世の光の時間です。 いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。
今からおよそ三千年以上も前の聖書の話ですが、エジプトで奴隷として過酷な生活を強いられていたイスラエルの人々は、モーセという指導者を立てて自由を求めてエジプトからみごとに脱出しました。 それは劇的で、当時の人々の大歓声、感動が伝わってきます。
ところが人々は荒野で生活しなければなりませんでした。 いわば難民生活です。 それは疲れます。 いつ獣が襲ってくるかという危険に怯えました。 それに荒野での食べ物は毎日、マナと呼ばれる甘いせんべいのようなものだけでした。
ついにある日、人々の口から不平不満つぶやきが噴出したのです。 「またマナかあ、ああ肉が食いたい。 エジプトにいた時はただで魚を食っていたことを思い出す。 きゅうり、すいか、にら、たまねぎ、にんにくも食いたい」 エジプトを離れる時に捨ててきたものが思い出されて、「肉をくれ、肉を食べさせてくれ」と人々はモーセに向かって泣き叫んだのです。 (民数記 11章4-6節参照 )
困ったモーセは神に相談しました。すると神はこう言われるのです。 「主(神)の手は短いのだろうか。 わたしのことばが実現するかどうかは、今わかる。」 民数記 11章23節
神は人々の願い通りにされました。 季節風に乗って海の向こうから大群のうずらが渡ってきて宿営地に降りたのです。 人々は飽きるほど鳥肉をたべました。
ところが皮肉なことに疫病でたくさんの人が死んだのです。 荒野には荒野の食べ物がふさわしかったのですが一度人の心に芽生えた欲望が悲劇をもたらしたのです。 「肉が食べたい」 そう過去にしがみついて未来を失ったのです。
この時の人々の愚かさは決して他人(ひと)事ではありません。 私自身の姿です。 あなた自身の姿かもしれません。
「いま持っているもので満足しなさい。」(ヘブル人への手紙13章5節) そう神は言われます。 なぜなら現在がどんなに困難であっても神は決してあなたを見捨てないからです(ヘブル13章5節参照)。 神の手は決して短くありません。
この神を求めて、ぜひお近くの教会を訪ねてみてください。
( PBA制作「世の光」2009.2.14放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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