新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

今日から十二月

2015年11月30日 20時07分08秒 | 写真と俳句

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  「今年の冬は、エルニーニョ現象の影響で暖冬」

 そのように聞いていたはずなのに、それどころかとても寒い。

 北海道は大雪に見舞われた。

  しかし、気象予報士たちは、「エルニーニョによる暖冬異変」の説を曲げていない。

 それならそれで、寒がりの私は歓迎だ。

 今日から十二月。緩慢な私を置き去りにして、時間が勝手に過ぎて行く。

 他を容赦しない過酷さより、自信満々なのだろうな。それとも、命令に忠実なだけ?

 予報によれば、今日は昨日よりも暖かいとか。しかも朝から快晴。

 煙突というヤツ、寒い日のほうが存在感がある。

    寒晴れや大煙突の憚らず   ひよどり 一平

 この光景、どちらかと言えば、懐かしい昭和だネ。

 

 

 

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駄文によっておのれを鼓舞

2015年11月30日 06時51分08秒 | 身辺雑記

 時節柄、喪中の挨拶を頂いている。

 特別な例を除けば、亡くなった方は、70歳後半以上の方が多い。つまり、私と近い年齢の方だ。

 70歳代の前半のころまでは、さほど意識することもなかったが、さすがに80歳を超えると、「いよいよオレの番が来たなァ」と思ったりする。

 このようなことを書くと、友人たちに叱られたりもするのだが、厳然たる事実だから仕方がない。

 決して後ろ向きになったり、弱気になったわけではないのだ。

 「ぜひ東京オリンピックまでは………」

 そんなことは思わない。人によってさまざまなのだろうが、私が終止符を打つにあたり、オリンピックは何の意味も持たない。

 「家族との別離」のタイミングのほうが重大だ。社会性が薄れてきたということ。

 かつて孫たちに、「結婚式で『乾杯』を歌う!」と大言壮語してきたが、もとより自信があってのことではない。どう考えても無理だ。

 3人の叔父、伯母が、90歳を超えて元気だ。甥の最年長である私は、今のところ、元気なフリをしている。

 とは言えこの頃は、寒さのせいか、ゴルフやカラオケから遠ざかってしまった。情けない限りだ。

 健康の維持と気持ちのありようには、深い関わりがあるそうだ。

 あまり弱気にはならず、自信過剰にもならず、丁寧に日常を過ごすことにしよう。

 このような駄文を書いては、おのれを鼓舞している次第。

 お目障りなムキには、お詫びを申し上げたい。

 昨夜、長野市のビックハットにおいて、フィギュアスケートNHK杯のエキシビションが行われた。 

 羽生弓弦選手ほか、表彰台に上った選手達の豪華な滑りを見ることができた。

 それぞれの大輪が華やかに拡がった。

 若さは素晴らしい!彼らの今後に期待したい。

 

 

 

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寛厳なるを範として

2015年11月29日 08時54分00秒 | 写真と俳句

 ゴルフをしていて、ボールがあがらなくなってきた。もちろん飛ばない。

 レッスンプロに尋ねてみた。

 「ヘッドスピードが足りないからです」、と、至極そっけない。

 そんなことは分かっていた。ヘッドスピードを上げる方法を知りたかったのだ。

 そのレッスンプロからは何も得られなかった。

 プロにしても、80歳を超えた老人の筋肉やメンタルが分からず、教えようがなかったのかもしれない。

 ふとしたことで仲間からのアドバイスが得られ、忘れていたフォームを思い出し、少しは改善された。

 「老人の境遇は分かってもらえない」と、そんなことを言いたいわけではない。

 ただ、年齢、環境、立場などを超えて理解し合うことは、難しいことなのだ。

 カミさんにすら理解してもらえないことがあるのだ。何よりの証拠ではないか。

 宗教、民族、地勢、歴史、政治体制がそれぞれ異なっている国家間において、完全なる相互理解は困難に近い。むしろ絶望と言えそうだ。

 日本国内においても然り。

 地域、年代、性別、経済環境などによって、さまざまな主張や意見がある。

 高齢者から言えば、社会保障の貧困や今後の不安を訴える。

 若年、壮年層にしてみれば、既得権益に胡座をかいている高齢者との格差に、大いなる不安や不満を抱いてしまう。仕方がないことだ。

 相対する人々に対する理解と寛容さが肝腎なのだが。

    裸木の寛厳なるを範として   ひよどり 一平

 

 

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あっぱれ!弓弦君!!

2015年11月28日 20時44分13秒 | 身辺雑記

 長野市のビックハットで、フィギュアスケートグランプリシリーズNHK杯が行われている。

 そこで羽生弓弦選手(20)が、史上初の高得点322.40点をマークして優勝した。

 門外漢の私だが、テレビ画面に釘付けとなってしまった。

 曲は陰陽師とか。安倍晴明をテーマとしたらしい。和太鼓の音が響く迫力ある曲であった。

 幾つもの4回転ジャンプを跳んだ見事な演技だった。何も知らない私ですら、テレビの前から動けなかったのだ。

 終了後のガッツポーズもよかった。無造作に右手を上げて振り下ろした。

 インタビューでは興奮気味であったが、感謝すべきとこおろは感謝し、すっかり弁えていた。

 表彰式の態度もよかった。2位の中国選手に対する接し方も暖かかったし、3位の日本選手に対しても親しみと敬意を表していた。

 なによりも嬉しかったのは国旗掲揚の場面。彼は口パク的ではなく、しっかり歌っていた。

 昭和一桁純情派にとって、とても昂奮させてくれる夜であった。

 掲げる写真を考えたが、日の丸もぴったりしなかった。

 男性に薔薇は妙だが、白い冬薔薇とした。花言葉は「輝かしく」という説もあるが、ハッキリしたことは分からない。

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無慈悲な背中

2015年11月28日 07時43分05秒 | 写真と俳句

  明るい銀杏並木です。

 精一杯に着飾った銀杏です。

 風もないのに、さらさらと葉を落としています。

   去る人の無慈悲な背中銀杏散る   ひよどり 一平

 なんとも未練がましいハナシですねェ~

 写真は高崎市の銀杏並木。2015年11月16日撮影

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