今の日本、色々な局面で、退行傾向が目立っている。
もちろん、素晴らしいこともあった。
たとえば今年度における日本人のノーベル賞。4人の科学者が受賞され。まさに画期的なことで、世界に誇れるほどの慶事だった。
そんな一面がありながらも、退行傾向にありそうに思えてならない。
オリンピックのメダルの数が減ったとか、大相撲はモンゴル勢にやられているなども気になるが、もっと根幹のところに問題が出ている。
たとえば、北朝鮮の拉致問題。一向にラチが明かない。
中近東などの日本人誘拐事件では、あれほど喧噪するメデイアも、拉致問題に関しては、すっかり腰を引いている。無策な政府を叩きもしない。
政府や外務省が裏側でどんな策謀を計っても、結果が出なければ言い訳もできない。
国民の意識も高まっていない。家族会の人たちが悲痛な声で訴えているのに、国民の側には意識の高まりがあるのだろうか。
かく言う私も、何もできずにいる。
領土問題もしかり。北方領土、竹島、尖閣諸島などが惨めな形になっているばかりか、このごろは、対馬の土地買い占め問題まで浮上してきてしまった。
首相が「世界第二の経済大国」と叫んでみても、金融不況の波は被ってしまった。言葉ではしゃいでいても、実績がなければ説得力はない。
ましてや、国際的な影響力はない。
また、経済問題だけで、国民の意識は変わらない。
この弱気な日本の病巣は、一体どこに根っこがあるのだろうか。
自虐史観に洗脳さてしまった国民の胸に、罪の意識が深く巣くっているのだろうか。
それとも、防衛力が弱いからか。
単なる無気力か。
国民の側に責任があるわけではない。政治家、官僚、メデイアの側の正しい眼と具体的な行動がないのだ。
だから国民も覚醒しない。動かない。
この際だから、拉致問題の一点主義で、早期解決をしたらどうだろうか。
ご家族の苦しみは痛いほど分かる。由々しき人権侵害だ。
しかも、国権が侵害されているのですぞ。
国民の生命と財産、国土を守るべき国は、何をしているのだろうか。
拉致問題の解決をキッカケとして、この退行傾向にストップをかけなければならない。
そうしないと、日本という国がなくなってしまいそうだ。
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