♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■のがれの町 / 板倉邦雄

2017年09月19日 | Weblog
2017/8/15放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「のがれの町」という題でお話ししましょう。

 子どもの頃、兄に悪さをして追いかけられた時、私にとっての逃れの町は母親でした。主なる神様はイスラエルの人々のために逃れの町を設けてくださいました。主なる神様はモーセに言われました。「カナンの地に入るときは、あなたがたのために町を選んで逃れの町とし、誤って人を殺した者をそこに逃れさせなければならない。これは人を殺した者が会衆の前に立って裁判を受けないうちに個人的な復讐心によって殺されることのないためである。」
 恨みもないのに思わず人を突いたら転倒し頭を強打して死んでしまうこともあります。あるいは木を切っていたらその木が倒れて側にいた人を直撃し死んでしまうこともあるでしょう。故意ではない殺人を犯してしまう人々のために神様は逃れの町を備えてくださったのです。神様は個人的な感情による復讐やさばきは望んでいない、ということですねえ。

 更にこう付け加えました。「これらの逃れの町はイスラエルの人々と他国の人及び寄留者のために逃れの場所としなければならない。すべて誤って人を殺した者がそこに逃れるためである。」
 神様は何と恵み深く心の寛大なお方なのでしょうか。外国人であっても一時滞在者であっても逃れの町へ逃げ込むことができる、と約束してくださったのです。逃れの町は全ての人々に解放されていたのです。

 さて、故意ではなくても、たとえ故意あっても、罪を犯した者たちのために逃れの町があります。それがイエス・キリストの十字架の門ではないでしょうか。この狭い門を通る人は、罪が赦され裁きに遭うことなく永遠のいのちが約束されます。両手を広げて手に何も持たないで十字架の門を一人でくぐるのです。くぐった目の前に神の町・都が広がっているのです。

 「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。
    ヨハネの福音書3章16節 (口語訳聖書)

  (PBA制作「世の光」2017.8.15放送でのお話より )

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