今朝は寒さが和らいだ様子。ありがたいですね。
ここのところの数日は、とても暖冬とは真逆でした。
しぐるるや示し合わせて地下のカフェ ひよどり 一平
示し合わせたのは誰と誰って………。
余計な詮索はお止めなさいな。
今朝は寒さが和らいだ様子。ありがたいですね。
ここのところの数日は、とても暖冬とは真逆でした。
しぐるるや示し合わせて地下のカフェ ひよどり 一平
示し合わせたのは誰と誰って………。
余計な詮索はお止めなさいな。
ときめきたい!
しかしながら、齢を重ね続けた今、そのようなことがあろうはずはない。
そこのあなた、そんな風に諦めていませんか?
それとも矜恃かな?
もう一度、狭い幅のその小川を、跳んでみましょうよ。
私?そりゃァ無理なハナシ。
葉牡丹のかくもいじらし老いが恋 ひよどり 一平
転勤族だったり都会生活が長かったりすると、自分の生まれ在所を意識しなくなってしまう。
果たしていいことなのかどうか?
大相撲で琴奨菊が優勝したとき、日本出身の力士が10年振りに優勝なんぞと湧いた。
へえそだったけなァと、改めて思った。
カラスたちは、生国を意識しているのだろうか。
お国言葉とか方言とか、そんなことがあるのだろうか。
渡り鳥は国際派なのだろうが、果たしてカラスはどうなのだろうか。
寒鴉名も生国も埒の外 ひよどり 一平
生国を意識せずに生活できる世界が欲しい!
天気に誘われて、うかうかと上野動物園へ。
今や身分証明書を示さなくても、シニア料金だ。
「身分証明書は?」と聞いたところ、「結構です」と言われた。淋しいのか嬉しいのか?
いろいろな動物を撮ったが、うまい具合にはいかなかった。
動物はモデルさんより難しい。ポーズをとってくれない。
北極熊はよく動いてくれた。もちろん、動き過ぎだったので、うまくはいかなかった。
こんな言い訳をするのでは、カメラマンとして明らかに失格。
帰る道すがら、大道芸人のパホーマンスにぶつかった。
見物人が少なかった。青い眼のお嬢ちゃんが3人と十分に若くない女性が2人。
写真を撮る魂胆で立ち止まった。
一区切りの芸が終わっても、拍手をする人はいない。ひたすらじーっと見ているだけ。
気の毒になったので、私は芸の切れ目で拍手をした。
それからが問題。そこから離れられなくなってしまった。
離れようとすると、なんのかのと言って、引き留めにかかるのだ。
「もう一つだけお付き合い下さい。これを最後にします」とかなんとか、私は離れそびれてしまった。
いつの間にか30人ほどの見物人となっていた。私はサクラ的な役割を果たしていたらしい。
その内、大道芸人君が大きな升を取り出した。
「私は大道芸人の『太平洋』と申します」と言って升を置いた。
私は大道芸人だと何度も言うので、タダで離れるのでは仁義にもとると思った。
いくら払うべきか?
払うお金は「施し」ではなく、芸を見せてもらった「対価」だ。
寄席ではもっと上手な芸人の芸を見せてもらっている。その芸に比べれば、まだまだ修行中。
「施し」なら「札」もあろうが、「芸の対価」だとすれば「銭」だ。
百円ということもないだろうからと思ったが、その時すでに、千円札が2~3枚入っていた。
面白くもない若い「お笑い芸人」に、キャーキャー言って喜んでいる図と変わらない。
そんなことを思う私は、明らかに時代おくれらしい。
写真に凝るほどに、分野を掘り下げる人が出てくる。
たとえば、鉄道写真や探鳥だ。
そのようなグループは、とかく排他的になりがち。
待っているナワバリのなかに、知らずに入ろうものなら、叱責される。
内心では、「それほどのことかい?」と言いたいが、カメラマンの気持ちも分かるので、引き下がる。当然、こちらの気分はよくない。
探鳥の意固地な男春近し ひよどり 一平