世の光の時間です。 お変わりありませんか？ 岩井基雄です。
世界全体に不況の波が押し寄せ、厳しい状態を余儀無くされている方も少なくありません。 悲しみや恐れを抱えつつ、不安で眠れない夜を過ごしている方もいらっしゃるでしょう。 今日は、本当の平安と喜びについてお話ししたいと思います。
それでは旧約聖書の詩篇4篇7節から8節をお読みします。
「あなたは私の心に喜びを下さいました。それは穀物と新しいぶどう酒が豊かにあるときにもまさっています。平安のうちに私は身を横たえ、すぐ、眠りにつきます。主よ。あなただけが、私を安らかに住まわせてくださいます。」
神様が私たちの心に与えてくださる喜びは物質的な豊かさや経済的な祝福に優(まさ)るというのです。 確かに経済的な祝福は私たちに安心を与えます。 しかしそれがどんなに不安定なものかを今の時代が私たちに警告しています。 私たちがどんな状況にあってもぐっすりと休むことができる秘訣は神様が与えてくださる平安によるのだ、と聖書ははっきりと語っています。
私は牧師になる前、公立中学校の教師をし、結婚もしていました。 教師を辞めて牧師になるための学校に通いだした時、経済的には闘いが始まりました。 教師の時に貯えたものが尽きて、財布の中身が数十円しかない時もあったのです。 でも神様は不思議な方法で私たちを守ってくださいました。 お隣の方が野菜を下さったり、教会の方からお米を頂いたり、現金書留が届いたり、それも本当に必要な時、絶妙のタイミングで与えられたのです。 神様の御手が私を守っていてくださることを心から味わうことができたのも、この貧しさの中を通された時でした。 そして物質的な満たしに優る喜びを神様は私の心に与えてくださったのです。 それは永遠の神様が私たちを愛し支えてくださる、という喜びに満ちた平安でした。 その平安は何物にも変えられないのです。
愛なる神様だけがあなたに本当の平安を与えます。 この神様にあなたもぜひ心から信頼してみませんか？
ではまた聴いてください。
(PBA制作「世の光」2009.3.13放送でのお話しより)
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