は知的障碍児教育を使命とした石井亮一の妻・石井筆子について学んでみましょう。

 筆子は男爵の長女で、華麗な少女期を過ごしていました。東京女学校を卒業した後、日本初の海外女子留学生の一人となり、津田梅子らと共に近代的女子教育の先駆者となりました。帰国後は鹿鳴館の華と褒めそやされ、何不自由ない生活を送っていたのです。しかし結婚後、彼女に与えられた三人の娘はすべて虚弱児でした。そして自分の夫や娘たちと死別した筆子は豊かな生活に別れを告げ、福祉の道に生きることを決意したです。

 そのような中で筆子は滝野川学園で知的障碍児教育を行なっていた石井亮一と出会い再婚します。そして亮一と共に知的障碍者の教育、心も生活も愛のケアをする福祉の道に進んでいくのです。後の女子学習院の教諭を務め、後の津田塾大学の前身の学校長も務めていた筆子の助けを得て、学園の事業も少しずつ発展していきました。それでも滝野川学園の運営は安定しませんでした。1921年には園児の失火が元で火災を起こし、園児数名が死亡する事故が起きてしまいます。学園の閉鎖を決意した石井夫妻でしたが、その時多くの人々から激励と義援金が送られ、継続を改めて決断します。更に働きを財団法人化する動きが始まり財界からは渋沢栄一も支援し、実現しますが、それでも財政は厳しく、昭和恐慌の影響からも莫大な負債を抱えてしまいます。石井家はもはや破産状態でした。それでもこの滝野川学園の評価はますます高まり、神様の不思議な助けを受けて神様の愛を届ける学園の働きは豊かに用いられていくのです。

 体調を崩した石井亮一が亡くなった後、学園の働きは筆子が継承し愛の働きを続け、第二代学園長に就任します。筆子の明るさと聡明さが痛みを抱える子どもたちに大きな励ましと力を与えていったのです。

 聖書のことば
 「忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。
        新約聖書 ヤコブの手紙 1章4節

   PBA制作「世の光」2017.7.31放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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■イエスはキリストか? / 羽鳥頼和

2017年09月02日 | Weblog
2017/7/29放送


 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今日も先週に引き続いて新約聖書のヨハネの福音書からお話しします。今日はヨハネの7章から、人々がイエスを何者と思っていたのかを見てみたいと思います。

 イエスについての見解はこの時大きく分かれていました。エルサレムのある人たちは、イエスが救い主キリストとは信じられませんでした。イエスは普通の人だとしか考えられなかったのです。彼らはこう言いました。「あの人はナザレの町からやってきたことを俺たちは知っている。彼が救い主とは信じられない。」 更にイエスを捕まえて殺そうと考えた人達もいました。彼らはユダヤ人の指導者達でした。そしてその頃、多くの人たちはイエスを信じていました。しかしその事を公然と話すことはしませんでした。そして彼らはイエスのことばに戸惑うこともありました。

 イエスは人々に言いました。「しばらくの間、わたしはあなたがたと一緒にいて、それからわたしを遣わした方のもとに行きます。」 それを聞いた人々は戸惑って言いました。「イエスはどこへ行くのだろう。」 このときイエスはご自分を遣わされた父なる神がおられる天に帰ることを教えられたのです。しかしイエスを信じた人々もその事が分りませんでした。

 このことからもうしばらく経って、イエスは指導者たちの策略により捕えられ十字架で殺されてしまいます。けれど三日目に復活し、その後このことばの通り天に帰られたのでした。十字架につく直前にイエスはご自分が天に帰られることについて弟子たちにもう少し詳しく話されています。

 イエスは弟子たちにこう言われました。「わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。」(ヨハネ 14章2節) 十字架によって救いを与えてくださるイエスは、天に帰り、そこに信じる人たちのために住まいを備えてくださるのです。イエス・キリストを救い主と信じるならそのイエスが備えてくださる素晴らしい神の住まいにずっと住むことができるのです。明日は日曜です。お近くのキリスト教会にぜひいらしてください
 
(PBA制作「世の光」 2017.7.29放送でのお話より )
 
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■赦しの宣言 / 関根弘興

2017年09月01日 | Weblog
2017/7/28放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 
 あるお医者さんがこんなこと言われました。「私のもとに来る患者の半分は、薬も手術も要らない人たちです。彼らに必要なのは赦しということです。」 赦されていないという罪責が身体の健康さえも損なっているという訳ですねえ。とても考えさせられました。

 ある時に、イエス・キリストがカペナウムという町のある家でお話をしていました。大勢の人たちが家に押しかけてきたんです。するとどうでしょう、イエス様がおられる真上の天井がガサガサ、ガサガサ、音を出し始めたんです。すると天井が剥がされて何と身体が麻痺して動くことのできない人を乗せた担架が四人の人によって吊り降ろされてきたんです。まあびっくり仰天ですね。イエス様は天井から吊り降ろされた病人に、「子よ。・・・あなたの罪は赦された。」(マタイ 9章2節、参照マルコ 2章5節)と言われたのです。イエス様はこの病人を見て、この人にとっての癒しはどこから来るのか、それは罪が赦されるということから来る、ということを知っていたのです。ですから、「子よ。・・・あなたの罪は赦された。」と宣言なさったんです。人は魂の最も深いところで、赦されているということを確信していなければ、相変わらず人生は麻痺したものになるということをイエス様は御存知だったんですね。

 しかし赦すということは決して綺麗ごとではできません。赦すということはその背後に大きな犠牲と痛みが伴います。イエス様が「あなたの罪は赦されました」と言われるとき、それは決して口先だけのことばではありませんでした。それはイエス・キリストが十字架の上で私たち全ての人の罪を背負い身代わりとなって死なれたからこそ発せられることばなんです。「わたしは人々の罪の赦しのために十字架にかかるのだ。わたしはあなたの罪を全部背負って身代わりなってあの十字架につくのだ。そしてわたしはそのことのゆえに、あなたに罪の赦しを宣言するのだ。わたしの十字架の身代わりのゆえにあなたを赦そう」とイエス様はおっしゃるんですね。イエス様は「子よ。・・・あなたの罪は赦された。」と宣言した後に、「立ち上がって床をたたんで歩け」(参照 マタイ 9章6節、マルコ 2章11節)と言われました。イエス様の赦しの宣言は、あなたを立ち上がらせ新しい人生へと歩ませる大切な一歩となっていくんですね。

 (PBA制作「世の光」2017.7.28放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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