♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■将来と希望の計画 / 関根弘興

2017年09月08日 | Weblog
2017/8/4放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
  今月は旧約聖書 エレミヤ書29章11節のことばをご一緒に味わっていきましょう。
 「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。----主の御告げ。----それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。
 
 このことばを記した預言者エレミヤ、彼の生きた時代は、国は存亡の危機にあり、ついにはバビロニア帝国に滅ぼされてしまうという、まあ絶望的な時代だったんですねえ。こうした国が滅ぼされていくという悲しみの過程の中でバビロニア帝国は何度も、ユダヤに住む人たちを強制的にバビロンに捕らえ移していったんです。それをバビロン捕囚と言うんですねえ。強制移住を強いられたユダヤの人たちは、もはや将来も夢も希望も何も見い出すことなどできない状況にありました。でもそんな捕らえ移された人々に対してエレミヤは手紙を書き送ったんですね。その内容は驚くべきものでした。
 「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。----主の御告げ。----それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。

 誰一人、将来や希望など見いだすことができないような状況の中で、エレミヤは私たちが信じている神様は災いではなく平安と将来を与える計画を一人ひとりに立てているんですよ、と語ったんですね。「いやあー、既にもう災いのど真ん中にいるではないか」と反論が帰ってきそうですよね。でもエレミヤは、人が何と言おうが、どのような状況の中であろうが、神様は平安を与え将来と希望を見つめて生きてことができるんですよ、と語り続けたんです。

 そしてこの約束のことばはこうしてラジオを聴いているあなたにも語りかけられている神様の約束のことばなんですね。私たちの神様は災いをもたらす神様ではなく、今は災いとしか見えないような苦しみの中にあったとしても、希望を与え、将来を与え、あなたのためにそうしたものを計画しているそういう神様なのだと教えているのです。エレミヤは、あなたの将来には希望がある、と語り続けました。これが神様からあなたへのメッセージなんですね。

 (PBA制作「世の光」2017.8.4放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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