新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

ポインセチアの戸惑い

2008年11月27日 06時12分52秒 | 写真俳句・エッセー

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抱へられポインセチアの戸惑へり

 過日、花店の前を通った。

 もう間もなく12月。

 街は気が早い。もうクリスマス・セールの呼び声だ。

 花店の前を通った。ポインセチアの鉢が、店の中央に顔を揃えていた。

 1鉢の値段は3千円。なんとなくお手頃。

 ふっと、私が買い求めることを想像した。実現性の薄い想像だ。

 いつ?、誰に?

 想像がつかない。

 カミさんに贈ったら、病気になったと思われる。救急車を呼ばれかねない。

 これほど花の写真に憬れている私だが、ポインセチアの鉢は買えない。

 この花は若い娘には似合わない。初老以降のご婦人にピッタリな感じだ。

 どのように思いを巡らせても、贈る相手が考えつかない。

 仮に思いついたとしても、とても実行できそうにない。

 花言葉も凄い。「私の心は燃えている」、「聖なる願い」、「祝福」など。

 迂闊にも、買い求めたとしたら、どうなるだろうか。

   躊躇いつ ポインセチアを抱えたり

     俯きながら 行きつ戻りつ

 こんな展開が想像できる。

 私は世間を窮屈に生きているようだ。

  抱へられポインセチアの戸惑へり  鵯 一平

 気の毒なのは、ポインセチアかもしれない。

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コメント (14)
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