中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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8日の読売新聞から抜粋します。
イカが海から飛び出し、体内にためた水を体外に噴射するジェット推進で加速し、ひれを使ってバランスを整える高度な「飛行行動」を行っていることが、北海道大大学院修士課程の村松康太さん(24)らのチームが撮影した連続写真の解析で確認された。
イカが水面から飛び出すことはこれまでも知られていたが、一連の過程を連続写真で解析して論文にまとめた点が評価され、今月5日付の海洋生物専門誌「マリンバイオロジー」電子版に掲載された。
村松さんによると、イカの飛行は、〈1〉飛び出し〈2〉噴射〈3〉滑空〈4〉着水――の4段階に分類できる。飛び出しや着水時には腕や頭のヒレを折りたたんでいるのに対し、滑空中には広げており、体を持ち上げる「揚力」を生みだしていた。一方、スミを吐いたり、速く泳いだりする時に使う「漏斗」を用いた海水のジェット推進も、水中と空中の両方で行っていた。
撮影したイカはスルメイカの仲間とみられ、時速約36キロ・メートルまで加速して高さ2~3メートルに達し、3秒間で約30メートル飛行したと分析された。村松さんは「捕食者から逃げるため、飛行能力を発達させたのだろう」と話している。
詳細なイカの飛行行動を明らかにしたのは世界でも初めてだそうで、今回の研究で、イカは高度に発達した飛行行動を持つことがわかったとか。
私がびっくりしたのは、身近な存在であるイカのことが意外に知られてなかったってこと。そして、飛んでいる姿がとても美しいこと。
詳しい説明と画像は、北海道大学総務企画部広報課のPRESS RELEASE (2013/2/7)を見てね。
水面から飛び出すときは、水の抵抗を小さくするためにヒレを外套膜に巻き付けて腕もたたみ、吸い込んだ水を噴出口から勢いよくはき出す。
空中では水を噴射し続けて空中でも加速し、ヒレと腕と腕の間にある保護膜を広げて揚力を生み出す。
水の噴射が終わると、バランスをとりながら空中を滑空する。
着水時は、水面から飛び出すときのようにヒレを外套膜に巻き付けて腕もたたみ、少し前傾姿勢をとって着水の衝撃を小さくする。
うーん、合理的だ。
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