時節柄、喪中の挨拶を頂いている。
特別な例を除けば、亡くなった方は、70歳後半以上の方が多い。つまり、私と近い年齢の方だ。
70歳代の前半のころまでは、さほど意識することもなかったが、さすがに80歳を超えると、「いよいよオレの番が来たなァ」と思ったりする。
このようなことを書くと、友人たちに叱られたりもするのだが、厳然たる事実だから仕方がない。
決して後ろ向きになったり、弱気になったわけではないのだ。
「ぜひ東京オリンピックまでは………」
そんなことは思わない。人によってさまざまなのだろうが、私が終止符を打つにあたり、オリンピックは何の意味も持たない。
「家族との別離」のタイミングのほうが重大だ。社会性が薄れてきたということ。
かつて孫たちに、「結婚式で『乾杯』を歌う!」と大言壮語してきたが、もとより自信があってのことではない。どう考えても無理だ。
3人の叔父、伯母が、90歳を超えて元気だ。甥の最年長である私は、今のところ、元気なフリをしている。
とは言えこの頃は、寒さのせいか、ゴルフやカラオケから遠ざかってしまった。情けない限りだ。
健康の維持と気持ちのありようには、深い関わりがあるそうだ。
あまり弱気にはならず、自信過剰にもならず、丁寧に日常を過ごすことにしよう。
このような駄文を書いては、おのれを鼓舞している次第。
お目障りなムキには、お詫びを申し上げたい。
昨夜、長野市のビックハットにおいて、フィギュアスケートNHK杯のエキシビションが行われた。
羽生弓弦選手ほか、表彰台に上った選手達の豪華な滑りを見ることができた。
それぞれの大輪が華やかに拡がった。
若さは素晴らしい!彼らの今後に期待したい。