土日はとにかく混む。わかっているのに、なぜか「那須家さんに行くほうがいい」とだれかがささやくんだな、日曜日の夕方に。
昨日の5時半ごろ行ってみたら満員。いつもならこれであきらめるのに、「今日行ったほうがいい」とまた……。
7時ごろに再チャレンジしたらやっぱり満員。あきらめたほうがいいよねと確認したら、「行くほうがいいよ」と……。
我ながらしつこいなあと思ったけど、7時半ごろまた行ってみた。ちょうど大勢さんがお帰りになったみたいだけど、待ってるお客さんが3組も。
「はいれますか」と尋ねてみたら、「ちょっとお待ちいただければ」とのことなので、また出直すよりはと待たせてもらったら、ほどなくいつものカウンターに着席できました。
待ってる間に目についたのが、「どんこの煮つけ 530円」というお品書き。あまりお高くない値段から、しいたけの高級品のどんこ(冬菇)を煮つけたものかなと思い、それを注文するつもりになってたら、ざるにのってる魚が見えた。さて、しいたけか魚かどっちかなあと思って注文してみたら、お皿からはみ出すぐらい大きい魚の煮つけがドーン。
なんとまあこの値段で元が取れるンかいな。よけいなお世話だが。
このドンコはたぶん海に住むエゾイソアイナメ。淡水産のドンコってのもいて間違えられやすいらしいよ。たまたま手に入ったそうで、「そのときに見つけたおいしいものメニュー」だから量はないらしい。出合えてラッキー。
やわらかい白身のお魚、おいしくいただきました。きもがまた美味。麒麟山・特別純米も、宗玄・純米原酒も、花垣・純米も、鮎正宗もおいしくいただきました。感謝。
「那須家さんに今日行くほうがいいよ」としつこくささやいただれかってのは、私の食い気と飲み気だわねえ、きっと。
私にささやいてくれるのは食い気と飲み気だけのようですが、えみをさんには何か別のとってもよいものからのささやきが届いているのですよ、きっと。いいですねえ。