2025/4/12放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
ルカ福音書8章からゲラサの地に住む悪霊に憑かれた男性の物語を見てきました。沢山の悪霊を追い出されたイエス様の出会いが描かれています。豚が悪霊に取り憑かれ、けたたましく水に飛び込んで行った後に静けさが来ました。そして彼は服を着て、正気に戻って座っていたのです。
私たちもキリストの十字架を受け入れるとき、私たちの罪ある人生が死んで正気を取り戻すのです。そしてイエス様と新しく生きる。イエス様が今週、私たちに見せようとされているあなたの本当の姿は「神に赦されて、神の静けさのなかにいるあなた自身の姿」です。神と共にいる自分の姿に私たちの本当の自分がいます。クリスチャンとはこの、キリストの十字架に赦された本当の自分を見出した人のことです。
彼はこの地を去って行こうとされるイエス様に「お供をしたい」と伝えました。人から離れ、墓場で暮らし、「誰かと生きていこう」とは思えなかった彼が、「お供したい」と思える人と出会えました。「神など自分を苦しめる存在ではないか」と思っていた彼が、「神と一緒に生きていきたい」と思ったのです。神への不信が消えました。「ついていきたい。」
しかしそのように求める彼にイエス様は、「あなたの家に帰って、神があなたにしてくださったことをすべて、話して聞かせなさい」と言われました。
冷たいことばでしょうか? そうではありません。墓場で生きていた彼にとって、神と共に生きる生活とは、彼の日常の中で、彼の家族の中で、彼と共に生きる友人の中で、幾つもの顔を使い分けて生きるのではなくクリスチャンという一つの顔を持って生きていく。これが彼の本当の人生の「救い」でした。
イエス様は今日、私たちを、幾つもの顔を使い分けて生きるのではない、宗教的に閉じこもった世界で生きるのではない、と語りかけておられます。あなたがあなたの置かれている場所で、ラジオを聴いてくださっているその場所で、あなたが神に愛され、赦されて生きていく。これがあなたの本当の姿です。
この本当のあなたの人生を生きていきたいと思われませんか? イエス・キリストを受け入れるとき、あなたは本当の自分の人生を生きていけるようになるのです。
( PBA制作「世の光」 2025.4.12放送でのお話しより )
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