♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■新しい愛することの戒め

2009年03月12日 | Weblog

世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。

 今日のバイブルメッセージは「新しい、愛することの戒め」です。

 それでは聖書の中のヨハネの福音書13章34節、35節から読んでみましょう。
 「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。もし互いの間に愛があるなら、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるのです。

 イエスは弟子たちに「新しい戒め」として「互いに愛し合うこと」を教えられました。 「新しい」というのは、これは重要な戒めであることを特に心に覚えて欲しいということです。

 しかしながら愛し合うというのはなかなか難しいものですね。 正直に自分の姿を振り返れば、どうも自己中心な性質が邪魔をして人を純粋に愛する力に乏しいと思わされることがあるものでしょう。 苦労すれば人の気持ちが分かるようになるとは言われますが、苦労しても人を愛するようになれるかどうかは別であると思います。 苦労によって逆に心がひがみっぽくなる、そんな現実が人間にはあるように思います。 どこまでいっても人間というのは自分が一番大事、自分が一番愛されたいものでしょう。 ですからどこかで満ち足りるほどに十分愛されて心にゆとりが出来ない限り、人は心から他人を愛することができないものではないでしょうか。

 このことばを書き留めたヨハネという人は「雷の子」つまり癇癪(かんしゃく)持ちであるとあだ名された人でした。 人を愛するには程遠い人物だったようです。 ところが後にヨハネは「愛の人」と言われるほどに人を愛し、人に愛を教える弟子となりました。 なぜそうなれたのでしょうか。 その秘密はヨハネがイエスに愛されたという心の豊かさを持っていたからです。 私たちが本当に神に愛され大事にされていることが分かる時に私たちは神と同じように人を大事にする者となることでしょう。

 ですから神の愛の戒めを私たちのものとするためにも、まず聖書を読み、神がどれほど自分を大事にしているかを知っていただきたいと思います。

  (PBA制作「世の光」2009.3.12放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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