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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■落雷で友を失い / 板倉邦雄

2014年12月17日 | Weblog
2014/12/17放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。

 今日は「落雷で友を失い」という題でお話ししましょう。

 今日はイエス・キリストに出会い人生の生き方が180度変わった人物を紹介しましょう。その人の名は16世紀の宗教改革者マルチン・ルターです。

 マルチン・ルターは15世紀の後半、1483年、ドイツの山と森に囲まれたアイスレーベンで生まれました。父親の期待に応え、22歳でエルフルト大学で法律学修士の称号を与えられ、将来を期待されていたのです。修士号を取ったマルチン・ルターは友人のアレクシスと一緒に故郷へ帰りました。そしてその帰り道、マルチン・ルターの生き方を変える出来事が起るのです。森の中の道を歩いていた時でした。急に森の木々がざわめき、空は曇り、ピカーっと稲妻が走りました。ピカーっ、また一つ。次の瞬間、雷鳴が森の上で爆発しました。激しい雨が滝のように降り出したのです。その時でした。「マルチーン!」という友の叫び声が聞えたと同時に、マルチンの体も飛ばされ、地面に叩きつけられたのです。友人のアレクシスは落雷の直撃を受けて息を引き取っていました。恐怖の心で体は震え、死の恐怖が彼に覆いかぶさったことでしょう。

 マルチン・ルターは雷鳴の轟く中でその場にひれ伏して祈りました。「神よ。私を罪より救い出し、神の子としてくださった主よ。どうか助けてください。神様の御心に従って、生涯、修道士として神に、人々にお仕えします。」 友人のアレクシスは死んだ。それなのに私にはいのちが与えられている。友人のいのちを受け継いで、神に仕える修道士になろう、と彼は決意したのです。

 私も17歳の時、クラスメートの友人を鉄道自殺で失いました。その友人の死を通して、人はなぜ生きるのか、人生の意味と目的は何か、を考え始めたのです。そして18歳の春、救い主イエス・キリストに出会いました。友のためにも、そして自分と同じように悩む人々のために、建築士の道から伝道師の人生へと変えられたのです。

 (PBA制作「世の光」2014.12.17放送でのお話より )

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